毎週1回は更新をしようと目指していたこの連載ですが、無事一週分更新が途切れてしまいました。中々に思った通りの記事が書けなくて困っているのですが、漫画家の松井優征先生も「手を止めずに書き続けることが大事」だと漫画の賞で語っていたので頑張りたいです。
今回の話題は『バイオハザード』シリーズ (以下、『バイオ』、「バイオシリーズ」と略す) について! 本連載の最初にも少し触れていますが、今回も取り上げていこうと思います。
yanyantukeboono.hatenablog.com
ついにバイオシリーズ最新作である『バイオハザード ヴィレッジ』が発売されました。ナンバリングタイトルとしては8作目に相当する作品です。今やゲーム配信者たちがこぞってプレイしていますね。
初代『バイオハザード』ではあんなに若々しくカッコよかった初代主人公のクリス・レッドフィールドも、ゴリラみたいな筋肉のおじさんになってしまいました。どうしてこうなった。 バイオシリーズは非常に長いシリーズで、ナンバリング以外でも『コードベロニカ』という事実上のナンバリング作品もあったりします。外伝やリメイクも恐ろしいくらい出ていて、ストーリーの全容を知るためには多くの外伝作品に触れる必要がある壮大な物語ですね。
そんなバイオシリーズなのですが、実はもう数十年レベルでの付き合いでして。私自身が長い付き合いというよりは、兄が昔からのファンで長くプレイしてきたのを観てきたという感じです。小さい頃は観ているだけでしたが、ある程度大きくなってからは兄の攻略を手伝うことも多くなりました。
なので、バイオシリーズは兄と一緒にやるゲームの印象が未だにあります。私の中では兄とゲームの趣味が合う数少ない作品です。ある意味で、私にとって「ゲームを観る」ことへの原体験が詰まった作品なので思い入れがありますね。
バイオシリーズは所謂「観る専」というやつだったので、兄や友人のプレイを後方ベガ立ちで見守るばかりでした。隣に座り込んでゲームを観るというだけで一つのコミュニケーションが成り立つので、本当にゲームは偉大だなと思います。この辺りは、以下の記事で少し詳しめに言及しています。
yanyantukeboono.hatenablog.com
なぜバイオシリーズは「観る専」なのかと問われると、理由は単純で「ホラーゲームが苦手だから」です。特にビックリ系が昔から苦手で、バイオシリーズなんかは一番苦手な部類なんですよ。窓側から犬がガシャーン! って飛び出してきて驚かんことって早々ないでしょ!! 驚くという行為はそもそも捕食者に対して人間が古くから用いてきた危機回避のアラートであって、生命維持のための必然性を持った行動なので避けようがないのです (早口)。
そんなこんなで、怖くてできないけどゲームとしては大好きというのがバイオシリーズです。隣で観ているだけでも心臓がバクバクしてしまうので、ホラーゲームは今後も人が楽しく遊ぶ姿を眺める程度にすると思います。
ただ、『バイオハザード アウトブレイク FILE2』と『バイオハザード5』などは友人と一緒にやる機会が多かったので何度かプレイしています。どちらもベクトルは違いますが、実際にプレイしていると爽快感や緊張感が強くて面白いゲームでした。アウトブレイクシリーズは残弾管理の他に、「感染率」というウィルス進行の要素があって非常にドキドキしました。残念なことに当時はオンラインを繋げられるほどお金がなかったので、友人と代わりばんこでプレイしていたのですが。
バイオシリーズといえば「そこを歩く、という恐怖。」という初期のキャッチコピーが良いですよね。あの角にもゾンビがいるかもしれない。そんな未知の想像から恐怖心が掻き立てられる。上手く出来たゲームだなと思います。また、残弾等のアイテム管理も慎重に行っていかないと最悪詰む可能性があってハードなのが上手く出来てます。初期作だとインクリボンが無いとセーブが出来ないので、場面を意識しつつ立ち回るのが怖いだけではない面白さですよね。
最初はB級ホラー映画を意識して作られたという本作が、現在に至るまでに様々な紆余曲折を経て続いていることに嬉しさを感じます。……と同時に、いい加減ストーリーに一区切りつけて欲しくもあります。いつになったらクリスたち初代組に平穏が訪れるのか。
そんな感じで、いつの日か自分でもプレイ出来るようになることを夢見つつ、「観る専」ながら今後もバイオシリーズを応援していきたいです。あと、「観る専」とはいえ「どうせ観るだけだから買わなくても良いや」とはならないように気をつけたいと思います。ソフトを購入したりグッズを買うなりして、「観る専」でもクリエイターへ還元していきたいですね。