去る 7月21日。ついに、『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』が上映期間が終了しました。実をいうと、私もつい最近までエヴァシリーズは未視聴で。
しかし、最新作にして最終作を何としても映画館で見たい! という思いから、終映日に先んじて2週間前から『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを履修する試みを始めていました。結果としては、無事に映画館で『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』を楽しむことが出来ました。
そして、8月13日に本作のサブスク配信が開始されるとのことだったので、それに合わせて総括記事を上げる予定だったのですが……。まあ時間がかかってしまって間に合わなさそうなんですよね!! (大やらかし)
ということで、先に各作品を視聴したときの初見の反応を箇条書きでまとめておいたものを先に記事にしておこうと思います。ネタバレ避けでTwitter代わりにメモしていた内容となりますので、かなり的外れな予想も多いですがよろしければどうぞ。まずはTVシリーズと旧劇場版2作の内容になります。
メモの内容は2万字を超えるかなり雑多なものなので、サブスクの際などのお供に楽しんで頂ければ幸いです。
※以下には『新世紀エヴァンゲリオン』のTVシリーズ全話及び、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)²』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の重大なネタバレを含んでおります。未視聴の方はご注意下さい。
TVシリーズ
【1話】
・綾波の幻影
・正体不明の使徒が登場。15年ぶりの使徒。15年前はどう凌いだ?
・精巧に描かれた戦闘機等の兵器が凄い。
・N2地雷ってなんぞ?
・ギャグっぽい爆発描写があって面白い。もっとシリアス一辺倒なイメージがあったけど、そうでもないみたい。
・シンジくんってもっと気弱なイメージだったけど、意外と毒舌というかクールなんだなぁ。ミサトさんはイメージ通りのキャラクターって感じ。そもそも最初の写真の段階で学生を誘惑しようとするな。
・息子のことを「もう一人の予備」と呼ぶゲンドウ、全然息子を大切にしてないな。シンジくんはゲンドウに捨てられたみたいな感じなのかな。
・この当時のシンジくんもとい緒方さんの声って、ちょっと高山みなみさんっぽいですね。
・サードチルドレン……。
・究極の汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン。いきなり連れてこられて急にエヴァに乗れって言われるシンジくん、とんでもない目に合わされてるな。そりゃ急に連れてこられて化け物じみた敵と命がけで人類のために戦ってくださいって、理不尽過ぎる。直前まで一緒にいたミサトさんにまだ乗れって言われるのも可愛そう。
・「逃げちゃだめだ」このシーンか。
・何の説明もなく注水されるの怖すぎる。そして急に怒られる。
・機械操作の動きがいちいちこだわられていて凄い。細かく、綺麗な映像で動くなあ。シンジくんの出撃で1話終了。
【2話】
・歩くところからスタート。そもそも動かすのが難しいんだなあ。
・いきなり戦闘に出されて、腕へし折られた状態から「シンジくん避けて!」って無茶振りすぎて笑ってしまう。
・「知らない天井だ」でタイトル。おしゃれ。
・NERVの特殊スーツ凄い暑そう。
・人類補完計画! よく聞いてた計画名だ!! 何がどうなるんだろうか。そしてゲンドウもたくさんパワハラにあってました。大人って大変。
・精神汚染なんて起こるんか。
・兵器デザインが本当に緻密だな。「希望的観測は人が生きていくための必需品よ」いい言葉だ。
・シンジくんとゲンドウ、親子だけあって顔似てるな。
・街の声や疎開についてとかが丁寧に語られるのはリアルですね。
・「ビルが生えてく!」あってるんだけど、なんか面白い。
・使徒撃退用要塞都市とかいう中二心をくすぐるワード。
・シンジくん、ただいまを照れて言うってことは家族の愛に飢えてるのかも。
・一方のミサトさんも母性を与える相手を求めてる感じから、過去になにかあったのかな。でも、現代だと「男だろ」理論は性差別問題として炎上しそうで草。
・普通にペンギンが歩いている家。
・「風呂って嫌なことを思い出すことの方が多いよな」って庵野監督が普段から思っていることなのかな。風呂嫌いとの繋がりとか。
・ん?あの使徒を倒したっていうのに? 使徒に負けて終わったんじゃないのか?
・なるほど、エヴァ暴走ってここか。
・「勝ったな」ってこのシーンか!!
・ATフィールド同士は中和と侵食が可能。
・使徒、勝てないとわかって躊躇なく自爆したってことは相手を本能的に破壊するんじゃなくて何か目的があって行動してるのかな。知性はありそう。
・エヴァから生えた目があったけど、そういえばエヴァって生体兵器だったっけか。
【3話】
・プラグスーツスタート。シンジくんの目が死んでる。
・電源なしだと、限界が5分。
・「目標をセンターに入れてスイッチ」
・言われたことにおとなしく従うのが処世術とは、なんというかしんどいな。
・ミサトさん、なんか絶妙に頼れない大人って感じがしんどい。ミサトさんなりには頑張ってそうなんだけどなあ。
・ヤマアラシのジレンマ!! かなり好きな理論!! 適切な距離を掴むって難しいよな。
・トウジ、妹が瓦礫の下にってしんどい。
・イヤフォンで周囲を避けるのが嫌にリアル。こうした子が主人公って当時は珍しかったようなイメージがあるんだけど、実際どうだったんだろうか。
・世界中の異常気象と世界数千種の生物と人類の半分を失ったのが「セカンド・インパクト」なのか。
・自分が特別になったから、つい答えちゃうシンジくん。凄く年相応って感じ。でも家族を傷つけられたトウジからすると複雑よなあ。
・メカメカしい要塞都市の動きが最高。子安さんやら林原さんやら良い声の渋滞すぎて最高。
・今回のは第4の使徒か。
・周りに嫌われてでも命だけで戦わないといけない、戦いを宿命付けられた者の苦悩ですね。あと、市民の危機感と現場感覚の違いがリアルだなぁ。
・戦闘訓練が射撃だけだったのに、状況判断も求められるの結構理不尽。初戦ではないにせよ、まだ学生なんだけどなあ。
・いちいちエヴァの損傷が痛々しい。そして相変わらずシンジくんの目が死んでいる。
・シンジくんの叫びが辛い。彼は彼なりに、やれって言われたことを正直に行っているだけなんだなぁ。戦闘が始まると、ミサトさんはどうしても道具のように彼を扱ってしまう気がする。人としてのシンジくんと道具としての彼、なんか難しいね。
・3話終了。結構スムーズに使徒討伐していくんすね。
【4話】
・引きこもったかと思いきや逃亡したシンジくんと、やや達観気味のミサトさん。
・ふたりとも意外と良いやつ。
・電車のシーン、少し前まで満員電車なんて普通だったのに不思議に感じてしまうな。
・シンジくん、前より更に目が死んでる……。
・ドキュメンタリーとかになってるってことは、セカンド・インパクトって結構前の出来事なのかな。
・シンジくんは家出して行く先もないのしんどいな。戻らないならそれでも良いのかもというミサトさん、親としての母性と仕事の人格を上手く切り替えられない人って感じがあるよね。
・褒められもしない、一人での戦いを強要されるシンジくん。仲間がいない感じがあってしんどいな。誰にも任されないし、14歳が背負うには世界は重すぎる。
・傍目には「正義のヒーロー」ってカッコいいけど……。
・親がいないという共通点。シンジくんからすると初めて感覚を共有できる同年代なのかも。それなのに、それを許容してもらえない
・ミサトさんも帰ってきたことをまず喜んであげない辺り、彼よりも仕事を優先してしまってるって感じ。自分も自由でいられないのをシンジくんに重ねて怒ってしまう。気持ちはわかるけど、シンジくんの気持ちを考えるといたたまれないな……。
・やっと新しい友人が出来たのに、抹消されて離れないといけないシンジくん。彼らとの出会いは大きな成長に繋がるのかもしれない。……彼にそんな猶予があればだけど。
・ミサトさん含めたNERVの大人たちも、絶妙に機能不全的な感じがあるというか。大人になりきれてない大人って感じがする。そもそも大人になるってなんなんだろうか。
・ミサトさんとシンジくんはかなり似た者同士なんだな。だから、気持ちを上手く伝えられない。
・逃げているようで、自分の弱さに気付いていて必死に自分と戦っているシンジくん。14歳でこれだけ大人になることを強要されるのって大変すぎるな。
【5話】
・ゲンドウって普通のメガネかけることあるんだ!! グラサンおじさんかと思ってた!
・この狭い研究室で暴走可能性があるの危なすぎませんかね……。
・そして、息子に対してよりも綾波に対してへの愛の方が強そうなゲンドウ。……もしかして、ロリk……。碇ゲンドウって取り乱すことあるんだな。
・使徒は光に近い物質。人間っぽい所も怖いな。
・ミサトさん、お母さんというより小姑っぽいな。
・断片的な情報しか知らないけど、綾波って人工生命体だったりするのかな。
・シンジくん、友だちができてよかったなあとホロリ。
・父親が自分と同い年くらいの女の子と親しげに話してたら、そりゃ微妙な表情になるよな。
・リツコさんは逆に、公と私を上手く切り替えて生活している感じがあるな。今のところは。
・ゲンドウのことをなにか知っている様子のリツコさん。どういう関係なのかしら。そして、ゲンドウはゲンドウなりにシンジくんの心配をしてるのかも。
・綾波の家の感じ、大学のときの後輩の家を思い出すオシャレさだなぁ。ここまでボロボロじゃなかったけど。
・裸で無表情に迫ってくる同級生、ラッキースケベとか通り越して威圧感ヤバそう。というか、シンジくんも同級生の裸見たのに手の感触を確かめる感じ面白い。そっち優先かい。
・散々自分を置いてけぼりにしていた親のことを怒ったらビンタしてくる同級生、それなりに怖いな。シンジくんこんな理不尽体験ばっかりね。
・結果的に、実の息子であるシンジくんの登場がレイのエヴァ起動安定に繋がったのかな。
・シンジくん、マジで唐突な理不尽に遭う星の元にでも生まれてるのだろうか。彼の危機で5話は終了。可愛そ過ぎる。
【6話】
・14歳にして出撃と同時に危機的状況にされるシンジくん。
・ラミエル、見た目より凄く賢い戦略を取るんだなあ。
・陽電子砲 (ポジトロンライフル) って名前だけでもうワクワクする。そして、借りる (ほぼ強奪) のむちゃくちゃだなあ。
・おっ! これは現実でも話題になった「ヤシマ作戦」だ!!
・世界のためとはいえ、目が覚めるなり戦闘命令下されるのキツいな。何度も書いているけど、誰一人としてシンジくんの弱さを許容してくれないのがしんどい。強くあることを強制され続ける14歳か。友達はある程度気持ちを汲み取った反応をしてくれるけど、職場環境が厳しすぎる。
・やったことないよ!→マニュアルどおりにやれば大丈夫だよ! あと、ミスったら死ぬレベルの危機だから気をつけてね!! って流れで草。最悪のケースも考えてあげて!!
・「あなたは死なないわ。私が守るもの」ってこんな関係性での言葉だったのか。
・綾波にとってはNERVが全てなんだな。少し前のシンジくんと同じ、周囲との繋がりの無い隔絶された存在。シンジくんも同じ道を歩んでいたかもしれないことを考えると、こちらも似た者同士なのかも。
・ゲンドウと同じく、己を顧みずに綾波を助け出そうとするシンジくん。こういうところを見ると親子なんだなって感じ。ゲンドウの言葉にするのが苦手な不器用さも、シンジくんと同じような感じなのかな。
・よく名言で出てくる「ごめんなさい。こういうとき、どんな顔すればいいのかわからないの」だ!!
・こういうシーンを茶化すのは嫌いなんですが、綾波の目に浮かぶシンジくんが絶妙にドヤ顔に見えて笑いそうになっちゃった。そして初めて見せる綾波の笑顔。これが当時数多くの思春期男子を落としてきたキラースマイルか。
【7話】
・山ちゃんの声だ!!!! 「シナリオ通りに」って何だろうか。
・朝一からビール飲むミサトさん、酒クズが極まってる感じあるな。でもシンジくんとの関係性はちょっと打ち解けた感じ。そこで「これも仕事だし」とか言っちゃう絶妙にデリカシーのないというか、照れ隠ししてしまうミサトさん。不器用だなあ。
・綾波レイ、顔の近くで腕を組むっていうゲンドウのミラーリングをしてるの面白いな。一番近い関係の人なんだろうな。
・何だかんだでシンジくんも中学生っぽい友人が出来て打ち解けてきたの、うれしい。
・「失業者アレルギーですしね。あの国」みたいなチクリと刺す皮肉、『シン・ゴジラ』のときもあったけど結構好きだなあ。
・明かされるセカンド・インパクトの真実。人型の使徒と原因不明の大爆発がセカンド・インパクトの原因。そして、サード・インパクトを防ぐことが目的か。
・いつもだらしないミサトさんがしゃんとするだけで事態のヤバさが伝わるの、上手く出来てるなあ。
・司会の人が大塚芳忠さんだ!! くそみそ豪華だな!!
・赤木リツコは意外と人の想いやテクノロジーを信じてるんだな。意外と熱い人なのか。裏で正々堂々キレるミサトさん、静かに燃える怒りを見せるリツコさん。
・日本の許可制度がぐるぐるたらい回しになる感じとか、この頃から庵野さんは日本での決定システムを皮肉ってたんだなあ。一貫されてますね。
・「やれることやっとかないとね。後味悪いでしょ」というミサトさんの覚悟は、今後のシンジくんに響きそうな言葉だなあ。
・あーなるほど。ギリギリで停止するようにゲンドウが仕組んでたっぽいな。
・最後の友人たちのセリフ良いな。普段人に見せない姿を見せるのは家族だから。たしかにそういうもんよね。
【8話】
・ついにアスカ登場だ!
・セカンド・インパクト前のビンテージものってことは、相当時間が経ってるっぽい?
・セカンドチルドレン、惣流アスカラングレー。シンジくんはサードチルドレンなのか。ファーストチルドレンってレイ? それともまだ出てきてない?
・ミサトさんの顔www この服装おしゃれというか、似合ってるなあ。
・加持さんだ!! 山寺さん良い声すぎるな!!
・加持さんとミサトさんって元恋人っぽいな。
・偶然も運命の一部……かぁ。
・アスカの動きに若干のジブリみを感じる。流石は宮崎監督の元アシスタント。
・「あんたバカァ?」頂きました!! あとアスカ用のプラグスーツを着てモジモジするシンジくん、絶妙な恥じらいがあって笑ってしまった。
・本体を覆うための布をマント状に装備する2号機、良いな。クロスボーン・ガンダムを思い出す。
・数多の戦闘機が玩具みたいに弾き出されていくの、マジで勿体なさ過ぎる。
・さらっと自分だけ逃げる加持さん、クズさが凄い。まあ上官命令だし仕方無い感じはあるけど。
・直前までの戦闘がどシリアスだった分、アスカが入った戦闘は少しコメディチックで楽しい感じ。仲間ができてシンジくんも気持ち元気になった気もする。
・口内でのゼロ距離射撃が通用したということは、使徒も体内にはATフィールドを張れないのかな。まあ口を開いてくれる使徒なんか殆どいないだろうけど。
・人類補完計画って結局なんなんだろうか。人類の始まり、「アダム」ってことはクローン人間でも作り出す計画か? アダムといえば、彼の骨からイヴ=エヴァが生まれたってエピソードもあるのでエヴァの成り立ちにも関係してるのかも。というか、エヴァンゲリオンって「福音」って意味だっけか。
・エンディングの曲調や歌い方が変わってる!!
・というか、Netflixのあらすじに「セカンド・インパクトから15年後」って書いてあった。じゃあかなり前の出来事なのね。
【9話】
・瞬間、心、重ねて だ!! この回だけは何となく知ってるかも!
・学生の盗撮、当時もアウトだろうけど今だったら完全に逮捕案件って感じ。
・綾波とアスカの関係性ってそういえばよく知らないな。
・加持さんプレイボーイなのか。昔みたいにってことは、三人での活動が多かったのか。
・ラミエルの残骸がそのままになってるの、研究目的もあるんだろうけど片付くまでに時間がかかるのがリアルだ。
・エヴァ弐号機は近接戦闘メインっぽい?
・通話中に映像が途切れる演出凄いな。そして犬神家リスペクトのやられ方。
・冬月さんがちゃんと上司してる!!
・「どうして皆すぐ怒るの!?」→「大人は恥をかきたくないのさ」か。いいセリフ。
・関係各所から大量のクレームが来るのってリアル。そして、未だにミサトさんは加持さんに気がありそうな感じ。
・アスカが来てからシンジくんのコメディ要素が増えて何より。
・アスカのプイッ。可愛らしいな。
・そりゃ男女が全く同じ言動、行動してたら勘違いされるよね。
・ところで、シンジくん女装めいた服装に點せられること多くないっすかね。
・曲に合わせてシンクロをマスターしていく感じ、凄くテンポよくて見やすい。
・アスカの胸元がギリギリな感じ、作り手のフェチズムを感じて面白い。
・意外と男の子な一面のあるシンジくんと、まだ幼さの残るアスカ。
・加持さんとミサトさんの関係性といい、大人向け路線になってきた感じがある。でも、ミサトさんは加持さんに弄ばれている感じが嫌なんだろうな。
・そして、やっぱり元恋人なのか。しかも8年前って結構前。
・リアルタイム連動の音楽と演出。凄い作中世界との一体感がある。そして作画がヤバい位滑らかで美しい。そして、最後は喧嘩っていうオチもあり。まだまだ中学生の幼さがあっていい終わり方だ。そして、頭を抱える大人代表の冬月さん。何だかんだ優しそうな感じもあるな。
【10話】
・マグマダイバー!! よくマイクラとかで聞くやつの元ネタだ!!
・アスカは相変わらず加持さんにお熱な感じ。大人に憧れる中学生っぽいなあ。
・加持さんの中学生時代にセカンド・インパクトがあったのか。ってことは、加持さん30歳くらい? 思ったより年齢が近くてびっくり。もっと年上かと思ってた。
・前回よりも日常場面の作画が綺麗ね。まあ前回は後半のために力を貯めてたんだろうけど。
・アスカとシンジの間をビール缶で断絶する演出、何か意味深な感じ。それぞれの考え方の違いみたいなのを表しているのかな。
・修学旅行に行けない中学生。学生的にはキツイだろうな。戦いのために自由を奪われる感じはかなりきついよな。
・アスカの水着に照れるシンジ。
・「熱膨張」、今回の後半でまた話題に上がりそう。
・今回の使徒の姿って胎児っぽいな。人間と同じような構造なのがよく分かる。やっぱり、アダムと何らかの関係性がありそう。
・あー、エヴァ自体が耐熱装備を纏うのか。宇宙服っぽいのはアスカ自身が着てるのかと思ってた。
・レイをライバル視するアスカ。ファーストチルドレンとセカンドチルドレンの違いとかがあるのかな。
・碇司令からの失敗時には道連れ作戦。セカンド・インパクトで起こったことを再来させるなら、その場の人間を死なせるほうがマシっていうマクロ的な考え方なんだな。そりゃ人類の存亡がかかってたらそうなる人も多いか。
・ミサトさんもマクロな思考って感じがあるけど、ゲンドウほど割り切れていない様に見える。一方のアスカも、そこは割り切っている感じで大人っぽい部分もあるんだろうな。覚悟が決まっていてカッコいいとも思う。
・マグマを自由に動き回る使徒、生命体としてはかなり特殊っぽい。
・ここで熱膨張の前フリを回収。鮮やかで理論的な戦いって感じ。
・このまま死ぬかもしれない状況に、かなり達観された反応を見せるアスカ。シンジくんが急で特殊な境遇なだけで、みんなある程度の覚悟を決めた状態で任務に望んでるんだろうな。
・「膨張してしまった…」じゃねえよwww 上手いこというな!!
・ミサトさんの傷跡と、アスカの過去。アスカもセカンド・インパクトの被害を受けた人間なのかな。肝の座り方的にも、何かはありそうよね。
【11話】
・みんな電車で出勤する辺り、日本の職場がリアルな感じ。
・「市議会は形骸に近いよ。」現実もAIが発展してきたけど、中々機械全盛の時代が遠いね。
・公衆電話の感じ、懐かしいな。そして碇司令を怖がりつつも頼りたいシンジ。今の彼には父性も必要なんだろうけど、親は忙しいのが辛い。でも、電話をブツ切りにしない感じは息子を嫌っているわけではないんだろうな。
・8番目のやつ。第8の使徒か。
・備えあれば憂いなし……実際に災害時には電源が落ちることが多いので、アナログの必要性を本当に感じる。阪神淡路大震災とかがあったからか、庵野さんはこの頃から機械に頼り切りな世界を危惧してたんだな。
・司令と副司令、暑くても我慢してるのシュールすぎやしませんかw
・人類を守る組織の妨害を人類が行うの、皮肉だな。もし使徒が暴れたら、困るのは自分たちもなのに。
・使徒と何故戦うのか。確かに気になるよね。もしかして、人間が別の進化を遂げた姿だったりする?
・「所謂独善者ね」で直後にゲンドウが映し出される演出。そういうことなのかな。でも、意外と現場主義なゲンドウ良いな。
・緊急時でもアナログで発進可能なのは防衛兵器としては非常に大事だな。
・ピンポイントで溶解液を利用して本部を攻撃する辺り、やっぱり使徒は賢い。
・壁に張り付いて、足を壁で固定してからの上空射撃クッッッッッッソカッコいい。最高!!!!
・ウグイス嬢が矢島晶子さん (しんちゃんの声優さん) なの、マジで贅沢過ぎる。
【12話】
・15年前の話からスタート。セカンド・インパクトでの惨劇か。ミサトさんは家族と共に巻き込まれたんだな。
・セカンド・インパクト、思った以上に世界の終わりみたいな出来事。むしろ良く人類が生き残れてたなぁ。
・昇進がすぐ分かる辺り、流石ミリオタ。よく見てるなあ。
・エヴァに乗るための才能を与えられてしまったシンジくん。人は自分が望む才能をもたらされるとは限らないんだよな。
・シンジくんはシンジくんで、自分の才能に気づけない幼さというか無自覚さがある感じ。誰かが望む才能を持っている人は幸せとも限らない。それが鼻に付いてしまうにんげんもいるか……。割り切れない人間の関係性。
・ミサトさんはシンジくんの才能を羨んでいる部分もあるんだろうな。それ故に、彼の反応に憤りを感じてしまう。自分で使徒たちに報復をしたいが才能がそれを許さなかった人間のやりどころのない怒り。でも、無垢な中学生に向けるにはあまりに残酷なんだけど……何とも言えない苦しさがあるな。
・「原罪の汚れなき、浄化された世界だ」この辺りの会話的に、ゲンドウは聖書内で人間が課された原罪がセカンド・インパクト (=使徒の影響) で贖罪されたと解釈しているのかな。何とも皮肉な表現にも聞こえるけど。
・そして冬月の「俺は罪にまみれても、人が生きている世界を望むよ」という解答がオシャレだな。ゲンドウはどちらかというと、地球自体を救済したいのかも。冬月は逆に、人類の救済がメインっぽい。
・宇宙から使徒自身の肉体を利用して攻撃してくるのが斬新。むちゃくちゃな戦法をとってくるな。
・やっぱりミサトさんは何が何でも使徒に復讐したいんだな。その結果、エヴァやそのパイロットを道具のように扱って死のうとも。かなり個人感情が入ってる感じがあるけど、それもまた人間なのかも。全ては人類のためと達観してるゲンドウとは割と間逆な部分かな。
・死ぬ確率が高くても成功したときのことを考えるアスカ、人間の強さを体現してる。
・才能を知らしめるために戦うアスカ、戦うことが存在証明のレイ、そして戦うことを突如宿命付けられたシンジ。
・父への呪縛から逃れるために戦うミサトさん。やっぱりシンジくんと同じなんだな。
・シンジ、アスカ、レイの連携も段々様になってきた感じ。
・「話は聞いた、よくやったなシンジ。」短い一言ながら、ゲンドウはやっぱりシンジくんを特別視している部分があるんだろうな。前話でレイが自分は特別扱いされていないと話したのは、こういう部分がゲンドウから垣間見えてたからなのかもしれない。
・父に褒められるために戦っているのかもしれないシンジ、健気で泣けてきた。エヴァには色んなテーマがあるけど、メインテーマはやっぱり少年たちの成長なのかも。親の愛を求める少年と、自分たちの存在を証明するためにあがく者たちのお話。
・あと今更ながら本作って、毎話人類滅亡ギリギリで戦う緊張感が凄い。ウルトラマンとか仮面ライダー終盤の展開を毎話毎に見せられている感じがあって、中々に高カロリーだ。
【13話】
・リツコさんの「冷めてるわよ、それ」というコーヒーから、相当時間集中してたんだろうなと推察できる演出が細かいながらも分かりやすい。
・リツコさんのお母さんも研究者だったのか。
・「明日までに修理しておけ、碇がうるさいからな」って言い方的に、冬月はエンジニアを地味ーに気遣ってる感じがあって好き。リツコさんの言い方からも、ゲンドウは憎まれ役なんだろうな。当の本人はそれすら割り切ってそうだけど。
・物体を侵食する使徒、どんどん戦略的になっていってる気がする。相手に対して肉体や形状を変化させるのは厄介過ぎる。
・初号機だけは守ろうとする辺り、特別製ってことか。
・生物でありながら、機械系統にまで侵食する使徒。とんでもない進化の早さだ。
・進化の果ては自滅……。今後の人類を暗示しているようで少し不気味でもあり、皮肉めいている感じもある。
・リツコさんのお母さんが残したMAGIのメモの中に「碇のバカヤロー」があって笑ってしまった。技術者に死ぬほど恨まれてとるな。
・なるほど。MAGIにはリツコさんのお母さんの人格が埋め込まれているから、冒頭に「母さんは今日も元気なのに、私はただ歳を取るだけなのかしらね」って呟いたのか。
・冷えたコーヒーから始まった戦いが温かいコーヒーで終わる。母との乖離が母との接続で終わったね。それぞれの家族の繋がり、在り方をかなり比喩的に表現しているようにも取れる。
・「最後まで女でいることを守った」ことが世界を守ったというのは、何とも言えない感慨があるな。結局、使徒も人の心を把握するのには手間取ったんだろうか。
【14話】
・第3の使徒 サキエルの話が再びスタート。ダイジェスト回っぽい雰囲気もある。
・それぞれの使徒名が明確に出てきましたね。みんな天使の名前がモチーフみたい。
・死海文書って確か、未来の予言が書かれた書物だっけ。これも聖書関連の話題だった気がする。
・ゼーレ……他のゲームのエヴァコラボで名前だけ聞いた覚えがあるけど、組織名?
・今回は半ダイジェスト回っぽい。
・レイの「水」で「碇司令」っていうのはどういうことだろうか。エヴァの水 (LCL) のこと? あと「赤い土から作られた人間」は聖書において、神が土で作った肉体にアダムの骨を埋め込んでイヴを作った話のこと?
・ん? もしかしてレイってクローンとして作り出された存在だったりする?
・ダミーシステム、何らかのよろしくないことなんだろうな。
・あれこの暴走の仕方って、レイが暴走した時と同じ構図の感じがする。
・ロンギヌスの槍って、たしか聖書の中で出てくる聖遺物だよね。エヴァが他の作品とコラボしたときも使ってたし、とりあえずクソやべー槍って感じかな。
・今回は結構概念的な要素が多くて難しめだった印象。後でこの回を見直したら分かることも多いのかな。
【15話】
・マルドゥック機関。
・ミサトさん三十路前ってことは、加持さん含め皆29歳くらい?
・お母さんと言われて照れる綾波可愛いな。それとも、シンジくんに「お母さんみたい」と言われるのが嬉しかったのかな? シンジくんの母親となにか関係あったりする? シンジくんはレイに母親を見ている部分もあるのかな。人間らしさの肯定?
・ん? 「お母さんにも会うんだから」ってことは、シンジくんの母親は生きてるのかな。
・あー……やっぱり母親亡くなってるのか。2004年ってことは、セカンド・インパクトから4年後に亡くなったのか。
・「誰もやめろって言わなかったから」ってシンジくんの言動、今後なんかありそう。行くところまで行ってしまうような不安定さがあるようにも感じる。
・加持さん、ミサトさん、リツコさんの関係性って、どことなくシンジくん、アスカ、レイの関係性にも親しい気がする。
・ミサトさんは父親という呪縛から逃げ出しただけか……。シンジくんと同じと話しているところから、自分に言い聞かせるようにシンジくんに逃げないように伝えてたのか。
・キスで若干空気を読むペンペン可愛い。
・アスカはシンジくんと加持さんへの恋心とその否定の間でせめぎ合ってるのかな。そこら辺は加持さんやミサトさんと近いかも。
・綾波が入っているカプセル、接続部が人間の脊髄っぽくて怖いな。
・ロンギヌスの槍が刺さってる使徒。これが第一の使徒「アダム」か。第一の使徒ってアダムだったんだ……。天使の名前じゃないんだ。
・今回は大人っぽい雰囲気でしたね。そして、エンディングも歌詞無しというのがオシャレ。
【16話】
・人に叱られないように謝る。内罰的……うう、刺さる言葉だ。
・ミサトさんと加持さんはただ付き合ってるんじゃなくて、二人でNERV内部の調査っぽいかも。
・なるほど、アスカは恋心とライバル心の間で揺れてるのかな。そして、ちょっとだけ調子づいてきたシンジくん。自己肯定感の調節って難しいね。
・レイが意見するようになったのは心境の変化かな。そして、相手を飲み込む使徒の影。どういう能力なんだ。
・アスカは気持ちが弱くなってくると口数が増えるんだな。怖いからこそ、相手に強く出ようとしてしまう。
・シンジくん、折角自己肯定感が上がってきてたのに精神を最底辺まで叩き落とす出来事が起こりすぎではないだろうか。
・亀裂が入り始めるミサトさんとリツコさん。
・自分が二人っていうのは、よくいうところのメタ心理のことっぽい。自分を見つめる他者と自分の中の自己像で揺れ動くシンジくんの心。家族愛や父性、母性愛を求めるシンジくんと、それを自己否定しようとするメタ的なシンジくん。心の中に子供と大人が同居した状態で、そこで折り合いが上手くついていないんだろうな。中学生ながら、中学生らしく親に甘えられず、突然世界の存亡を背負わされた少年。運命に向き合うべきと感じる気持ちと、それを否定したい気持ち。彼にはあまりに重すぎる要素だよ。
・お母さんの幻影を見たシンジくんと、暴走するエヴァ初号機。もしかして、エヴァの素体って人間だったりする?
・シンジくんの無事を心から喜ぶミサトさん。本当にお母さんっぽくなってきた気が。
・さっきのリツコさんとゲンドウの言葉から、まさかお母さんにアダムを移植したからエヴァ? だったら相当な地獄な気がするんだが。
【17話】
・トウジの妹、まだ治っていないのか。
・エヴァ4号機は失敗しているのか。そして、3号機も開発されていたか。予告の感じから次の適合者が出てくるのは不穏な感じ。
・ダミープログラム、機械だけで運用するんじゃなくて中に誰かを入れるのか? 事故ったときのことが怖いな。
・フォースチルドレン、誰なんだろうか。トウジだったりするのか?
・委員長はトウジに淡い恋心を抱いてるっぽい。トウジにヤバいフラグが立ってる気がして怖い。
・シンジを褒めるトウジ。やめてくれ……トウジ。もはやフラグが溢れかえっとる。
・あれ? レイもしかしてシンジのこと好きになってる? ゲンドウの代わりではなく、シンジという人物を好きになってきている感じがある。
・外敵から自分たちを守る臆病者の街か。
・シンジくん、意外と加持さんに心を許しているのが良い関係だな。シンジくんは頼れる男の人が少ないから、こういう頼っても問題ない大人がいて欲しいな。
・委員長、どんどんトウジとの関係が進展してるけど……。不穏な空気が続いてる。
・エンディングがまたアレンジされてる!!
【18話】
・タイトルと予告から既に鬱展開が来そうで怖いです。
・今更ながらオープニングで初号機に生えてる羽って、セカンド・インパクト時のアレと同じじゃないっすか? じゃあやっぱりアダム関連?
・エヴァ3号機のパイロット、少なからずシンジくんの友人どちらかなんだろうな。
・入院中の妹って……。あっ…… (察し)
・アスカなりに心配してくれてるんだな。つまり適合失敗して死ぬリスクが高いのか。
・加持さんも絶妙にシンジくんの不安を取り去ってくれない感じがあるな……。受け止めてもらえない、教えてもらえない不安感がシンジくんを取り巻いている。
・周りの友人達は何となく雰囲気からトウジの適合に気付いている様子。でも、シンジの鈍感さというか、楽天さが悪い意味で作用してしまってるな。
・エヴァ3号機が第13の使徒か。これまさかシンジがトウジごと第13の使徒を殺させる気なんじゃ……。
・ゲンドウはあまりにマクロ的視点で割り切りすぎな気がする。それが必要なんだという判断なんだろうけど……。
・うわぁ、ここでダミープログラムが起動するのか。なるほど、ダミープログラムは個人でも動くAIか。あまりに躊躇がなさすぎる。
・ゲンドウ、あまりにもシンジを曇らせようとしすぎじゃないか……。何も教えてもらえずに目の前で友人を見殺しにしたなんて知ったら、シンジくんまた壊れちゃうんじゃないか。
・トウジ、一応生存を確認したみたいだけど……生きているのか?
・やっぱりシンジくんおかしくなっちゃうよ。中学生にさせることじゃなさすぎる……。
【19話】
・男の戦い! あの特徴的な使徒が出るやつだ!!
・ゲンドウ……これは子供の駄々じゃなくて、息子の心からの叫びだぞ。少しくらい向き合ってやってくれよ。
・トウジ生きてた!!
・いや、生きてるのかこれ? 生きてないんじゃないか? なんか色合いが不穏だけど。
・シンジくんに親の気持ちを理解しろって言うこともわかるけど、それ以上に親の説明不足が過ぎるんだよなぁ。シンジくんの内的空間で2つの思いがせめぎ合っているだけなのかもしれないけど。
・シンジくんの人生、正しく「逃げちゃダメだ」に集約されていて、逃げることが許されない存在なんだな。逃げてもいいよと誰も伝えてくれない、誰も伝えられない。自分でもその選択肢だけは選べない。
・レイは自分の代わりはいるからと自己犠牲に走り、アスカは自分を認めてほしくて、力になりたくて必死だけど実力的にシンジの代わりにはなれない。結局、シンジくんに逃げる選択肢なんてそもそもない。それを選んで訪れる結末は人類滅亡だけ。
・人は自分の才能や運命から逃れられない。どうその才能や運命と向き合うか。
・使徒を食ったりする辺り、やっぱりエヴァ初号機は生体兵器なんだな。ほとんど使徒と同義ともいえるのか。
【20話】
・使徒が残した傷跡。あまりにも大きいな。
・シンジくん、取り込まれたってどういう状況なんだろうか。もはや生死も不明。
・自分では世界を救えなかった。プライドがずたずたにされたアスカは自分で自分が許せないんだな。
・精神体になってしまったシンジくん。何故自分が戦うのか未だに苦しんでるんだな。
・フロイトが言うところの、自分の父親を敵視して母親を奪いたい、見返してやりたい反面、父親を恐怖する「エディプス・コンプレックス」に近い気もする。
・父親を見返してやりたい気持ちと愛して欲しい気持ちのせめぎあい。
・シンジくんは小さな頃にエヴァを見ていたんだな。だから、「父さんと母さんから」逃げ出したと。
・戦いことが自分の存在証明になりつつあるシンジくん。それはレイと同じ自己犠牲の道に続いているようにも感じる。
・母親と自分の同化。母性愛を得られなかったシンジくんがエヴァと一つになることで安心したいというのは、ある意味での胎内回帰への欲求とも取れるのかな。
・現実に引き止めたい大人たちと逃げ出して安心したい少年。逃げ出したいシンジくんが失われた逃避先がエヴァの中の内的空間だったってことかな。
・でも今までと違うのは、エヴァ抜きで心からシンジくんの帰りを待っている人がいるってことなのかも。
・お母さんの匂い。シンジくんのお母さんはエヴァパイロットで、エヴァと同化した?
・例え地獄でも、生きていれば幸せになるチャンスはどこだってある。不意に星野源さんの『ここが地獄でなぜ悪い』を思い出す。生き方一つで人の人生は決まるのかもしれないね。
・「男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける」ってことは、やっぱり綾波レイはゲンドウによって作られた生命? それとも隠し子?
・安心できたことで情欲を満たすっていうのは、ある種の生存本能なのかもなぁ。自分も今まだ生きていることの確認作業。埋まらない心の隙間を埋める作業。絶妙にリアルな感じ。
・三石さんのこういう音声って、現状だと希少かも。
・加持さんの「最後かもしれないがな」で音が止まるの、あまりに不穏が過ぎる。
【21話】
・NERVのテレフォンカードは使い放題なんだな。流石特務機関。
・あ! アニメでよく見る、姿は出ないでクソでけえ板に音だけ流すやつだ!! 元ネタこれだったのね!!
・冬月さんって元先生 (というか教授) だったのか。そして、シンジくんのお母さんとも関わりがあったのか。
・ゲンドウが普通の世の中にいるの不思議な感じがするな。
・リツコさんのお母さん、きれいな人だったんだな。
・「アダムより人の作りしものはエヴァ」やっぱりアダムから生まれてたか。
・リツコさんたちはこの頃から3人でつるむようになったのね。リツコさんが以前話していた潔癖の話は、自身が男性への拒否感があるとかの潔癖症的な側面があったからか。
・シンジくんは自分の母親が事故に遭う姿を目撃してしまったのか。そして、耐えきれないストレスを自分の中に封じ込めた。それが彼がエヴァから逃げようとする根底なのかな、
・女としての母っていうのは、ゲンドウと不倫? していた母のことだったのかあ。
・レイは知人の子……なのか? 本当に? やっぱり出生にゲンドウが関わってそう。
・レイはシンジくんのお母さんに似ていたから、「お母さんみたい」という言葉が思わず出たのかな。
・リツコさんが結婚しないのは、自分を放任してゲンドウと不倫していた母親が醜く感じたからなのかな。でも前話で「私も同じか」ってミサトさんのことを見送ってたってことは、もしかしてリツコさんもゲンドウと不倫してる? だとしたらこの研究所、大学のサークルぐらい人間関係がドロドロしてんな!
・レイが「代わりがいる」っていうようになったのはこの体験がきっかけか……。エヴァパイロット周辺人物の心の傷って、ほぼゲンドウの軽率な発言じゃねーか!!
・加持さん……それってそういうことじゃん。どうして最期にそれを残すのさ……。
・加持さんを撃ったのは誰なんだろうか。
【22話】
・アスカは自立して強くないと生きられない環境だったんだな。エヴァパイロット、みんなしんどい中を生きてきているな……。
・現状のミサトさんの家、シンジくんもミサトさんもメンタルボコボコ状態だから余裕ないんだよなぁ。
・全体の空気が1話周辺の空気感に戻ってきている感じがある。しんどい。
・アスカは自分が女性で、シンジくんに負けていることが劣等感を刺激されてしょうがないっぽいな。自分がお払い箱になってしまうことへの恐怖。努力が芽吹かない苦しみ、望まない才能を持った苦しみ、自分が一番ではない苦しみ。それぞれの苦しみ。
・アスカがレイを嫌う理由は、お人形みたいに動かない存在を母親が愛していたのを許せないのか。自分の意志があることを否定されているように感じてしまうのかも。
・親と一緒に生きたかったけど、それを許されなかったのはシンジくんと同じか。だからこそ誰かに自分を見ていて欲しくて、大人ぶろうとしていた。エヴァパイロットはみんなどこかしらに家族不全を起こしている感じがある。
・もしかして、セカンド・インパクトの原因ってロンギヌスの槍を使用することだったりする?
・シンジくんとは別のベクトルで、大人になることを強制された子供がアスカなんだな。年不相応の生き方を求められるのは辛いよ。
【23話】
・どことなく幼児退行したようにも感じるアスカ。本来の精神的成長が幼いまま止まってしまってるんだろうな。
・委員長に母性を求めてるんだろうな。自分が子供に戻っても許容してくれる存在。ボロボロのミサトさんと消えた加持さん。彼女に頼れる大人がいなくなってしまった。
・使徒がどんどんと生体、精神面への侵食に向かってる感じがある。
・レイは心を持たないようにして生きてしまったんだろうな。それ故に、自分の気持ちに気づくことが出来なかった。
・ゲンドウはゲンドウで、自分の子供達を優先してしまうきらいがあるんだよな。マクロに見ているようで、レイに関しては捨てきれない。
・他者に触れることが恐怖に戻ってしまったシンジくん。自分の内面に気付いたからこそ、他者に本来の自分を見られることが怖いのかな。
・明らかに死ぬ状況で生きてたってことは、綾波レイは複製されている? それとも使徒の遺伝子を取り入れた人間?
・ダミーシステムのコアとなるのは複製された綾波レイなのか。そして、アダムは人間が作った使徒ってことかな。そして使徒を模造して作られたアダムで作った人造人間がエヴァで、人間の肉体としての入れ物がレイってこと?人が作りし人。業が深すぎる。
・リツコさんもゲンドウに利用されたのか。
・予告が絵コンテになってきた!! オラわくわくすっぞ!!
【24話】
・うわあ……アスカは母親の自殺したところを見ちゃったんだな。そりゃキツイわ。
・壊れていくシンジくんの周辺。せっかく得たのに失うのはつらすぎる。
・カヲル君だ!! こんな後半ギリギリに出てくるのか!
・カヲル君ってフィフスチルドレンなのか。
・シンジくんからしたら、唯一頼れる同い年だもんなカヲル君。今までエヴァパイロットの男性はほとんどいなかったし。
・人間は心が痛がり。その通りだな。みんなギリギリの精神状態で生きている。そんな達観されたことを話すってことは、カヲル君は「アダム」だったり?
・カヲル君、ちょこちょこシンジくんを恋愛対象として見てませんかね……?
・最後のシ者ってことは、最後の使徒ってことか。カヲル君は人型の使徒なんだろうな。でも、何でシンジくんに興味を示すんだろうか。
・シンジくん、大切なものが出来る度に裏切られている気がする。あんまりだよ……。
・リリン=人間? ATフィールドは心の壁……概念的な話になってきたけど、そもそも使徒の力は心の力ってこと? でもシンジくんが一度量子化されたこととかを考えると、科学を超えた領域が使徒なのかも。
・アダムではなく、リリス? つまり始まりの使徒は襲来していない?
・カヲル君は人間を生かしたい使徒ってことかな。アダムより生まれし人を理解して愛したのがカヲル君という使徒? 人類か使徒はどちらかしか生き延びられないから、滅びを避けるために殺してほしいと。人類が同種を殺し合って生き残ったように、使徒と人間も一種しか残れないのかな。
・突然の静止画!!
・予告が下書き調になってきた!! 当時は相当カツカツの状態で作ってたんだろうな。
【25話】
・そうか、シンジくんにとっては使徒を倒したというより同じ人間を殺した気持ちだもんな。人と使徒、見た目が同じなら一体何が違うのか。
・シンジくんの根底には、常に家族のことがあるんだ。父親に拒絶される恐怖、自分を愛してもらえない恐怖。ひとりで歩まなければいけないことへの恐怖。
・大事なものを全て壊されても、それでもエヴァに乗ることという才能に縛られているシンジくん。自分の決断が間違っているような不安でしょうがないんだろうな。
・アスカは誰にも求められないことを恐怖している。母親に愛してほしい一心で努力して、誰かに認めてもらえないと生きた心地がしない。母親の愛着不足。
・レイはアイデンティティの喪失というべきか、自己証明を出来ないことへの恐怖。自己破滅願望。色づいていた絵はロールシャッハテストの図版っぽいなぁ。
・絶対に人の心を埋めることは埋められない。それを埋めるのが「人類補完計画」か。
・リツコさんもミサトさんも死んでる!!
・つまり、みんなの空白をそれぞれの心で埋めてしまおう! 人類が1つになれば完璧な心の完成!! ってことか。物凄い計画だな。
・弱い女性であるのが怖かったミサトさん。でも、父親のために良い子でいなければいけなかった。父性愛の欠落。父性を求めるがゆえに加持さんを求めた。つまり、父親に甘えて、互いに分かり合いたかったんだろうな。でも、それが自分の女性像を否定に感じて受け入れられなかったのか。
・こういう内的な世界での対話は『ゼノギアス』を思い出す (『ゼノギアス』の方が後の作品だよね?) な。そう考えると、エヴァが後続作品に与えた影響って本当に多大だ。
・大人にならないといけないのに、子供の自分を肯定できない。弱さを肯定することは難しいってことかな。
・アスカは父親にも、母親にも愛してもらえなかったんだろうな。自分を生んだことを肯定してくれなかった父と母への憎しみがつよいけど、愛してほしいという欲求も同時に存在することが辛いんだろうな。
・孤独であることを人は耐えられない。
・例え、逃れ得ぬ才覚を渡されたとしても人は自分で生きる道を選ぶことが出来る。そこから逃げて大勢に不利益があろうとも、人は自分の決断で生き方を選べる。
・自分の心の中に籠もって隠れる決断も、1つの人生の終局=結末であると。めちゃくちゃ哲学的というか、心理学的な概念の話だ。
・予告がついに台本になってる!!
【26話】
・欠けた心を補完するために、人は群れる。だから、一人だけで自立できるようになりたいと。
・嫌なことから逃げるのが辛い。それはわかっていても逃げたい。でも生きていたいというある種矛盾した感情を人は持ってるんだろうな。
・自分のアイデンティティは、エヴァに乗る才能だけになってしまっているのがシンジくんなんだろうな。自分が自分でいて良いという肯定を誰からも得られなかった少年ということかな。
・与えられた才能を行使することで自分を肯定してもらえる気がして、それで行使する。でも、それが自分かと言われると辛いしそうではない。
・なんというか、天才と謳われる庵野監督が作品を作ることだけが自分の存在証明になりつつあったのかな、とか邪推してしまう。自分が作品を作れなくなったら終わりになってしまうような、そんな恐怖。
・つまるところ、「アイデンティティの獲得」を求めているんだろうな。誰かに自分のアイデンティティというものを教えてほしいという思い。
・自分しか自分を肯定できないことはわかってるけど、自分をどうしても肯定できない人の気持ち、不安という言語化出来ない想いをそのまま映像化したって感じ。
・人は他者を知ることで、自己を認識できる。だから、他者が必要で人類補完をしたところで人は一人では生きられないっていうのが帰結なのかな。
・アスカがいて家族がいるってことは、シンジが理想とした世界?
・シンジが理想としていたのは分かり会える仲間と父、母がいる普通の家庭だったのかな。そして、そこで平和に生きていたかったと。
・正直にいうと、唐突にエヴァの学パロが始まってちょっと笑ってしまった。
・台本になった!!
・「別の可能性はいくらでもある」と思うことだけでも、人は自分の運命に立ち向かう勇気を得ることが出来る。だから、逃げることを悪だと思わないで。その可能性だけで人は生きられるのだから。ってことに感じた。合っているのかは分からない。
・他者を見ることで自分のことを知れる。だから、自分の世界に籠もってしまわないでっていうメッセージにも感じる。または、自分自身に言い聞かせているのかも。
・よくパロディされている「おめでとう!」のシーンだ!!
・終わった!! なんか物凄いなこのラスト!! 最後は天才と呼ばれることに苦悩し続けている庵野さんの心象風景を垣間見えたようにも感じて、心理をかじった身からするとちょっと興奮したぞ!!
旧劇場版① 『Death (TRUE)2』
・観る順番がよくわからなかったけど、とりあえずこちらが総集編ということで先に視聴。
・すごいたくさん会社が関わってるなあ。
・スタートはセカンド・インパクトが起こったときの光景かな。
・確かに、使徒に何をしてセカンド・インパクトが起きたのか不明のままだったもんなあ。
・セカンドチルドレンに選ばれたときには、もう母親は自殺していたと。これは本編で見てた光景だね。
・そうか、シンジくんがサードチルドレンになってカヲル君=最後の使徒を殺すまでって数ヶ月の出来事だったのか。案外早いな。
・そういえば、結局エヴァ初号機の中身ってなんだったんだろうか。
・改めて見返すと、葛城ミサトって凄い過酷な境遇を生きてきた人だ。強い女性であろうとするが故に、人を頼れない大人。
・碇シンジ。自らの才能を拒むことが許されなかった者。父親の愛に飢えつつも恐怖しているが故に心を閉ざした少年。
・惣流アスカラングレー。人に認められるように強くあろうとした少女。その根底には、愛着障害ともいえるほどの他者評価への渇望と自信のなさ、幼さが見える。
・綾波レイ。特殊な環境で生まれたという境遇故に自己の感情を理解できなかった少女。肉体に代わりがあるせいで自我を理解できず、自己犠牲を厭わない。
・ロンギヌスの槍とはどんな兵器? あそこで切っていいカードだったのかな。
・セカンド・インパクトはあるけど、ファースト・インパクトは何に当たるの?
・エヴァンゲリオン初号機。明らかに他のエヴァと異なる機体であり、使徒を食うなどの生物的な行動を起こす。「彼女」と呼ばれているが正体は不明。
・うーん、レイとエヴァの下りがイマイチ把握できていない。第一の使徒を利用して、人間作り出した存在が「アダム」。そのアダムを利用して作られたのが「エヴァ」。つまり、アダムとは人が作り出した「命」であり、「魂」のこと? そして、魂を持って生まれた完成品が「綾波レイ」。魂のない入れ物のレイは、本物のレイを残すための蘇生パーツや、ダミーシステム用のパーツってことか。
・第13の使徒との戦いでのゲンドウの判断って、もしかしてシンジくんを死なせないための行動? 最悪、シンジくんが死んだ後でもダミープログラムは作動できたわけだし。まあ、初号機が特別製だから大切だったっていう説も全然あるけど。
・「リリン」はアダムとリリスの子供ってことみたいっすね。つまり、「人類」を本来の進化から逸れた悪霊とみなしているのが使徒なのかも。でも、カヲル君は人類こそアダムから生まれし者たちと判断したのかな。
・いや、静止画はそのままなんかい!! この間はシンジくんの葛藤を表してたのかな。
旧劇場版② 『Air/まごころを君に』
【Air】
・一人でいること耐えかねるシンジ。頼ったのはいつも側にいたアスカだったのね。
・アスカの姿で情欲を満たしてしまうっていうのは、ある意味ではミサトさんと同じ逃げ道を取ったのかな。
・ロンギヌスの槍が無いとリリスによる補完ができない? ロンギヌスの槍の力とは?
・ゼーレは死によって人類を保管しようとしたのか。
・「自らエヴァに残った彼女の願い」って、シンジくんのお母さん?
・砕かれたゲンドウのメガネ。父からの卒業?
・ゼーレはNERVを潰して人類の終焉を迎えてやり直そうとしているのか?
・母さんと同じ男を愛し、同じ様に裏切られた。それでもその男に尽くしてしまう。
・NERVの所持する「アダム」と、使徒のいう「アダム」は別なのかな? それとも同一存在?
・NERVを脅かす最大の脅威が、使徒ではなく人間なのが皮肉過ぎる。結局人類は自らの手で滅びにひた走っていくのか。
・レイはどこかのLCLに秘匿されている? それともダミーシステムの中?
・シンジくんは完全に心が折れてしまったっぽいな。
・「ユイくんによろしくな」って……? ゲンドウもエヴァに搭乗する? それとも死にに行ったのかな。
・NERV職員たちがどんどん死んでいくのしんどすぎる。あんなに必死に使徒と戦ったのに。
・職員二人が妙に達観された会話するの、死ぬのがわかってるっぽくて辛い。いい人達だったのに。
・やはりレイはダミーたちの中か。
・ミサトさん、シンジくんを守るために躊躇なく射殺したな。
・「しっかり生きて、そして死になさい」か。今のシンジくんからしたら、生きたいとも思えない状態にあるんだろうな。正しく極限状態。
・エヴァによるサード・インパクト。そして、セカンド・インパクトは最悪の事態を避けるために人為的に起こしたこと。だから、現状アダムはNERVの手元にいると。
・人類が18番目の使徒。だから使徒は人間と同じ遺伝子を持っていて、カヲル君は人間そっくりの姿をした使徒だったわけか。エヴァより後続の作品だけど、『仮面ライダー剣』におけるヒューマンアンデッドのことを思い出すな。人はバトルファイトで生き残ったアンデットの末裔。それと同じ様に、人類は祖を同じくする存在と殺し合っていたのか。ちょっと理解できたかも。
・あー、サード・インパクトは人類消滅をさせて死という概念で一つにまとめるということ?
・エヴァを使ったサード・インパクトは、ある種の黙示録の実現を目指しているのかな。人類の淘汰 (滅亡) と補完。原罪の浄化とやり直し。
・母親の死を見てから、自分の死を異常に恐怖するようになったアスカ。恐怖すべき死に直面したとき、心の壁であるATフィールドに守られていることへの安心感が彼女を覚醒させたのか。
・なんかキモい奴が飛んできた!!
・これもエヴァなのか。ほとんどエヴァよりもっと使徒の要素が強い感じがするな。
・シンジくん、自分への自信が無さすぎて何もしないことこそ正解に感じてしまっているんだな。そして、無自覚的に自分を信じてくれている人を傷つけているのに気付いていない。傷つくことを恐れすぎて、他人の目に気づかない状態。
・誰かの決めたレールなら、自分は失敗しないから安心できる。そんな不安定な足場で何とか自分を守ってきたのがシンジくんなんだよな。
・ミサトさんは逃げたことでの後悔を知っているから、シンジくんに逃げて後悔してほしくないんだろうな。それを選んだら、最期まで自分を憎んでしまうから。
・「大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょう」って、ミサトさんはもう長く生きられないことをわかって言ったんだろうな。でも、中学生にその言動は大丈夫なのか。
・生きるため、極限の中を必死に生きるアスカ。
・冬月さんの一言は後者だったのか。
・自爆に対するカスパーの否決。女としての自分を裏切られて自殺したリツコさんの母が、最後に選んだ決断が「女としての自分」とは。人間は割り切れないものなのかも。
・ゲンドウからリツコへの最期の言葉は「愛していたよ」かな。よく言うよ。
・リツコさんが死に際に見たレイ。ミサトさんのときにも出てきたけど、どういうことかな。
・アスカの中の最後の壁は「お母さん」だったんだな。
・ヒロインの顔面に槍がぶっ刺されて、内臓がズタズタにされた挙げ句に槍で刺されまくる作品。それがエヴァンゲリオン。
・初号機が化け物じみた見た目に変わってる。シンジくんの自分や世界への絶望が具現化している? さながら天使みたいになっていたけど。
・アスカの惨状を目にして絶叫するシンジくん。もう遅いんだよ、こうなってしまったら。
【まごころを君に】
・アダムとリリスの融合。人類そのものを原初まで回帰させることで、魂だけの1つの存在にまとめることこそがゲンドウの目的?
・エヴァンゲリオン初号機を依代として、等しき死を持って人類を1つにまとめる福音となす。ゼーレの目的も終末論っぽくて、随分と独善的な考え方だなあ。
・TV版のオープニングで出てきた木のやつってこれか!!
・赤い土や赤い海って、黙示録で描かれている終末の再現か。
・ゲンドウを拒み、リリスと回帰したレイ。
・ミサトさんの言葉を理解した矢先、次々と絶望が
・知恵の実と生命の実がアダムによって禁忌を侵される前の状態になり、人間が原罪を負う前の状態にまで戻ったのが今のエヴァ初号機?
・欠けた自我を補完されて完成した=神と等しくなったシンジが最後の審判を下すと。それがノアの方舟となるか、終末をもたらす悪魔になるかは彼次第=神のみぞ知る。という解釈で合ってます? ここら辺は旧約聖書に目を通したのがかなり前なので、うろ覚えで間違った解釈かも。後で何度か見返したい。
・シンジくんにとっては、周囲の子どもたちは人形だった。自分とは異なる、無感情な存在に見えていたのかな。そして、誰も彼を迎えに来てくれない。
・自分の中で作り出しては見てもらえずに壊し、作り壊し。それの繰り返しだった。
・母親のように感じていた存在が神聖なものではなく、情欲で心の隙間を満たす普通の人間であることに穢らわしさを感じてしまっているのかな。
・相手に理解してもらえないと思うから口にしない。これはシンジくんも同様で当人が一番自己嫌悪している要素かな。本当の自分の欲求を解き放つことで否定されることへの強すぎる恐怖。それ故に、相手の行動にも理解を示さないし鈍感であろうとしたのがシンジくんか。
・「僕を必要として欲しい」「僕をかまってよ」っていうシンプルな思いがシンジくんの本心。
・シンジくんの答えは自己否定と自分を否定した世界の否定。世界中の心の隙間を満たす補完計画の完遂か。
・ゲンドウは自分が息子を傷つけてしまうのが嫌だから遠ざけたのか。その結果、息子は父親と全く同じ選択をしてしまった。傷つけられられるなら傷つける方がマシと同義の引き離し方。
・理想世界と自己世界の乖離。
・虚構によって現実の欠落を満たす。
・自他との境界を失うと、汎ゆる生命は1つにまとまってしまう。
・逃げ続けてきたシンジくんだからこそ、逃げた故に自分を見失い続けたことに気付いたのか。
・自他との境界が互いを傷つけ合うこともある。そうであっても、そのATフィールドを乗り越えて人たちは分かり合えると信じていたい。他人に会いたいと願うことが、自己の証明となったのかな。
・自分を取り戻すのは自分自身の力によって。自分で自分をイメージすることで自分は取り戻せる=アイデンティティとは自分がイメージする自分そのものとも取れる。そして、それは生きていれば必ずいつかできることなんだ。汎ゆるものは復元できる。
・最後の冬月先生とユイの会話は、人を超えたものは消えないって話かな。メタ的に取るとエヴァ=本シリーズ と考えられる。作品は本人が死のうと残り続けるものである。だからこそ、人が自分を見失うことへの恐怖やアイデンティティの喪失を作品に落とし込むことで残すことも出来る。自分の存在証明と、まだ見ぬ誰かへのエール。
・最後のレイは、自分の中で他者を信じると決断しても見える揺らぎや不安かな。他者と生きると決断しても、自分の思いは揺らぐし不安になる。そして、また同じことも繰り返そうとしていく。それの繰り返しの地獄を人間は生きていく。
・例え自己嫌悪や他者からの嫌悪が続こうと人生は続く。だから、今日も自己や他者否定を続ける。そんな誤ちを繰り返す自分に対して「気持ち悪い」とも思う。って解釈したけどどうなのかな。ラスト数分でシンジくんが目覚めたシーンは解釈がかなり難しい。無理矢理感ある考えかも。
・色々考えたけど、結局最後まで自己の都合を押し付けようとする自分に向けての「気持ち悪い」だった気がします。でも、そこを引っ括めて自分と理解した上で。
全体の感想まとめ
エヴァンゲリオン、アイデンティティ形成の上で、堂々巡りになってしまう他者との距離感の葛藤を何とか映像化しようと試みた作品に感じました。最終的な結論はTV版、旧劇場版同様で、自己は他人を認識することで形が見えるけど、それは他人が自分を証明してくれるということではない。自分を形作るのはあくまで自分であり、そこに他者も必要というだけである。って感じ。ナンセンスな略し方をすると「自分を見失っても自分は常にいるんだよ」ということかも。旧劇場版はそこへ更に「不安と苦悩を繰り返し続ける地獄が人生」という肯定がより強くなった感じですかね。以上。旧シリーズでした。総括はまた今度。