しばらく空いてしまったため、どんな主旨で書いていたか良く分からなくなってきた不定期連載企画「ゲームと私」ですが、今後はゲームの思い出について何だかんだと述べていく記事を目指していこうかと思います。改めてよろしくお願いします。
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一応過去にも4回分程度ありますので、どうぞよしなに。
さて、今日はクリスマス・イブ。夜寝静まっていると、良い子のところにサンタクロースがやってきて、悪い子のところにはブギーマンやらブラックサンタやらがやってくる楽しい日です。
あるときのクリスマス、 幼い頃の私は、今の子どもたちがNintendo Swichを欲しがるように、「ポケモン」や「鬼滅の刃」、「すみっコぐらし」のグッズやゲームを欲しがるように、私もあの名作のゲームが欲しくてたまりませんでした。
……そう、『ゴジラ』です。
当時の私はゴジラシリーズが大好きで、特に好きなのはスペースゴジラというごく一般的な感性を持った子どもだったのですが、あの伝説のハードでゴジラシリーズのゲームが出ることを雑誌で知ったことがきっかけでした。
それは、セガが繰り出した伝説のハードである『ドリームキャスト』で発売された、あの名作ゴジラゲーム。
敬虔なゲーマーの皆さんであれば、今回の話題が何の作品かピンときたと思います。そう、その時私が欲しがっていたのは、名ハードであるドリームキャストで発売された隠れた名作。
『ゴジラ・ジェネレーションズ』です。
※ちなみに当時周辺でドリームキャストをやっている子は僅かで、『ゴジラ・ジェネレーションズ』で遊んでいる子はいませんでした。おかしいなぁ……。
ゴジラといえば、やはりVSシリーズの怪獣たちの戦いが魅力の一つ。当時の私はそんなゴジラの戦いを期待してワクワクしていたのですが、朝起きてクリスマスプレゼントをもらった私の気持ちは全く別のものでした。
「……コレジャナイ」
そう、当時私が本当に欲しかったのは、『ゴジラ・ジェネレーションズ マキシマム・インパクト』だったのです。サンタさん痛恨のニアミス!! 当時の子どもだった私は、正式名称をキチンと把握しないことによる伝達ミスは、致命的なエラーを引き起こすという世の無常さに触れることとなりました。
※こちらも中々にゲーム性がアレだともっぱらの噂であるが、ゴジラ以外の怪獣が敵として出るという特徴がある。
哀しきかなサンタさんの取り違えによって前作がプレゼントされてしまった私は泣く泣くゲームを起動していたのですが、この作品がかなり特殊で、①初めにプレイアブル化されているのは平成ゴジラとメカゴジラ (昔の方) のみ。②ひたすら街を壊していき、自衛隊などの戦車などを倒しつつスーパーXなどと戦うだけ。③そもそも敵の怪獣が出てこない。 という中々に尖った方向性のゲームであったため、当時の私は落ち込み気味でした。
ですが、やっていると街を歩き回って破壊することは結構楽しいし、後半にはスーパーX2やⅢがあのお馴染み自衛隊のテーマと共に進撃してくるなどゲームとしての歯応えもしっかりと、思ったよりも楽しめるものでした。
また、ちゃんと街を破壊できている状態で進めていけば隠しキャラクターも解放されていって遊びの幅が広がる所も良かったです。追加される怪獣も、初代ゴジラ、ミニラ、USAゴジラ (1998年公開のハリウッド映画版、通称:ジラ、エメゴジ) など、かなり独自キャラクターでそれぞれの性能差も面白いところ。
何より、最後の隠しキャラクターが「ジャイアント・芹沢博士」という『ゴジラ (1954)』で登場した、オキシジェンデストロイヤーの開発者であり、ゴジラを抹殺したシリーズ唯一の人物が何故かジャイアント化して参戦しているのです。
といっても、当時の私は芹沢博士をよく知らなかったので、逆に芹沢博士=目からビームを発射したり、躊躇している割にやたらオキシジェンデストロイヤーをぶっ放すおじさん となってしまったわけですが。
他にも、「あつめてコロシアム」なるデフォルメされたゴジラたちが戦う内蔵ゲームをやろうとするも、ビジュアルメモリの使い方がよく分からず断念した思い出など、強く記憶に残っています。
とにかく、間違いで繋がった縁ではありましたが、何だかんだ楽しく遊べた『ゴジラ・ジェネレーションズ』は、サンタさんからのプレゼントの取り違いが起きてしまったとしても、それも案外良い思い出になることがあるんだよということを教えてくれました。
……後の誕生日に、キチンと作品の正式名称を伝えたにも関わらず、今度はソフトの発売日を見誤ったことによって『ボンバーマンジェッターズ』ではなく、『ボンバーマン ジェネレーション』が誕生日にプレゼントされるという「第2回 ジェネレーションの悲劇」が発生するのですが、それはまたの機会にでも。
では、皆さんよいクリスマスイブを。サンタさん各位は、プレゼントの取り違いにはくれぐれも気をつけて下さいね!