ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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彼らはついに最終決戦へ!! 過去回想編という名の約束されたバッドエンドも開幕!!【そして時は動き出す⑥ (2019年30号~34号)】

今週のジャンプはかなり過酷な内容が続いていた印象があります。特に過去編に突入した作品がいくつかあるので、しんどい展開がしばらく続きそうです。過去編って、大抵の漫画でバッドエンドか、良くてもビターエンドになりがちなのでドキドキします。しかも、多くの場合は既に結末が分かっているので余計にしんどいです。

 

沢山の新規連載を見ていると、作品のテンポ感というのがどれだけ重要かを感じます。面白い作品は、常に1話の中での盛り上がりが意識されている気がします。流しの回が基本的にほとんどないというか。読者の心を掴むためには、まずインパクトのある展開が必要となってくるようですね。

 

それでは、今週分も張り切って参りましょう。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2019年30号~34号までの5号分の感想です! (31、33号の表紙は感想のところにあります) 今回は5号分まで読み進めました! ちょっとずつ最新号に近づいているぞ!

 

週刊少年ジャンプ(30) 2019年 7/8 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(32) 2019年 7/22 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(34) 2019年 8/5 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『呪術廻戦』 第63~68話

呪術廻戦 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

まさかの虎杖恋愛回を経て、唐突に過去編へ突入しました。五条先生も歌姫先生も、冥冥先生も皆若い!! 過去編だから当たり前だけど。そして、良い奴だった頃の夏油傑も登場。今のところは学生五条とも良い感じのタッグですが、どこで歪が生まれるのかな。今回の天元様と同化する予定の女子高生や伏黒の義兄? 義父?みたいな人が関わっていそうです。あの伏黒って何者でしょうかね、元禪院っていうのは伏黒の回想でも語られてましたが。あの時にも五条先生が出てきていたので、そこも繋がるのかな。

 

夏油五条コンビがめちゃくちゃ仲良さそうな分、今後起きるであろう悲劇が怖い。そして、もう一人の家入という2年生もきっと何かあるんでしょうね。結局生き残った2年生は五条先生だけだったっぽいですよね。歌姫先生は京都校の学生として生き残ったのかな。少なからず、ハッピーな終わりは確実にこないと思うのでドキドキです。

 

ここでそれぞれの日常や過去にフューチャーしたということは、次編で心を折りに来る展開が来そうで怖いです。噂によると、散々前フリされているアレの展開が地獄らしいので今から震えています。

 

 

ドクターストーン』  第140~144話

週刊少年ジャンプ(31) 2019年 7/15 号 [雑誌]

 

 宇宙船ソユーズの在り処を発見した一方で、突然の石化光線による急襲で殆どが石化されるという衝撃の展開に。自分の死が避けられないと判断してスイカを救った龍水、とんでもない肝の据わり方してますね。龍水みたいな、俺様キャラなのにちゃんと頭脳明晰なキャラって良いな。敵の本拠地に乗り込んでいく流れになりましたが、相手の大将もまだ謎に包まれていますし、一筋縄ではいかなさそうな感じがします。今の感じだと、船のメンバーも合わせた総力戦でドローンによる石化光線の奪い合いを仕掛けるのかな。

 

本作の凄いところは、テンポの良さですね。相手の本拠地を見つけて侵入するための準備で1週使うのかと思いきや、次号には既に侵入まで済ませてしまうのが凄いです。今回の宇宙船ソユーズの在り処発見も、次号で既にプラチナ奪取を始めていて驚きました。実行力の鬼だな。ここ最近は新連載が多いので、余計にテンポの良さを感じます。

 

 

チェンソーマン』 第27~31話

チェンソーマン 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

デビルハンターの襲撃事件は、マキマさんとその契約悪魔の能力によって沈静化。マキマさんの能力強すぎでは? ムーブがほぼ主人公サイドじゃなくてラスボスなんですがそれは……。他人に名前を言わせて相手を轢き潰していたということは、何らかの条件を満たした相手に名前を呼ばせることで相手をコントロール出来るのかな。能力の詳細が全くわからなくて怖いですね。マキマさんも銃撃されていたのに死んでいなかったということは、やっぱりマキマさん自身が悪魔なのかそれに準ずる何かっぽいですよね。

 

そして、デンジたちは世にも珍しい修行パートへ。先生の「最強のデビルハンターを殺せる悪魔が一番強い=最強のデビルハンターに勝てるまでお前達を殺し続ける」という思考、マジで相手のことを欠片も考えてなくて笑ってしまいました。強いデビルハンターって確かにみんな頭のネジが飛んでいるわ。しかもデンジとパワーに選択肢が無いから、強制参加なのがまた。でも、着実に二人共強化されていってるのが面白いですね。先生はまだ悪魔も使っていないので、本気出していないみたいだけど。

 

早川も「狐の悪魔」との契約が失われ、武器を失った状態に。新たな力を手にするため向かった先は「未来の悪魔」の元。相当やばいやつに見えますが、あの悪魔は何者でしょうか。しかも、「呪いの悪魔」曰く早川の寿命もあと2年とのことでした。「呪いの悪魔」は契約対象の寿命と引き換えに能力を発揮するタイプなのかな。彼の人生はずっと過酷なので、いつの日にか幸せになってもらいたいなあと思ってます。正直デビルハンターたちが幸せになれる未来が見えないけど。

 

今更ですが、『呪術廻戦』の「宿儺の指」と本作の「銃の悪魔の肉片」ってちょっと似てる設定ですよね。アニメ版『チェンソーマン』に対する原作者さんのコメントって、そういうところから来てるんですかね。

 

chainsawman.dog

 

 

僕のヒーローアカデミア』 第232~236話

週刊少年ジャンプ(33) 2019年 7/29 号 [雑誌]

 

 リデス・トロ率いる異能解放軍との対決は、「ギガントマキア」の参戦で混戦を極め始めました。そして明かされる「死柄木弔」のオリジン。それはあまりに悲惨で、それぞれの気持ちが上手く噛み合わなかったことで生まれた最悪の結末でした。死柄木の人生も相当に過酷だったんですね。家族を殺した悲しみと、自分を虐げるような教育をしてきた父親への報復したときの快楽が彼をヴィランへと変えてしまったのです。

 

何が悲しいかって、別に死柄木自身は悪いことをしている子供ではなかったことですよね。ただヒーローに憧れて、祖母のようになりたかっただけの少年。それが他の家族にも守ってもらえている実感が持てず、更には予期せぬ個性の発現で壊れてしまった。ある意味では、母親の愛を受けてヒーローとなったデク君と対照的な生い立ちですね。緑谷出久が導かれるようにオールマイトと出会ったように、死柄木弔も先生ことオール・フォー・ワンに出会う運命だったのかもしれません。

 

リデス・トロの個性は「ストレス」でした。あのおじさん、すごいストレスフルな仕事してそうだなあと思ったら個性の強化も兼ねてたのですね。現代日本人でもあの個性が発現する人物が出てきたら、めちゃくちゃ爆発力ありそう。個性を使いこなすのにストレスフルな環境にいないといけないので、出来れば発現したくない能力ですが。

 

 

『神緒ゆいは髪を結い』 第15~19話

神緒ゆいは髪を結い【期間限定無料】 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ブコメなのか、エロ系なのか、ホラーバトルものなのか、いよいよわからなくなってきた本作。目に見えて迷走している感がありますね。ただ流石は『ぬらりひょんの孫』を描いてた方だけあって、ホラー展開はちゃんと怖くてドキドキしました。人を怖がらせる描写とか作画が本当に上手いです。鍵斗の髪結いスキルが虫払いに役立ったのも良かったですね。鍵斗が虫に嫌われる体質なのも、なにかの伏線だったりするんですかね。日本人形に対してもほとんど恐怖心を抱いていないところとか、鍵斗くんもしかして虫払いの才能があったりするのかな。

 

ですが、この作品でその展開が合っているかと言われると……。この感じの流れを1話からやっていたら面白かった気もしますが、途中から急激に路線変更した感じだったので作劇の変化にまだついて行けてないです。それに、最近は黒ゆいが完全に空気になってるのも勿体ないです。この感じだと打ち切りも近い気がするんですがどうなるのか。ただ、学園ラブコメ+退魔ホラー路線は面白い気がします。

 

 

『ふたりの太星』 第6~10話

ふたりの太星 1 (ジャンプコミックス)

 

遂に自分で将棋を楽しむ覚悟を決めた星の進撃が始まりました! 太が夜の時間で目覚めてからガツンと面白くなってきたのですが、初動の遅れが響いていたのか中々順番が伸び悩んでいるのがもったいないです。太があえてやり取りをやめたり、星が星らしい将棋を始めたりと本当の意味での「ふたりの太星」が進みだした感じがしますので、もう少しだけでも続いていってほしいですね。

 

特に今回の和泉との試合が本格的に始まってから、星の凄く魅力が出てきました。そして、将棋の戦い方が独特で凄く良い。今回から本格的な将棋の試合が始まったのですが、将棋に疎くても迫力のある対決なのは伝わってきて面白かったです。和泉の「共感覚」を活かした試合運びも良かったです。これがあと3話くらい早く展開されていれば……。ガッツリとした将棋戦が始まるまでちょっと時間がかかってしまったのが勿体ないです。

 

 

『ビーストチルドレン』 第5~9話

ビーストチルドレン 1 (ジャンプコミックス)

 

イチオシの作品である『ビーストチルドレン』ですが、他のスポーツ漫画と比較しても試合が始まるまで長く、盛り上がりも少なかったのが勿体ないです。もう3話くらいで一度試合を始めてしまって、その後に練習の回想などを入れていく方がドラマチックな展開に出来たのではないかと想ったりしました。試合でぶつかっていくことの楽しさに気づくシーンなど面白い描写も多いので、もう少しどんどん試合を見たいなと思いました。

 

あと主人公や師匠ポジの先輩は良いのですが、先輩方の名前が現状でも活躍していないのでまだ覚えられてないです。活躍しだしたら魅力が出てきそうな先輩も多いのですが。チームスポーツ作品はそれぞれのキャラクターの魅力が出ていないと、中々チーム全体に愛着が湧きにくいのかもしれないですね。

 

 

火ノ丸相撲』 第246~250話 (最終話)

火ノ丸相撲 28 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 遂に刃皇との試合が決着! そして流れるように最終回を迎えました。最終盤の試合は全体的に盛り上がるカードが多かった分、やや駆け足で進んだのは勿体ない感じがしましたね。刃皇と火ノ丸との試合も2週で決着してしまいましたし。でも刃皇と久世の試合なんかは、短いながらも良い試合でした。もし連載期間がもう少しだけあるのなら、各試合をゆっくり見たかったですね。

 

冴さんとの試合とかも、何週かかけてじっくりとやってもらいたかった試合の一つです。それぞれの試合が長く読みたいと思えるような、魅力的な関取ばかりでした。沙田や小関先輩を始めとした、序盤に出てきたキャラが最終盤まで活躍していたのも胸が熱くなりましたね。この作品の作者さんは、試合中の盛り上げ方が本当に上手でした。

 

 

 

食戟のソーマに続き、火ノ丸相撲が遂に完結してしまいました。長期連載が終わっていって寂しくなりますね。新連載の中では、『サムライ8 八丸伝』が続いていきそうですが、他の新連載陣が軒並み下位にいるのが心配です。しばらくの間は入れ替わりが続きそうな様子ですね。というわけで、また次回。