ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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【ネタバレ有り感想】『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の良かった点と気になった点を書き連ねてみる

コロナの影響で新年もあまり外出出来ない時間が長かったかと思います。そんな中、映画にも中々観に行けない状況はかなり辛いですよね。

 

もしかしたら、まだ映画館に行けていないので観られていない!という方もいらっしゃるかも知れないのですが、公開からほぼ一ヶ月ほど経ちましたので、『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』のネタバレ有り感想を書いていこうかと思います。

 

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とは言っても、映画の魅力については以前にもネタバレ無し感想でまとめていますので、今回は特にお気に入りのシーンなどを書き連ねる形でいきます。前回と同じ様な点に触れている部分もありますので、以下の記事を先に読んでおくと理解が早くなるかもしれませんよ!! (ダイマ)

 

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

※以下、『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』本編の内容の重大なネタバレが含まれております。未視聴の方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各ライダーとその能力を活かした戦闘シーンが最高!

 

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何よりもまず書きたいのは、やはり戦闘の描写がめちゃくちゃカッコよかったな…ということですね。本編中ではかなり地味な扱いだったバルキリーの面目躍如もされてて良かったです。カッコいいバイクアクションと戦闘を女性ライダーでも披露してたのが最高。ただ、劇場版が良かっただけに、本編では何でバルキリーがあんなにフワフワした立場だったのかが気になってしまいました。

 

個人的に戦闘シーンで一番好きだったのはランペイジバルカンが橋から必殺技を撃ちながら飛び降りて、展開された衝撃避けの羽根が地面に突き刺さるシーンですね。あれが大好きすぎたんですけど!! 何だあのスタイリッシュアクションは!! 確かに無茶苦茶な戦い方が不破さんらしいけども! 男の子が考えるカッコイイ攻撃ランキング上位に食い込んだぞアレは!!

 

あとは、滅が攻撃くらって「やったか!?」からのサソリの尻尾で身体を包んで防御している流れも良かったですね。初期フォームでも量産型にはそう簡単にはやられないという本編ラスボスの風格が出てました。その後に、反撃がFPS視点で回転するのも、いつもより多く回しております感があって凄く良かったです。ちょっとだけ目が回りそうだったけど。

 

というか滅、今回の作品で主人公と元ラスボスのどちらのムーブもやっててズルかったです。キャラがかなり立っててカッコ良すぎる。

 

ネタバレ無し感想記事でも書きましたが、それぞれのライダーの固有能力を存分に活かした戦闘シーンが多かったのも魅力的でした。それぞれの特色を一番格好良く使ってましたよね。仮面ライダーアバドンのアーマーがA.I.M.S.の銃弾を弾くシーンなど含め、細かい所までライダーの装備が活用されていて良かったです。

 

 

 

グロ描写多めの飛電或人 VS 仮面ライダーエデン戦

 

飛電或人 VS エデンも全体的に良い感じでした。ゼロツーをただのやられ役に貶めるのではなく、キチンと善戦はするけれど相手のナノマシン体というトンデモ能力と初見殺しすぎる必殺技でやられるのは理にかなってる感じがありました。相手が詰むまで攻撃が続くという必殺技でゼロツーを倒したエデン、どことなくジョジョのラスボスみたいな決着のさせ方で唸ってしまいました。

 

ところで、メタルクラスタ VS エデンで、エデンの体内にメタルクラスタのバッタを埋め込ませて内側からぶち抜くシーンがナチュラルサイコの戦法で笑ってしまいました。とてもじゃないが子ども向け特撮でやる戦法じゃ無いよアレ。相手がナノマシン体とはいえやってること、武装錬金パピヨンがVS 戦部の時にやったことと同じ類のエグさですよ? でも、そういうことをナチュラルにやっちゃうところが、暴走経験豊富な或人っぽさでもあるかなと思ったり。あの知略での攻略はかなり好きです。

 

エグい描写繋がりなのですが、エデンの変身演出 (全身に血管が張り巡らされていく感じ) とか、血を利用した必殺技、エデンの腕が飛ぶシーン、サーバーにある脳とか、かなりグロテスク描写が多かった気がしました。ナノマシンやアーマー越しだったり、脳などは作り物だと分かるように作られていたのでかなりマイルドにされていましたが。逆に脳内で色々と補完してしまう大人の方がエグく感じたのかな。

 

あとヘルライジングの暴走も相当エゲツなかったですね。或人くん相変わらず暴走させられていて辛い。相手を殴ってへし折れた腕がのたうち回って再生し、動き出そうとする演出が不気味で良かったです。あれ、CGとか一切無しの演技と聞いて震えました。子どもの時に見てたらトラウマになりそう。あと、イズが止めに入ったときの「イッ……イッ……イズ……!」という必死に意識で抑えようとしている反応も悲壮感がありましたね。基本的に或人くんは自己犠牲の精神が強すぎる。

 

 

 

少しだけ気になった点と最高のラストバトル

 

個人的には、エス (理人) が脇腹を押さえながらサーバーに向かうシーンで、ナノマシン体なのに痛みあるの?という点 (もしかしたら、個人的な見逃しがあったかもしれません) や、アズのあれなんだったの? (これは恐らく撮影時期の変更による影響ですかね) とか気になった点もありましたが、ちょっとワガママですね。あとサウザー、おめーの禊はまだだぞ。

 

亡と雷の変身が無かったのはちょっと残念でしたが、あれってコロナの影響で撮影時期が変わったため、急遽追加したシーンらしかったので仕方なかったのかなと思います。出てくれただけで嬉しい!

 

  

ただ、亡と雷の変身はVシネでありそうですし、アズは今後も人類やヒューマギアに悪意の種を蒔くナビゲーターとして暗躍しそうですよね。アズは恐らく予定変更の影響が大きいのだと思うのですが、Vシネで補完されるのかな。

 

 

ラストシーンでは、或人ゼロワンとイズゼロツーが並び立つところが観たかった絵すぎて最高でした。並び立つ姿が「仮面ライダー1号・2号」を彷彿とさせるカットになっていたのも良いです。しかも、リアライジングホッパーが最終回で登場したことで、初期フォームと最終フォームの戦力差が薄くなっていて、それぞれの活躍に違和感なかったのも良かったです。敵がエデンでは無く、仮面ライダールシファーだった点も心置きなくぶっ飛ばせる感じがあってスカッとしましたね。

 

今回の劇場版仮面ライダーゼロワンは、本編よりも『仮面ライダーゼロワン』という物語が辿り着きたかったラストを迎えられている感じがして良かったです。「ヒューマギアと手を取り合って生きられる世界を目指す」と願いながらも一人で奔走していた飛電或人が、様々な仲間やヒューマギアたちと手を取り合って進むのが大事だと改めて気付く、という着地をしたのが非常に綺麗でした。

 

本編のアレコレはとりあえず目を瞑って、飛電或人の物語が無事に幕を下ろして本当に良かったです。ただひたすらに満足でした。