楽しい土曜も過ぎ去って、あっという間に日曜日です。土曜の夜は楽しみな気もするのですが、日曜日が終わって月曜日のことを考えるとちょっとだけ憂鬱にもなります。
それはさておき、前回の「ナポリの男たち」紹介の続きです! 後編では、この4人グループの個人的に思う魅力をお伝えしていこうと思います。各メンバーの個人活動に関しては、前編でまとめてありますのでそちらもどうぞ!
yanyantukeboono.hatenablog.com
前の記事でも説明しましたが、 個人の動画でも強い個性を発揮する4人が集結して、そりゃあ面白くならないわけがないのです。しかも、4人でいると楽しそうにしているところがまた良いんですよ (初期は若干緊張感のある様子でしたが)。みんなでゲームや企画を楽しむ姿、介護疲れに効きますね~ (※「介護疲れに効く」というのは、当グループ結成時に、動画コンセプトとして挙げていたもの)。
改めてになりますが、「ナポリの男たち」はニコニコ動画とYouTubeで現在も活動中です。ニコニコ有料チャンネルでは毎週土曜日に生放送を行っており、アーカイブも動画化されています。月額550円で会員登録出来ますので、興味のある方は以下からどうぞ。
ゲーム実況の枠を超えた自由な動画とチャンネル放送
彼らの魅力は、動画やチャンネル放送での「企画力」と「エンターテインメント力」の高さです。ゲーム実況でコントをしたり、同時進行で別バージョンのポケモンを進めて対戦したりと、動画などでも様々な面白企画を実施されています。これがどれも面白いんですよ。
動画では、4人グループという強みを活かした協力プレイは勿論、個別パートと全体パートの2部構成や、メンバーが交代で休憩しつつ行う周年記念の長時間配信、プレイヤーとガヤが分かれている「ナポリの男たちの挑戦」シリーズなど、グループだからこそ出来る面白い構成の動画が盛りだくさんです。
ニコニコ有料チャンネル生放送 (以下、「チャンネル放送」と略す) では、自作歌詞 (蘭たんさんが作詞担当) の歌を披露しています。今年は自作歌詞だけではなく、作曲とミックスも外注し、遂に完全オリジナル曲を披露していました。ゲーム実況者……?
対戦負けたらポケモン没収!初代4色バトルロワイヤルの旅 #1
歌ネタからも分かる通り、彼らはゲーム実況だけではないコンテンツも多く作り出しています。それを存分に楽しめるのは、やはりチャンネル放送での企画ですね。スナックを開店したり、歌劇団としてミュージカルを披露したり、自身の黒歴史をノベルゲームとしてこしらえてきたりと、本当にエンターテインメントに事欠かないのです。
10回分毎の見所をまとめた動画がYouTube、ニコニコ動画に投稿されていますので、有料チャンネルの会員登録をしなくてもある程度は楽しめます。最近はYouTubeの公式切り抜きチャンネルも出来ましたので、そちらでも内容を知ることができますよ! また、一部のチャンネル動画は無料公開もされていますので、会員登録を迷っている方は参考にすると良いかもしれません。
ちなみに私もチャンネル会員なのですが、個人的に一番好きな企画は、第87回の「短編小説」 (この回のメイン企画ではありませんが)、第119回の「勝手に動画編集」、第153回の「ボクササイズ」などです。
小説回では、hacchiさんの掌握小説作品である「雄すぎ」が、文章が本当に文学作品並みのクオリティで見入ってしまいました。ちなみに、第161回では「雄すぎ」が朗読作品にもなっていて、shu3が方言を披露しています。動画編集回では、蘭たんさんが他3人の実況動画を編集するという流れなのですが、蘭たんさんのセンスがとにかく爆発していて腹がよじれるほど笑った回です。ボクササイズ回では、すぎるさんの天然が何度も炸裂しており、連続ドラマ小説調の動画と田舎者っぽい読み方が余計に笑いを誘います。本当にほぼ毎週面白いんですよ。
また、チャンネル企画で誕生したすぎるさん原案のVTuber企画で誕生した「どす恋」に関しては、『りぼん』とのコラボで読み切り作品にもなっています。どういうことだってばよ……。
【ナポリの男たち×りぼんスペシャルコラボ 】「どす恋!」フルVer. 【まんが動画】
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等身大をさらけ出すことで感じる「親しみやすさ」
チャンネル放送中のトークテーマに沿った雑談も楽しくて。以下のまとめ動画内でも出てくるのですが、第32回での「からあげクン」のくだり (やや不謹慎なネタを含みます) や、第35回のドリアの話題など、メンバーがそれぞれ生き生きしたトークをしていて今でも爆笑してしまうような会話がてんこ盛りです。その卓越した4人のトーク力に加えて、半分くらいは気持ちがわかってしまうような庶民的感覚というか、「親しみやすさ」もあるんですよね。
※上記の第32回のくだりは1:21~、第35回の話題は7:45~ にあります。
そんな「親しみやすさ」も彼らが人気の理由だと思うのです。誰もが (というか陰の者が?) 抱える「生きづらさ」みたいなことを彼らは隠すことなく、あっけらかんと話し、他のメンバーも否定的にあまりならず、それに共感や肯定をして笑い話にしてくれる。それを聞く視聴者たちも「自分だけじゃないんだ」と安心したり、みんなで共有し合えるような一体感が素敵なのです。様々な「あるある」や「ないない」で盛り上がる4人のトークは、視聴者たちに勇気と癒やしを与えてくれます。
誰でも持ち合わせる、等身大の悩みや失敗をエンターテインメントに昇華してしまう愉快さが彼ら4人の強い武器なのです。だからこそ、私たちは (ほぼ) アラサー男性4人が素直に楽しむ姿に、ついつい引き寄せられてしまうのではないでしょうか。
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変幻自在なエンターテインメント「怪人」グループ
今までも、そしてこれからも様々な企画を作り続ける彼らは、次から次へと型にはまらない奇想天外なヒラメキを形にしていきます。そこにはいつだって、唯一無二の企画力と楽しそうな4人の姿があります。
ゲーム実況者としてあまり類を見ない展示会『ナポリテン』を開催した際には、チャンネル放送でのネタを更に進化させた多くの作品を展示していました。また、『moon』などのデザイナーである倉島一幸さん作成のメインビジュアルや、米津玄師さんの展示会開催記念イラスト、岡崎体育さんのパネルや、漫画家であるドラゴン画廊・リーさんの巨大一枚絵、ムービックさんでのオリジナルグッズ販売など多くの協力も得ており、 好評を博していました (展示会の様子はチャンネル放送 第120回で観ることが出来ます)。
その後も、FF7リメイクのCM出演、サンリオとコラボでのグッズ発売をすることになるなど、進撃を続けるエンターテインメント「怪人」グループなのです!!
……いや、比喩表現とかではなく。本当に「怪人」グループたちなのです。
※何故怪人なのか、それは本人たち以外には分からない。しかし彼らが楽しそうなら、それで良いのです。
ほら、怪人でしょ?
……正直、何故実写動画のために怪人になっているのかよく分からないと思いますが、私含めたほぼ全てのファンがよく分かっていないので安心して欲しい。とにかく、ゲームを愛して実況動画を挙げ続ける傍ら、様々な面白企画を作り出す彼らは「ゲーム実況」という枠に囚われない最高に楽しい実況者グループなのです!
これからも、ゲーム実況だけではなく幅広いエンターテインメントを提供し続けて欲しいなと、いちファンとして思います。そしてどうか、彼らが楽しいと思うものをのびのびと披露して貰えれば、それについていきたいなぁとも思っています。