ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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長き因果を終わらせる戦士たち!! 絆が紡ぐ熱き攻防も続く!!【そして時は動き出す⑫ (2020年14号~19号)】

ゴールデンウィークも残すところ3日です。今年は出歩くことが難しいので、おうち時間がいっぱいですね。私の方はここ最近色んな状況の変化がありまして、ブログの更新頻度が変わる可能性も出てきました。でも、このジャンプ感想だけは毎週コンスタントに続けていこうと思っています。今後とも、どうぞよしなに。

 

それでは今週分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2020年号14~19号までの6号分の感想です! (14、16~18号の表紙は感想のところにあります) 今回は熱い展開も多かったので、色んな作品の感想を書きました!

週刊少年ジャンプ(15) 2020年 3/23 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(19) 2020年 4/20 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクターストーン』 第141~146話

少年ジャンプ(14) 2020年 3/16 号 [雑誌]

 

宝島での死闘は千空たちが一丸となった知略戦の末、無事勝利を収めました。石化兵器 (メデューサ) も無事ゲットし、 「WHYマン」の居場所が月であることも判明。次なる目標は、「宇宙ロケットを作り出す」こと。そのために各地に街を作るという壮大なプロジェクトがスタートしました。そして、ギャンブル対決では千空と龍水の頂上決戦が開幕。互いに助っ人を交えたガチポーカーが熱い!

 

宝島編では、今まで孤独な戦いが強いられてきた千空が仲間の存在を改めて感じる所が良かったです。飄々としていた千空も孤独は苦しかったんだなぁ。序盤の宿敵であった司が遂に味方になったのも熱かった! ここに至るまで、短いようで長い旅路だったなあとしみじみ感じますね。ギャンブル対決では、リーダーとなる二人が自然と対決する構図が良かったです。最近は身内での争いがあまりなかったので、こういう形での決闘は非常に新鮮でした。ロケット開発のための街作りとなるとかなり時間が掛かりそうですが、果たして千空たちはどんな方法で街の開発を進めるのかに期待です。

 

 

ハイキュー!!』 第385~389話

週刊少年ジャンプ(16) 2020年 3/30 号 [雑誌]

 

日向の活躍により、セットを先制したのはブラックジャッカル。しかし、影山たちのアドラーズたちも強力なスパイカーたちと共に進撃を続けます。影山はスパイカーたちを敢えて「使わない」という贅沢なプレイも見せています。影山が王様のように自由なセッターを出来るようになったのは、日向を始めとした烏野の面々との日々があったから。改めて王様として君臨する影山の思い出に泣きそうになりました。言葉にはあまりしないが、影山も烏野のメンバーを心から愛していたんだなぁ。日向と影山は最強のタッグだったからこそ、互いを最強の敵として認めあえる関係が素晴らしい。本当に出てくる全員を好きになってしまう作品です。

 

ブラックジャッカルにもアドラーズにも勝って欲しいですが、いつだって勝者は片方のチームのみ。日向は鴎台での雪辱を晴らすことが出来るのかも楽しみですね。それにしても、みんな精神的にも大きな成長をしたんだなぁ……。

 

 

約束のネバーランド』 第169~174話

週刊少年ジャンプ(17) 2020年 4/6 号 [雑誌]

 

エマたちはピーター・ラートリーに追い詰められて絶体絶命かと思いきや、ここでイザベラママが反旗を翻す展開に。またソンジュとムジカに救いの手を差し伸べたのは、狩場の王として君臨していた「レウウィス大公」でした。今までのような気まぐれさで弟であるソンジュを切りつけたかと思いきや、邪血の真実を伝えて彼女たちに助力しました。完全敗北したピーター・ラートリーはエマの命を狙いますが、エマはそんな彼も救おうととします。しかし、その気持ちに答えることはなくピーター・ラートリーは自害を選びました。

 

イザベラの裏切りは予測できましたが、エマがピーター・ラートリーも救おうとするのは驚きました。ピーター・ラートリーの自害は、自らの信念を突き通した結果ともいえますし、自分を縛る鎖を断ち切れなかったとも取れる決着に考えさせられます。相手がどんなに憎くても憎しみの連鎖を断ち切るために許そうとするエマの心に、彼も最期は救われたと信じたいですね。

 

イザベラは冷酷なママだったのではなく、心の底では子どもたちを愛したかったのにも泣きそうになりました。彼女がしてきたこと全てが許されるわけでは有りませんが、エマたちにとっては本当に「ママ」なのが良かったです。あと、ヴィンセントが生きてた!! 良かった!! 何とか誰も欠けさせずにここまで進んできています。レウウィス大公は相変わらず食えない存在というか、独特な鬼ですね。クライマックスに向けて最後のひと押しが何かありそうな本作ですが、無事に人間の世界に渡れると嬉しいな。最後はエマと「???」の契約についての話になるのかな。

 

 

鬼滅の刃』 第196~201話

少年ジャンプ(18) 2020年 4/13 号 [雑誌]

 

炭治郎たちや柱の面々の命を賭した猛攻、そして珠代たちなど死した者たちが遺したもの力で鬼舞辻無惨は日光に晒されます。最後の姿はまるで生まれたての赤子のような姿に。姿を変えてでも生きようとする無惨ですが、遂にその身を散らします。なるほど、これが噂の「バブ辻オギャン」というやつだったのか。しかし、勝利の代償は大きく、悲鳴嶼や甘露寺、伊黒たちは日の出を見届けた後に力尽きます。不死川や義勇たちは何とか生き延びましたが、炭治郎の心肺は停止という状態に。日光に晒されて燃え尽きる寸前の無惨が最期に想いを託したのは、まさかの炭治郎。

 

最後に改心するかと思いきや、そんなことは無いのが無惨らしい。何処までも邪悪で、血筋に囚われていたんだなあ。炭治郎は仲間たちの絆と己の心を持って、本当の意味で鬼の因果を断ち切ることが出来るのか。ここに来て炭治郎が鬼になるのはビックリしました! 鬼の血を克服した禰豆子がキーとなりそうですが、彼は人に戻れるのでしょうか。どうか生き残ったメンバーには幸せになってほしいけど、最後まで波乱が続きそうですね。

 

 

『呪術廻戦』 第97~102話

呪術廻戦 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

呪詛師のおじさんの術式は「あべこべ」でした。伏黒と虎杖はその術式を看破し、見事に勝利。そして、嫌な予感はしていましたがやはり起こった禪院 (伏黒) 甚爾の暴走。まあ降霊されたからって大人しく従う人では無いと思っていました。続いて、伊地知さんたちへの行いに珍しくブチ切れモードのナナミン。呪詛師との戦いに一瞬でケリをつけたのがカッコよかったです。学生たちも1級に近づいているとはいえ、やはり1級呪術師は格が違う様子。同じく1級呪術師の冥冥もその実力を発揮します。今後に登場するのは強力な呪霊、呪詛師たちなので、激戦必至といったところ。そろそろ呪術師側にも死人が出そうで怖いです。

 

ナナミンの怒りや伏黒甚爾の暴走など、今後に向けての不穏な因子はたっぷりな感じです。ギリギリ遭遇していませんが、伏黒甚爾が成長した伏黒と出会うことはあるんでしょうか。混迷極める渋谷での戦いはどんな決着を迎えるのか。今後も楽しみです。

 

 

チェンソーマン』 第60~65話

チェンソーマン 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

デンジの命を狙い、迫りくる多くの追手たち。それぞれの思惑が交差する中、激しい混戦が繰り広げられていました。こんだけヤバい奴らが現状では勝てないと判断しているマキマさんってマジでどうなっているんだろうか。そして、「地獄の悪魔」の力で地獄に連れてこられたデンジたち。不気味さと狂気で混沌としている地獄の中で、圧倒的な存在感を放つ「闇の悪魔」が登場。立ち向かった強者たちをいともたやすく蹴散らす闇の悪魔。その化け物じみた力にどう立ち向かうのか。

 

今回は「地獄の悪魔」、「超越者」、「マキマを殺す力」など気になるワードがたくさんありました。人間の根源的恐怖の名を冠する悪魔が強いとのことでしたね。「根源的恐怖」というと、「死」や「悪魔」、「未知」などが思いつきますが、たしかに「闇」や「地獄」は人の恐怖を煽る言葉ですね。超越者たちは一度も死んだことが無いとのことですが、今後デンジたちは彼らに死を付することが出来るのかが気になります。本作は出てくる敵に対して、全て勝ち筋が見えないのが凄いです。接戦なんて程遠い、圧倒的な強者に対してもデンジが躊躇なく立ち向かっていくのも魅力ですね。

 

 

『サムライ8』 第40~43話 (最終話)

サムライ8 八丸伝 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ついに終わってしまった『サムライ8』ですが、最後の方はかなり哲学的、仏教的な概念になっていて非常に難解に感じました。私がアホアホなのが大きかったのもあると思いますが、「言わんとしていることは分かるが難しい」内容でした。

 

最後の方の展開は、サムライの「散体」は「死」ではなく上位存在への昇華であった。つまりは、仏教でいうところの悟りを開いた状態になっていたのですね。それに気づけない者たちが、自身が死んだと思い込んでしまい消滅していた。それが不動明王が語る「自らを心眼で見る」ことの大切さだったのですかね。「不動明王」に通ずる道は皆に開かれていたのに、多くのサムライがそこに気づけなかったと。

 

八丸は自分の存在を認知したときに、自身こそが「パンドラの箱」であることに気づいた様子。最後に八丸は肉体を捨て世界と一体化するようなことを語りますが、「人の死は消滅ではなく世界と一つになるだけ」ということを伝えたかったのかなと思いました。うーん、改めて読み返さないとかなり難しい。

 

仏教の輪廻や魂の所在などの抽象概念を漫画に落とし込む発想は面白かったのですが、ちょっと少年誌でやるには難しすぎるテーマに感じました。また、単純に仲間が増えるまでに時間がかかりすぎていた気がします。テーマを重視しすぎて、ストーリー的な面白さがやや劣ってしまっていたのはちょっと残念でした。

 

 

『ZIPMAN!!』 第12~17話 (最終話)

ZIPMAN!! 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

こちらも前回から打ち切り路線に入っていた作品ですね。仮面ライダーシリーズや戦隊モノのような装着変身モノだったので、個人的には期待していましたがイマイチ盛り上がりに欠けてしまいました。1話のクオリティは結構高かったように感じたのですが……。自分としては、勇者戦で時間をかけすぎてしまっていたのがやっぱり気になりました。ジャンプ連載では序盤で熱い展開や強敵との戦いが描かれないと、すぐに打ち切り路線になってしまいますね。

 

あと打ち切り路線になった後も意外性のある展開はあまりなかったのがちょっと残念。ラスボス周辺の敵のデザインとかも、そこまで目を見張るものはなかったかなぁ。ただ、一貫して「兄弟愛」がテーマになっていたのはわかりました。ヒロインのことよりも、「兄弟が二人で一人のヒーロー」という部分のドラマをもっと深く見たかったです。

 

 

 

 他にも、ぼくたちは勉強ができない』がついに完結! ……かと思いきや、まさかの展開でびっくりしました。なるほど、だから周りとの決着の付け方があっさりだったのかと納得。漫画でこの手法をやるのは中々に面白いなーと思いました。

 

『サムライ8』と『ZIPMAN!!』が打ち切りになってしまい、また連載陣が変わっていきそうです。次の打ち切り候補は『魔女の守人』『アグラビティボーイズ』ですが、鬼滅の刃約束のネバーランドも完結直前なので、怒涛の新連載が始まるんでしょうか。『魔女の守人』は段々と個性的なキャラが増えてきて面白くなってきたのですが、果たしてどうなるか……。ということで、また次回。