ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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仲間と共に道を切り開け!! そして、あの名作が再び!!【そして時は動き出す㉔ (2021年35号~38号)】

大変遅れて申し訳ありません!! 最近始めた新しい活動に引っ張られてブログが疎かになるのはとっても良くないことと思いつつ、更新が遅れてしまってます。猛省。

 

今月は久しぶりにこの企画の更新です! 毎週書いてたときには、「この漫画のココが凄い!!」とすぐ書けてたんですが意外と勘に鈍りが出た気がします。とはいえ、今月分も魅力的な展開ばかりで楽しかったですよ!

 

それでは今月分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2021年35~38号までの3号分の感想です! (各号の表紙は感想のところにあります) ! 今回はあの人気作品の後日談が読切で登場!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のヒーローアカデミア』 第321~323話

週刊少年ジャンプ(35) 2021年 8/16 号 [雑誌]

 

まずは映画が好評放映中の本作から! 段々と孤独なヒーローの道を突き進んでいたデクくんの元に現れたのは、A組という彼の心強い味方たちでした。そんな彼らを前にして、デクくんは……と言う展開でした。今回もうるっと来てしまう展開が続いていましたね。特に、本作をずっと追ってきた読者の小さなつっかえになっていた「アレ」に決着をつけるのがめちゃくちゃに素晴らしくて。作品中で起こったことを決して適当に折り合いをつけない姿勢に誠実さを感じました。ここにきてヒーロー科A組全体がデクくんの大きな力になってきて、彼らの強い結束を感じました。

 

前回の異能解放戦線編辺りから続いてきた、「皆を守るヒーローは誰が守るのか」という難しい問いにも話題が進んできたのも凄く良いです。「アレ」に関することもそうですが、本作はヒロイックな作品において「そういうもの」として流されがちな部分でキチンと自論を展開してくれるのが凄いです。「ヒーローを守る者とは?」、「ヴィランにとっての救いとは?」そんな現代社会にも繋がる問題に真正面から向き合って答えを出そうと苦悩する。そんなヒーローの物語が導く結論がやっぱり楽しみですね。

 

 

『ワンピース』 第1020~1022話

週刊少年ジャンプ(36・37) 2021年 8/23・30合併号 [雑誌]

 

白熱の四皇戦が続いています。毎回思うのですが、麦わらの一味全員が活躍するように上手く登場人物たちを分断してピンチを作る展開が上手ですよね。今回は混戦極まる戦場だったので、最初は「麦わら海賊団+α VS 四皇 でレイドバトル方式になるのかな?」とか勝手に思ってました。特に面白かったのは、今まで活躍が薄めだった一味のメンバーがそれぞれの戦い方を見出していたところが良かったですね。ルフィやゾロ以外で戦闘シーンの地味さが否めなかったブルック、ロビン辺りも絵的にド派手な技を提げていてテンションが上がりました。

 

物語的には結構不穏な要素が幾つも出てきているので、四皇戦後のワノ国はどうなっていくのかが気になるところですね。最終的に誰か一人くらい麦わら海賊団に加入しそうな雰囲気もありそうだけどどうなんだろうか。個人的には、モモの助もヤマトもワノ国を大切にしているので加入しないような気もします。だけど、ゴールド・ロジャーの旅路をルフィがなぞっている節もあるので何らかはありそう。

 

 

『マッシュル』 第72~74話

週刊少年ジャンプ(38) 2021年 9/6 号 [雑誌]

 

今回は魔法の使えないマッシュルが皆に応援される側になっていく姿に嬉しくなってしまいました。徐々に信頼を勝ち取っていくのかと思いきや、結構怒涛の展開の中で学校全体の結束が強まったのが意外でしたね。頂上決戦中は味方サイドにも死者が出そうでヒリついた空気でしたが、無事に日常に戻ってきたのは何よりでした。あと個人的な最推しは死ぬと思っていたのですが、ちゃっかり生き残っていたので嬉しかったです。今後も激化していくであろう戦いの中で、マッシュはどんな脳筋戦法を繰り出していくのかも気になります。割と筋肉の力だけではどうにもならなさそうな魔法が多かったけども。

 

ただ死ぬほど勉強できなくて苦しむマッシュを見ていて、やっぱりこの子達には何だかんだで青春を謳歌して卒業してほしいなと思ってしまったり。色々あると思いますが、最後は皆笑顔でいつも通りのギャグテイストなやり取りをしてて欲しいなあ。

 

 

『ブリーチ』(連載開始20周年記念読切)

BLEACH カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

やってくれたな、久保帯人先生!!

 

といいたくなるような読切でした。そもそも久保帯人先生が『ブリーチ』の読切をさらっとした濃度で描くわけがなかったんや……。怒涛の新キャララッシュで「あれ……?」とは思いましたが、やっぱりそういうことっぽいですよね。でも相変わらず厨二病患者の気持ちをワクワクさせる演出が巧かったです。やっぱり戦闘描写や登場人物の描き分けが本当に上手くて、絵を見ているだけでも流れが分かりやすいのが凄いです。みんな格好が少しずつ変わっているのにひと目で誰か分かる辺り、久保帯人先生の画力が今回も光ってましたね。

 

あと、名称も最高に格好良い!! 語感の良さと見栄えの良さの塩梅が素晴らしくて。色んな国の伝承や逸話をモデルにしている様子なので、語彙力と博識さに脱帽といった感じです。果たして、今回の展開からこれからはどうなるのか。そして、世界観を共有する『バーン・ザ・ウィッチ』とどこかで繋がるのか。色々と楽しみですね!

 

 

『呪術廻戦』 第153~155話

呪術廻戦 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

少しの間だけ休載をされていましたが、無事に復活されました。復活までの期間が思ったより早かったのですが、今後も無理せず定期的に休憩しながら進めてほしいなと思っています。今回の展開では、クセが強そうな面々がまた揃ってきたなあといった印象でしたね。東堂もそうでしたが、本作の登場人物達が行う独特の問答から「信念」みたいなのが垣間見えるのが大好きなんですよ。新しく登場した彼らにも何らかの信念ようなので、そこが明らかになっていくのが楽しみです。

 

それぞれの術式もまたクセ強な感じで能力が中々に難解そうですね。発動の条件や術式本来の効果はまだ不明ですが、今までになかったタイプのものを使いこなしている印象があります。こういうトリッキーな能力を使いこなす系のキャラは大好きなので今後の応用が気になりますね! ただ、結局彼らは力を貸してくれるんでしょうか。予想外のメンバーと協力することが多い本作なので、まだどうなるか分かりませんね。

 

ところで、「あの人」って男性だったんですね。個人的に推しキャラだったのでちょっとびっくりしてしまいました。まあ男か女かなんて推しキャラであることに影響はしないのですが。

 

 

というわけで、今月は「仲間」にまつわる展開が多かったですね! 新連載陣の展開も固まってきた印象ですが、長期連載へと繋がるか楽しみです! あと、読切の『フレンチ・オブ・ザ・デッド』の構成が非常に丁寧かつ上手で面白かったです。ゾンビとフレンチの組み合わせでこれだけ読ませるのが凄い。序盤の伏線と後半の展開が上手く繋がっていて、読了後の爽快感も相まって最高でした。読切で面白い漫画家さんって本当に凄い。今後の作品も楽しみですね。では、また来月。