仕事中にWBCを見ていて凄く感動しました。
野球に疎い人間でも大興奮の試合でしたね。メキシコ戦からの決勝戦なんて「これは準決勝がベストバウトになるやつやな」と思ってたら、決勝の最後でそれを超える決着と感動があって最高でした。名作漫画かよ。
やっぱり人を感動させられるコンテンツってすげえよ。スポーツってすげえよ。そんな感動もひとしお、そういえば俺は作ると宣言していたものすら作っていないのは駄目だな……。と、よくわからない落ち込み方をしていました。
凄いものを見たり、頑張っている人を見ると「かっけえ!! こんなふうになりたい!!」っていう憧れと同時に、いつも落ち込みがセットになってるのってみんな共通のものなんでしょうかね。
それはさておき、前回までの流れは以下からどうぞ。
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今週は2021年48~52号までの5号分の感想です! (各号の表紙は感想のところにあります)
僕のヒーローアカデミア 第336~340話
ついに内通者が確定。正直めちゃくちゃ意外だったかも。後からいわれると、確かに怪しい行動がめちゃくちゃ多かったのですが普通にギャグ描写かと思ってました。「キミを見ている」の下りとか。彼とデクが「持たざる者でありながら、力を与えられた者」という対比をされているのが辛いっすね。本編とは道を違えたデクというか。デクも師匠が違っていたら、どこか一歩踏み違えていたら、同じ末路を辿ったんだろうなというところがお辛い。そして、葉隠ちゃんやっぱりかわいかった (小声)。
そんな内通者であった彼を何があっても決して見捨てない担任のイレイザーヘッドとクラスメイトも良いよね…。決して特別な力を持ったデクだから見捨てなかったのではなく、クラスメイトという仲間だからこそ見捨てなかった。それは彼のピンチでも同様で。よくこういう漫画で出がちな「主人公以外の 〇〇 (脇役キャラ等) がピンチならみんな助けたと思う?」という嫌味な質問に、堂々とイエスと答える仲間たちが最高。やっぱり素晴らしいクラスだよ。
呪術廻戦 第167~171話
今回は伏黒が普通に殺人したっぽいのが結構衝撃的でした。今後はそういった甘えを捨てていくのかな…何か闇堕ちフラグっぽくて怖い。そして、高羽史彦すごく好き。能力はまだ不明ですが、特定の条件下で出力が増す能力っぽいですね。芸人だし、ギャグにまつわる行動 (ツッコミでたまに見るドロップキック、カンチョーなど) が適応範囲なのかな。
そして伏黒と戦闘中のレジィ、割と瞬殺される小物かと思いきや強くてびっくり。術式はレシートを駆使した『再契象』でした。中々に応用が効くし、個人的にはめちゃくちゃ便利で欲しい能力っすね。ただ、日常生活で使える武器は作れる代わりに、銃とか爆弾は日本では購入不可なのでサポート向きな能力だとも思ったり。いや、外国で購入さえしてしまえば国内に持ち込めなくても、レシートさえあれば良いのか……やっぱり応用効くし強いのでは。
ワンピース 第1034~1037話
ついに出たサンジの新技!!
強化外骨格と既存の悪魔風ジャンプ、武装色の覇気を合わせた新技が痺れる!! そこから繰り出す技も「ムートンショット」の上位互換なのが良いですね。元より語呂が悪い感じもしますが……。あと、やっぱりサンジの女性を殴った疑惑はミスリード。真相は割としょうもない復讐でした。クイーンは最後まで小物っぽい敵として散りましたね。しょうもなさを突き通していて逆に潔いのかもしれない。
一方のゾロもキングを新技にて撃破。ゾロって、他のキャラよりも誰かを超えていく描写が多いように感じます。超えていく=その人の夢や信念を折る ともいえるので、彼らの想いすら背負っていく誰よりも修羅の道を進む者って感じ。そういう意味では、相対した敵を地獄に堕とす存在なんですよね。その姿はまさしく地獄の王。「冥王」のレイリーも似た理由での二つ名なのかな?
そして、意味深な五老星と「歴史から消すため」に付けられた悪魔の実の名前とは。……と考察したいのですが、ここの重大なネタバレを一部ネットで踏んじゃったんですよねぇ。初見の反応が出来ずにすみません。まあ本当に一部しか知らんのですが。
いよいよカイドウとビッグマムとの決戦にフォーカスされてきてクライマックス感が出てきましたね! でも意外とオロチの処理がまだでした。最後は赤鞘たちに切られて終わりそうな気もしますが……どうなんだろう。
アンデッドアンラック 第90~94話
スプリングとの戦闘で、①風子の能力をどう使うべきか、②「神」が行っている悪行、③敵味方も巻き込んだ否定者総力戦 の3つが同時に見れて良かったです。結構中弛み気味に感じていましたが、今回のスプリング戦は絵面の派手さと回想や心情描写の丁寧さがうまく噛み合っていて面白かったです。ただ展開の速度アップとか、見たかった絵を見せてくれる感じとかちょっと打ち切りギリギリの路線な気もします。あれ、つい最近にアニメ化されるとか聞いたんですが……。 でもまだまだ世界の終わりにどんなことが起きるのかなど気になることばかりですね。
そして、風雲急を告げる風子襲撃。胸元に黒き太陽を宿した魔人化メリオダス亜種みたいな男は誰なんでしょうね。次回が気になる。
ドロンドロロン 第2~6話
正直いうと1話段階の印象はそんなにパッとしなかったのですが、5話での戦闘シーンは非常に良かったです。幽鬼のように迫るギンチヨが印象的。戦闘シーンはかなり迫力があるので、今後見栄えするような戦闘が出てきた際にはもっと映えそう。
ただ、どうしてもヒロインのVの字口には慣れないかも……。キャラデザの問題……なのかな?『怪獣8号』なども主役級キャラの見た目が派手なわけではないんですが、何が違うんだろうなぁ。今後個別の戦闘服とか武器で特徴が出ると判別が付きやすいのかなあ。うーん、キャラデザの個性の出し方ってわからん。
でも、作品全体の雰囲気は見慣れてくると良い感じ。6話で物語の大きな展開が来たので、ここから上がり調子になることを期待してます。『PPPPPP』もこの辺りから面白くなったので、盛り上がって欲しいなあ。
守れしゅごまる 第3~7話
個人的にはツボが刺激されて好きなのですが、ちょっと『遊戯王』ネタが多すぎる気も。その他のジャンプネタとか、例えツッコミもキレキレなのでそっちメインでも良い気がします。『僕とロボコ』とかも『呪術廻戦』、『HUNTER×HUNTER』ネタが多いのですが、元ネタがわからなくても良いネタだったり、ツッコミでフォローしていることが多いので。流石に『銀河眼の光子龍皇 (ギャラクシーアイズ・フォトン・プライム・ドラゴン)』あたりは実際に遊んでないとわからなさそう。……改めて見ると名前がクソ長えな。
出来れば、少年ジャンプ本誌や単行本読者にも伝わるネタだと嬉しいですね (『遊戯王』もジャンプ作品ですが、OCGは最早独立した1つのコンテンツ化している気がするので……)。それこそ同作者の『恋するワンピース』で出てきたようなマイナーネタでも、ジャンプ関連のネタならウケそうですし。ギャグのノリは好きなので、安易にパロディを利用せずに自分のセンスを大事にして欲しい気もします。
今回の読み切りでは、『地獄のカンダタ』が個人的に気になりました。鬼蜘蛛の強さ的に「絶対この主人公が持っている罪悪感それが原因じゃないやん!?!?」って感じで、連載用の裏設定も何らかありそうだなあと思う作品でした。結構魅力的な読み切りが多いので、この中から今後連載に繋がっていくような作品がドンドン出てくると良いなあと思ったり。
あと『ワンピース』が今メチャクソに面白いので、次も楽しみですね。
では、また次回。