突然ですが、今日は何の日でしょうか。
その通り!!
今日は『どうぶつの森』発売から20周年とのことです (自分は今日知りましたが)!!
【今日は何の日?】
— ファミ通.com (@famitsu) 2021年4月13日
初代『#どうぶつの森』が発売20周年(2001年4月14日発売)
気ままなスローライフが楽しめる新機軸のタイトルの歴史はここから始まった#どうぶつの森20周年
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初代の発売ハードはニンテンドー64からです。見返していて気づいたのですが、ニンテンドー64ソフトの中でも最後期に発売されたタイトルなんですね。その後に出たタイトルが『ダービースタリオン64』と『ボンバーマン64』だけなので、任天堂がニンテンドー64で出した最後の1本となります。そう考えると、ビッグタイトルってわけでもなかったのかもしれませんね。
ソース元:https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/allsoft.html
ニンテンドー64のゲームが発売されていた時代からもう20年以上経ったと考えるとゾッとしますね。当時はCMなども流れていましたが、後に社会現象を引き起こすほどの人気タイトルになるとは思っていませんでした。一部の友達が遊んでいるくらいの印象だったなあ。当時の自分に、「後のスマブラで参戦して、サイコな目をしながら斧とパチンコ持って大暴れしているよ」と伝えてもきっと信じなかっただろうな。
実は初代『どうぶつの森』は、友達の家で少しだけ触らせてもらったくらいでしっかり遊んだことがなかったのです。当時から欲しいとは思えど、ゲームボーイアドバンスが発売したばかりだったので、そちらのソフトを優先していたのかもしれません。
そういえば最初の頃って男主人公に角が生えてましたが、気づけばなくなっていましたよね。あの角って何だったんだろうか。
前述のように実は初代『どうぶつの森』を持っていなかったので語れるほど強い思い出が無いのですよ。なのでシリーズ中でも私が最もやり込んだと感じている一作、『おいでよ どうぶつの森』の感想でも書いていこうかと思います。
『おいでよ どうぶつの森』はニンテンドーDSで発売されたシリーズ第4作です。前3作はニンテンドー64、ゲームキューブといずれも据え置きゲーム機でしたが、今作はシリーズ初の携帯ゲーム機用ソフトとなりました。据え置きゲーム機版だと友人と村データを持ち寄ったりするのが面倒という問題がありましたが、携帯ゲーム機になったことにより通信なども簡単になりました。
そのためみんなでDSを持ち寄って、それぞれの村で一緒に釣りをしたり虫取りを楽しんだりと遊びをシェアしやすくなったのが凄く良かったです。女の子も気軽に楽しめる作品だったので、普段であれば一緒にゲームをしない人とも通信できたのが楽しかったです。学校でも、皆の共通の話題として成立する大きな存在でした。
いつでも、誰でも、どんなときでも一緒にできる本作は、顔の見知った友人以外とも繋がってみることの楽しさを教えてくれました。一緒に釣りをすれば、それはもう友達みたいなものなのです。とても些細な、だけどとても大事なきっかけを与えてくれるゲームというのは貴重だったと思います。
※当時必携だった攻略本。本がヘナヘナになるまで読み込んだ記憶があります。
当時は「金の〇〇」シリーズコンプを目指して友人と一緒に月が変わる毎に釣りをしたり、毎日虫取りに明け暮れていました。どちらも単純作業のはずなのに、ついついやってしまうんですよね。図鑑埋めと並行して、お金を集めてマイホームの借金を返済しつつ、たぬきちの店で買物をして店を大きくしていくのも欠かさずやっていました。現実でもゲームでも、お金を集めることは大切なんですよ。
よくやっていた金策としては、「机の上にカブを置いておくと腐らない」という裏ワザを駆使して、高値でカブを売るという方法をとっていた記憶があります。あれって続編だと出来ないので、単純にバグだったのかな。あと村同士で果物交換を行って、それを自分の村にたくさん植えて資金源にするとか。これは最新作でもよくやっている手法ですね。
ちょっと残念だった点は、それまでのシリーズあった「ファミコンゲームを楽しめる」というシステムが消えてしまったことですね。当時は本当に悲しかったです。ゲームの中でレトロゲームを遊べるという不思議な感じがすごく好きで、本作でも同じように楽しめるのかと思っていましたがスペック的に厳しかったようです。
あと、家の外にいた「ハニワ」がいなくなってしまったのも少し悲しかったです。本作では、化石同様に土に埋まっているアイテムとして「ハニワ」を集めて家に置くことが出来ました。シリーズが進むにつれて「ハニワ」の影が薄くなっていくの、古い友人と疎遠になってくのに重なって寂しくなるんだよなあ……。
誰とでも出来るといえば、当時は普段ゲームをしない家族も本作を遊んでいたのが印象的でした。Wiiがお茶の間にゲームを根付かせた存在と考えるならば、DSはゲームという娯楽の溜飲を下げた存在だったのではないかと思います。『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』を筆頭とした大人向けのソフトの台頭と、タッチ操作で直感的に遊びやすかったというのがあったのかな。
話は逸れましたが、当時は本当に大人も子供も『おいでよ どうぶつの森』を遊んでいるような状態で、『どうぶつの森』シリーズの遊びやすさや影響力の高さを感じました。花を育てたり、村人と仲良くなったり、ゴールが決まってないからこそ自由に遊べるんですよね。ちなみに、うちの叔父はベルを貯め続けて2億ベルくらいまで貯蓄を貯めていたそうです。恐るべきやりこみだな。
そのとき『おいでよ どうぶつの森』を遊んでいた母親は、現在もシリーズ最新作の『あつまれ どうぶつの森』を楽しんでいます。最新作でも変わらず、どんな年齢層でも楽しめる一本になっていますので『どうぶつの森』復帰を考えている人、はじめましての人にもおすすめですよ!!
最新作でも今までゲームを一緒にしてこなかった知り合いと遊ぶきっかけになったり、フォロワーさんの島にお邪魔させていただいたりと色々な繋がりが生まれました。海外でも、コロナ禍での結婚式を本作の島の中で挙げたというニュースがあったりと様々な繋がりを保つツールになっていたみたいです。ゲームで何らかの繋がりが生まれるのは、本当に素晴らしいことだといつも思っています。
そんな『どうぶつの森』シリーズも20周年。最新作はまだまだアップデートが来ており、遊べる要素がたくさんあります。3DS用ソフトであった『とびだせ どうぶつの森』がつい最近までアップデートが入っていたことを考えると、本シリーズのサポートの厚さと愛され度を感じます。どうかこれからも、沢山の人にとっての癒やしと繋がりを届けるシリーズとして続いてほしいなと思いました。
※スマブラの画面です
— 桜井 政博 / Masahiro Sakurai (@Sora_Sakurai) 2021年4月14日
2001年のきょう『どうぶつの森』(Animal Crossing)発売!!
当時は64DDの作品として制作されており、ROMカセットへと変更されました。
海外での販売は、次作『どうぶつの森+』から。同年12月には発売されており、爆発的人気もそこからが本番です。#スマブラSP pic.twitter.com/m6nkxMrJcW
ところで、この初代『どうぶつの森』風の画像もスマブラの映像ってどう撮ってるんでしょうかね。普段はデバッグモードで撮ってるとのことでしたが、「スマ村」なのかな。もしそうだとすると「スマ村」って、ここまで作り込まれてるステージだったんですね……。