ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

ゲームやYouTube、漫画・特撮が好きな人のブログ。ゲームの話題がほとんどです。

【ネタバレ有り】『ナポリの男たちch特別回 「舞台・ナポリの男たち」』の感想を書き殴るだけ

7/19にナポリの男たちch特別回 「舞台・ナポリの男たち」』 が千秋楽を迎えた。不要だと思うが、一応説明するとゲーム実況者集団「ナポリの男たち」が舞台を作ったよ!! というものがこの舞台です。冷静に何いってるのかよくわからないな。

 

一応、本日 (7/26) の23:59までは有料アーカイブ視聴は可能で、後日パッケージ化されることもアナウンスされているので未視聴の方はそちらからどうぞ。

napolimen-stage.com

 

私は千秋楽をネット配信にて当日視聴したのですが、ネタバレ感想が20日 (火) から解禁になったのでつらつらと書いていこうと思います。予定よりかなり長くなったので、どうぞお覚悟を。とりあえず最高でした。

 

 

ちなみに、当日メモしていた内容も一応掲載してます。こちらはTwitter代わりに思ったことをとりあえず書いただけなので、本当の初見の反応を見たい方はどうぞ。

 

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

※以下、『ナポリの男たちch特別回 「舞台・ナポリの男たち」』 の重大なネタバレを含みます。未視聴の方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前説

パペット人形で出現する男たち。最初の語りがあることで通常のch放送っぽく観ることが出来て凄くリラックスできてよかった。パペットの動きがいちいち可愛いし、喋りに合わせて動くところが流石プロの舞台って感じ。

 

ナポリの男たちch 特別回」というタイトルの理由が深く理解できていなかったが、この場面だけで「ああ、そういうことか」と納得することが出来た。普段の企画と同様にグダる感じもいつも通り感があって落ち着いたわ~。

 

役者さん達の自己紹介動画では、蘭たんさんが福島さんのダンスに対して「なんの曲……?」と純粋な疑問を浮かべたり、渡辺さんのタンクトップや料理配信について全力でいじりにいったりと、いつものゆるーい感じがあるのが本当に導入として心地良い。どうやら日替わりで自己紹介動画が違うらしいので、パッケージ化されたら是非別バージョンも収録して欲しいなとも思った。

 

そして、かけ声息が合わないままスタートする感じも気取ってなくて好き。

 

オープニング 

教育番組みたいな元気一杯のオープニングが、普段の陰の空気からかけ離れていて死ぬほど笑ってしまった。恐らく意図されたギャップなんだろうけど、よく分からない気恥ずかしさと愉快さでニヤニヤさせられた。視聴者の不安さを逆手にとった笑いといった感じで流石といったところ。でも、曲の歌詞に「ワッショイモリモリ」みたいなchネタも仕込まれていたりと愛を感じる曲だった。どことなく作詞のセンスに蘭たんさんっぽさも感じたが、この歌詞はどなたが担当されたんだろう。

 

 →7/24のch放送内にて、蘭たんさんが作詞したとのことを話してました。

 

 

日本ナポリ話 「雄すぎ」 

 

最初は今回書き下ろされた「雄すぎ」の前日譚。親の帰りを待ち続ける孤独な子供の寂しさや心細さなどの感情の機微を丁寧に描き出す表現に涙腺が緩んだ。そして、そこから雄すぎの境遇も重ねるというのが見事。淡々としているようで、ほんのりと寂しさを滲ませるhacchiさんの語りも素晴らしかった。

 

「雄すぎ」に関しては、本当に昔話や純文学の舞台化っていう感じで良きものだった。蘭太郎の喋り方や仕草などの細かいところまで「蘭たんが演じていた蘭太郎」の要素を取り入れていて、プロの役者さんの凄さを改めて感じた。叫び方等が蘭たんのシンジ君モノマネっぽいんですよ。本当に凄い。

 

原作通りに蘭たんの上履きグールの話がちゃんと入っていたのも面白かったし、蘭太郎の独白がライトの影響でそれっぽく見えるのが面白い。演出の妙とはこのことか。あと雄すぎの舞台での表現が凄ないですか? 小すぎは顔の被り物で小さく表現し、雄すぎに近づくにつれて役者さんの身体全体を使って表現する。舞台での表現って面白いなーと思ったし、他にも色んな舞台を見てみたいなと思った。

 

比較的真面目な内容の中でも、細かくchネタが散りばめられているのは流石ナポリといった感じ。しかも、数日前に放送された最新のchネタも拾われていたのには驚いた。後の演目でも細かくネタが仕込まれていて、これにはナポリマニアもニッコリ。

 

そして、修三おじさんが登場。ひのあらたさん演ずる修三おじさんがあまりに渋カッコ良すぎて震えた。博多弁がまあ映えるんですよ!! こんなおじさんになりたい (叶わぬ願い)。

 

修三おじさん、場面によって全体の空気をピシャリと変える感じがあって本当に引き込まれた。今回登場された役者さん皆さんがそうだったんですが、表情や話し方で舞台全体を支配している感じがありました。役者さんって凄い (n回目)。

 

なんやかんやあって、雄すぎの駆除についてのシーン。修三おじさんのもうどうにも出来ないことへの辛そうな表情と、蘭坊の子供っぽい無邪気さが表情に出ているのが凄く良くて。苦悩と楽観という二人の対比と、感情だけでは覆せない大人の事情が浮き彫りになる感じが表情や動きで表されているのが素晴らしいんですよ。しかも、周りの大人はいつかそうなると分かっていて、蘭太郎には黙っていたという優しさにも胸が締め付けられる。

 

この辺りからは演技と物語が良すぎて、1つの演劇作品として普通に楽しんでました。細かい笑いもありながら、一匹の動物との出会いと別れが、細かい感情の機微を含みながら描かれる。これは、ユーモアを交えた和風『あらいぐまラスカル』だと捉えるのは過大評価がすぎるだろうか。蘭太郎の「そのときは……俺がやります」が心の底から覚悟した、少年から大人に進もうとする男の子そのもので良すぎる。

 

その後、猟銃の撃ち方をおじさんから教えてもらう蘭太郎が目を逸らしているのも凄くリアル。もしものことを考えたくない蘭太郎の葛藤が表情で見て取れる。その後にすぎるを山に帰そうとする蘭太郎の怒号も、自分の気持ちと正反対な言葉をひねり出している感じが表情や動きから伝わって辛い。

 

何度観ても、蘭太郎の「アッチに行けよぉ!」の表情が切なすぎて泣いてしまう。そして、それを突然聞かされたすぎるの悲しそうな表情もしんどい。お互い一緒にいたい気持ちは同じなのに、離れる必要のある運命なのが……。

 

蘭太郎の威嚇射撃後にすぎるがおずおずと下がっていく感じが、不思議なもんで四足歩行の獣にしか見えないんですよ! 人が演じているとは思えない。そして、すぎるとの出会いと別れによって、蘭太郎にとっての家族や友人との繋がりが強くなるのもまた感動してしまう。

 

ラストシーン。すぐるは原作だとクソガキ感マシマシだったのに、舞台版だと可愛くなっていてちょっと笑ってしまった。でもその後に黄色いねじねじを見た蘭太郎が、長年の肩の荷が降りたように微笑むシーンと「おおきに!」の口の動き、編曲された「はつ桜」をバックに雄すぎとその子供の姿が影で映る演出、と怒涛の追い込みがあまりにも良すぎる!! 大人になった蘭坊とおじさんの嬉しそうな表情も凄く良くて、普通にアーカイブで見直した時には泣いてしまった。そのコンビネーションはズルい。

 

本当に良い作品だったし、舞台化されて改めて1本の演劇作品化されて良いクオリティだなと思いました。今後も、末永く舞台作品として公演して欲しい。

 

 

どす恋

www.youtube.com

 

最初のすぎるさんお手製アニメーションが、手描きならではの可愛らしさがあって本当に好き。すぎるさんは細かい動作にもこだわって描いているため、動きが全部可愛いんですよ。本当に伸び代のお化けだ。

 

女子小学生たち (男性陣) による南堀内女子小学校の校歌でのスタートは本当に腹を抱えて笑いました。これは笑うでしょ!! 歌詞もとんでもないこと言ってるし!! 「この辺、昔スーパーだったけど」という歌詞にすぎるさんの歌詞センスが爆発してるんですよ!!

 

その後に登場した瓜咲らんと杉岡先生が本当に原作と漫画版のキャラデザそのままなんすよ!! まさに2.5次元舞台。 ここら辺は普段2.5次元舞台をやってるプロの方の本領が見えて流石だと思った。瓜咲が暴れて皆が飛んでいく描写とか、舞台上での人の流れで表現されていたのが良かったなあ。

 

そして、ちゃんと「どす恋」の原作に忠実なのが本当に素晴らしい。これもう週刊漫画雑誌に連載されてる少女漫画の舞台版じゃん……! でもよく考えると、原作 (ch企画として実在) に忠実な漫画版 (実在する) の舞台化 (実在する) なので最早本当に存在する作品なのでは?(錯乱)  こうなって来ると、普通に「どす恋」のアニメ化とかを期待してしまうな……!

 

杉岡先生の「これが一番モチベーションになりますんで」や「認めてあげましょう」というチョイスも素敵だし、涙が落ちて「痛み分け~!」っていうアドリブ力も凄い。

 

途中の歌もめちゃくちゃ可愛くて良かった。「どす恋」のコンセプトである「相撲に恋をした少女」を元にしつつ、童謡っぽい要素と相撲の掛け合わせがなされているのも素晴らしい。そこにプロの方による可愛らしくてキャッチーなメロディラインが乗ることで、よりアイドルソングやキャラソンっぽさが出てて最高に良い。

 

はちろーは絶妙にアホっぽくて、ちゃんと「シャーシャッシャッシャッ」という怪人みたいな笑い方に違和感が無くなってるのが良かった。あの笑い方をリアルでやってもそれっぽく出来るのか!! と驚きました。その後のまな宅の弟たちは、舞台ならではの面白さって感じでしたね。改めて舞台とかライブってその場で作り上げられていくものなんだなって思いました。そして、役者さん普通に笑っちゃってるのもまた愉快で良い!

 

力水や懸賞幕の下りは漫画には無いのですが、行司などが現れても違和感がない舞台ならではの演出で良かったです。懸賞幕に歴代chネタが込められてるので、凄い笑っちゃった。商業都市ジャガーンはズルいよ! そして、元ネタを知らない人向けに杉岡先生が都度ツッコミを入れてくれるのも配慮が行き届いていて良かったですね。算数対決が対決しないまま終わる感じのも、子供向け作品というか日常系作品の息吹を感じる。

 

雄すぎは比較的シリアス路線だったけど、「どす恋」はコメディでメリハリが効いていたように感じた。ストーリーは漫画読切版と同じなんだけど、そのメインプロットの忠実さと舞台用にチューニングされた細部がまた上手く噛み合っていて良い! 

 

あと、エンディング曲の絶妙なキャラソン感が良すぎる。合いの手とかけ合いもアニメっぽくて良かったな……。曲の歌詞もすぎるさんが考えたの本当に凄い。すぎるさん、普通に子供番組の構成作家とかできそうだなって思った。子供の視点で覚えやすいような歌詞を組んでたりとか、振り付けをイメージしながら歌詞を作っていたりと考え方の根拠が凄くしっかりしていて上手。お世辞抜きにセンスを感じた。

 

今はただ「どす恋」2話が読みたい。2話以降を作ってくれマジで。あと、今回披露された曲をまとめたアルバムも出してくれ。出たら、パッケージ版と一緒に買う。

 

 

スナックしゆみ

 

開幕のしゆみママが平常運転で何だかんだ安心した。普通に良いこと言うのが好きなんだよな、しゆみママ。途中でshu3的スカスカ悟空になってたけど。

 

そして、舞台に登場したしゆみママがマジで「しゆみママ」なんですよ。大人っぽくてセクシーな美人さんすぎて凄いし、良い意味でスケベさが無い。まさに大人の色気って感じ。喋り方のネットリさといい、しゆみママやスナックしゆみの解像度があまりにも高い。そして、後ろにいるひのさん演ずるすぎ爺は「すぎ爺 Lv.100」って感じのダンディさなのもちょっと笑ってしまった。

 

完全新規エピソードはやりたいことは分かるがどう観たら良いか分からなくて、最初はちょっと動揺しました。ただ世界観にそのまま飲まれていく感じが、舞台演出や演技力の凄さだなあと思ったり。

 

しおれた花と登場人物を重ねる描写や、池ちゃん、のぶこさんの親子関係や仕事の対比も凄く丁寧で良いですよね。父親やのぶこさんとの掛け合いがシームレスに展開される舞台演出が、池ちゃんの葛藤を視覚的に表現していて凄く良い。

 

父親の愛ゆえの厳しさとしゆみママのありのまま受け入れる優しさの対比や、のぶこさんへの恋愛感情と仕事の悩みで揺れ動く池ちゃんの心の葛藤、そんな複雑な人間の感情。このシーン、誰の言い分も間違えていない故の葛藤がありありと示されていて、観覧側の感情も揺さぶられるのが好き。

 

そして、夢の国のパスラーショーへ。サイコパスラーすぎるの目が死んでたり、キレキレのダンスを踊れるのに普段の動作は無機質な感じとかもそれっぽいんですよね。夢の国のキャストの所作も本物っぽくて素晴らしい。あと、さっきまでのぶこさんの顔を見つめてたのに、頭を掴んでお辞儀させるパスラーが怖い。

 

不器用ながらも一生懸命にダンスを踊る池ちゃんからは、彼の真面目さが見える。器用に踊るのぶこさんからは、ステージダンサーへの捨てきれぬ想いを感じられる。サイコパスラーショーは見れば見るほど面白い。

 

池ちゃんとのぶこさんが結ばれないビターさも渋い。自分と境遇を重ねて池ちゃんを応援していたのぶこさんと、自分を認めてくれたことで恋をした池ちゃんの食い違いもリアルというか。しゆみママの「それぞれの事情と恋愛はイコールじゃないからねぇ」が今回の結論って感じ。大人のドラマだなあ。

 

失恋してからは父親にも認められて仕事が回り出すっていうのが切ないだけの話じゃないのも良い。しかも、出張先がのぶこの故郷である札幌っていう数奇さも洒落てる。最後のしゆみママへの手紙は、時を経て池ちゃんが札幌でのぶこさんと再会したって内容だったのかなと解釈してます。

 

そして流れる「横浜哀恋幕」!! だから切ない大人の恋愛話だったのかぁ~~!! と観ている側を納得させる感じがお見事過ぎる。なんだこの壮大な伏線回収は!! そして、しゆみママとすぎ爺のデュエットがどちらも良い声で素敵過ぎる。

 

これも「スナックしゆみ」の他のエピソードを見たくなった。木曜深夜辺りで毎週放送して。

 

 

ナポンヌのムスカリ

 

蘭たんが殺陣は予想通りのグダグダだったけど、初めてにしては結構良い動きで余計笑ってしまった。そこはワンパン感溢れるところじゃないんかい!!

 

ナポンヌ本編では、原作同様に同じ曲が3回流れるシーンでどうしても笑ってしまう。歌はそれぞれの違いが出ていて最高です! あと、ひのさんのとんでもない声量は何回聴いても凄い。流石プロ。あんなにかっこいいのにシュー王の扱いが雑なのも面白い。

 

スグール王子とハーチェス王子のお二人を最初観たときは、顔がびっくりするほど白くて「んん?」と思ったけど演技が始まって納得。これはスグール=ド=ナンデヤネンと、ハーチェス=スーサイドです。間違いなく。 

 

そして、追加された街での穏やかな情景を示す曲も良い。ここでスグール王子とハーチェス王子の悩みとか、葛藤が原作よりも掘り下げられてるのが凄く良かったです。ここでの決闘の練習が最後のアレに繋がってくるのが本当にくる。ハーチェス王子がスグール王子とよりも剣術に優れているのも良い。スグール王子は戦乱の世に生きる王子としては優しすぎるんだよな……。最後の展開を考えると胸が苦しくなってくる。

 

シュー王のソロ曲。シュー王が原作での動きを再現するのも愛があって良いですよね。その後の背景映像も合わせてめちゃくちゃ笑った。

 

そして、襲撃のシーン。スグール王子が護衛を庇ったりするのが素敵。誰かを守ろうとする時のスグール王子は強いのを見ると、本気で戦えばハーチェス王子に匹敵する実力はあるんだろうな、とか考えていた。

 

舞台版で追加されたフランス王のシーン。大国による圧が表現されたことで、よりシュー王もどうしようもなかった感じが出て深みが出た感じ。フランス王は無邪気でふざけているように見えて冷酷なのが怖い。

 

シュー王とハーチェス王子が属国であるが故の苦悩が曲に表れてるのが悲しい。ここは原作だとハーチェス王子単独だけど、シュー王も加わったことでより歌詞に深みが出たと思った。ハーチェス王子はスグール王子のことを、シュー王はオートコル王という友のことを思ったのかもしれない。

 

殺陣のシーン、全般かっこいいですよね。原作では静止画であるがゆえに薄かった戦争の悲惨さが出ている。あと、ハーチェス王子に妹がいたのは解釈一致。

 

スグール王子が命を狙うシュー王を前にしても話しかける前に膝をついていたりと、彼の人柄や信念が所作一つひとつにまで息づいているが素晴らしい。そして訪れる、シュー王の死。原作よりもちゃんとしていて感動してしまった。原作だと一瞬でやられちゃうので、デカイ剣を振り回して王が戦うところがカッコよかったし切なかった。

 

その後のch放送でも言ってましたが、スグール王子はずっと防戦一方なんですよね。彼は最後まで友を切ることは出来なかった。あと殺陣の中で剣が弾かれて、それでも剣を取り合って揉み合いになるのもリアルな戦いっぽかった。普通なら弾かれた剣を取りに行く余裕は無いだろうし。あれはアドリブだったのかな。

 

ハーチェス王子とシュー王の死に際で、スグール王子自身は全く殺そうとしていないんですよね。二人共、そんな彼の優しさを理解して自ら刃に飛び込んだようにも見える。それがまた切ない……。

 

「生きるんだ! お前が望む世界で」という言葉を考えると、ナポリ典』に記されたスグール王子のその後がより切なくなるんだよな。でもスグール王子が望んだ世界を作ろうと尽力したと考えると、やはり優しい男だ。

 

原作にもあったけど、最後にハーチェス王子とシュー王が一緒に歌ってくれる演出がグッと来る。スグールの中では、空に飛び去っていった二人が心の中に居続けるんだろうな。

 

そして歌が上手え!!

 

改めて見返すと、今回の4演目は普通に今後も継続展開できる作品だと思いました。

 

 

エンディング

www.youtube.com

 

正直、「ナポンヌのムスカリ」で終演と思っていたのでエンディング曲は興奮しちゃった。chネタで生まれたキャラクターたち扮する役者さんたちが「涙、塩分、マルゲリータ」を合唱する。これが「エモい」というものか。そこに怪人が飛び出すオールスター感が最高!

 

あと本人たちの歌声が新録なの、謎に贅沢な感じがして凄い。皆さん最初の頃よりも歌い方が様になっていて、なんか笑いながら感動するっていうよくわからない感情になっちゃった。

 

最後に怪人が頭を外したときはドキッとしたけど、すぎにゃんや蘭たんの動きがキビキビしていたので本人ではないだろうなと思ってたり。全体を通してクオリティが本当に高くて、満足感が凄かった。

 

これにて本当に終演! めちゃくちゃ良かった!!

 

 

 

今回、「舞台・ナポリの男たち」を観て思ったことがある。それは元々の原案がプロ・アマというのは関係なく、全力で作品に取り組めばちゃんとした作品となるのだということ。あくまでバチバチナポリファンの意見ではあるが、贔屓目を抜きにしても1つの舞台として、完成度がとても高かったと思う。

 

 惜しむらくは、コロナ等の影響で本公演を観に行けなかったことくらいか。当方地方民のため、このコロナ禍での遠征は厳しかったので……。是非またやって欲しいな。ありがとうナポリの男たち! ありがとう舞台に関わった全ての人達!!