ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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いよいよ時代は2021年度へ!! さらばチェンソーと受験生たち!! 【そして時は動き出す⑲ (2021年1号~7号)】

 最近気づいたのですが、私のブログって1記事が異常に長いですよね。この連載はやや致し方無しなのですが、他の記事はもう少し区切ったりして長さ調節を試みたいなと思っています。頑張って読みやすくするぞー!!

 

 それでは今週分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2021年1~7号までの5号分の感想です! (1~5・6号の表紙は感想のところにあります) 2021年度に到達! 新年度からいきなり終わる大作が多くて衝撃的でした!

 

少年ジャンプ(7) 2021年 2/1 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のヒーローアカデミア』 第293~297話

週刊少年ジャンプ(1) 2021年 1/1 号 [雑誌]

 

超常解放戦線とヒーロー連合の激突が続いています。ギリギリのラインでヴィランたちを確保していくヒーロー連合でしたが、ヴィランたちの「個性」で首謀者たちの一部を取り逃がしてしまいます。死柄木の心に触れた緑谷は、1つの想いを抱きます。ひとまずの明日を取り戻したヒーロー連合は多くの犠牲を払うこととなりました。しかし、悪夢は終わらない。死柄木の身体に宿るオール・フォー・ワンの魔の手はとんでもないところに迫り……という展開。

 

本作でかなり推しだった「あのヒーロー」がまさかの死亡して動揺してしまいました。今までの展開からも、主要人物が容赦なく死ぬと思っていたのですがこんなに急に来るとは。要所要所の描写から嫌な予感はしてたんだよなあ……しんどい。

 

あと、今回は「君が助けを求めているように見えた」や「これは僕が最悪の魔王になるまでの物語だ」など緑谷関連のセルフオマージュが多くてゾクゾクしましたね。現状だとヒーロー側よりもヴィラン側の戦力が強すぎて、全然勝てるビジョンが見えませんがどうなるのか。デクくんもかなり強くなりましたが、まだ元凶を倒すには力不足感が否めない感じがあります。ナイトアイが語った「オールマイトが死ぬ未来」も心配。まだまだ最悪の展開が続いているヒーロー社会、今後ヒーローたちの反撃は出来るのか。気になるところです。

 

 

ドクターストーン』 第177~181話

週刊少年ジャンプ(2) 2021年 1/8 号 [雑誌]

 

南米大陸で石化光線の発生源を目指す作業と、石化兵器 (メデューサ) の内部構造分析が別の場所で並行して進んでいます。 石化兵器の構造は、時計技師のジョエルが心血を注いで少しずつ解明。一方の千空チームはチーム全体での結束を強めつつ、地球を覆うほどの石化光線の発生源を突き止めました。そこで見た「悍ましくも美しい悪意」とは……。そして、スタン・リーからの逃亡劇も加速! クロムの柔軟な発想が科学を新たな領域に押し上げ……という展開。

 

南米大陸で見つけた地球を覆った石化光線の正体が、作中で言及されたよう「悍ましくも美しい悪意」だったのにはゾッとしてしまいました。人類への憎しみと怒りを技術に結集させたようにも感じる狂気の兵器。人々の進歩のために科学を用いる千空らと対照的に、悪意のために科学を用いたのがWHYマンのように見えますね。彼らは何故そこまでして人類を石化させたかったのか。まだまだ謎は深いですね。その一方で、現代科学すら超えた兵器も人のための道具に昇華して突き進む千空たち。改めて、科学や技術に善悪はなくてそれをどう用いるのかが大切なんだと思わされました。

 

あとチェルシーが絶妙にウザかわいい。カッコいいのに女子相手にはポンコツなジョエルもしれっと出てきて笑ってしまいました。相変わらず便利キャラがひょっこり登場する作品だ。テンポの良さを保つため、本筋の邪魔になる要素は徹底的に排除しているところにこだわりを感じます。大変参考になるなぁ。

 

 

『ワンピース』 第998~1001話

週刊少年ジャンプ(3・4) 2021年 1/15・16合併号[雑誌]

週刊少年ジャンプ(5・6) 2021年 1/22・23合併号 [雑誌]

 

鬼ヶ島での激闘が続いています。ワノ国を目指して空に浮かんだ鬼ヶ島で、麦わらの一味はそれぞれの敵と戦闘が開始しました。一方でヤマトはモモの助と倉庫内でかつて出会った友の話を始めます。それはかつてワノ国へ「火拳のエース」が訪れた時のこと。彼が語った弟の夢は「あの人」と同じものでした。そして激突するルフィら大海賊のキャプテン連合とビッグ・マム、カイドウ。激闘の中で、ルフィの拳は彼らに届くのか!……という展開。

 

ついに歴史的な快挙となる1000話目に到達おめでとうございます! 1000話目のタイトルと作中の発言がニクい演出でしたね。尾田先生、多分前々からこれを狙ってたんだろうな。何を言うかわかっているのに熱くなってしまう、そんな本作の良さがギュッと詰まった1話でした。

 

ついに始まった四皇2人とのレイドバトルもかなり面白くなってきました。まさかビッグ・マムとカイドウの2人を一辺に相手にするとは……。ルフィはビッグ・マムとカイドウどちらにも敗走した経験があるので、どちらとも決着は付きそう。ただここを突破すると、いよいよ黒ひげ、シャンクス辺りと激突する流れになるのでストーリーも佳境に入りそう。ここでルフィは悪魔の実の第二段階である「覚醒」に至るんでしょうかね。ゴムゴムの実の覚醒……伸びる、縮む、ポンプ化、膨らむ、固まると来たので、次は加工製品化したりするのかな。

 

ゴムゴムのバイク!! ゴムゴムのキャタピラ!! ……うん、無いな。

 

 

『呪術廻戦』 第132~135話

呪術廻戦 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

決着する虎杖と真人の激闘。逃げる真人の前に現れたのは偽夏油でした。虎杖に攻撃を仕掛ける偽夏油の元にパンダや京都校組も集って大混戦に。そこに駆けつけた脹相が叫ぶ偽夏油の正体とは。そして、彼らと虎杖の関係性とは如何に。偽夏油に力を貸す裏梅の猛攻も続き、絶体絶命の危機に現れたのは……という展開。

 

今回は渋谷事変の中で蒔かれた様々な伏線が回収される展開でした。謎だった偽夏油の正体には驚き。五条悟との会話からもっと若い人かと思ってました。また、虎杖と脹相が兄弟ということは、偽夏油になる前は虎杖の父親に宿っていたんですかね。じゃあ、虎杖の父親となった肉体も元々呪術師なのかな。それと、あの人と漢字は違えど同じ名前なのは何故でしょうか。本来は彼が新たな肉体になる予定だったとかあるのかな。

 

あと、宿儺の側にいたはずの裏梅が偽夏油と結託していた理由も気になります。偽夏油の言動や描写的に、本来の術師はもっと昔に生きてたようです。つまり、当時宿儺全盛の時代に生きていた呪術師が本来の術式の使い手だったのかな。そう聞くと、途端に黒幕感が出てきました。五条悟のことを怖がってたり、かなり小物感あったのに……。

 

『呪術廻戦0』で夏油傑が使っていた「獄の番 うずまき」が再登場したり、ちょこちょこネットで流れてきていた脹相の「どけ!!! 俺はお兄ちゃんだぞ!!!」の元コマが見れて大満足。冥冥もちゃっかり生きてて良かった。ただ、この頃から番外編を挟んだりとかなり無理をしている様子が見られました。どうか無理せず自分のペースで描いて頂きたいなと思いました。

 

 

 

チェンソーマン』 第96~97話 (第1部終了)

チェンソーマン 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

週刊少年ジャンプ(1) 2019年 1/1 号 [雑誌]

 

デンジからチェンソーマンの心臓をえぐり取り、 勝利を確信するマキマ。そこにデンジは一か八かの賭けを仕掛けます。そして死なない「支配の悪魔」であるマキマを倒すため、デンジはとんでもない決着のさせ方を試し……という展開。第1部「公安編」はこれにて終了。今後は『少年ジャンプ+ (プラス)』にて、第2部「学校編」がスタート予定です。また、アニメも放送予定。

 

クライマックスのここ一番で、新連載時の表紙の構図が再現されたのが最高に熱かったです! あとマキマを倒す演出は前々からストーリー上で語られてた方法とはいえ、よく少年誌で出来たなあと思ってしまいました。だってアレ……そういうことですよね。決着の回は、タイトルを連想させる1ページ目を見せておいて、実は最後のページでタイトル回収がなされるという凄く上手い構成で唸ってしまいました。なるほど、そう来たか。

 

悪魔たちの望みも明かされ、第1部で大部分の謎は回収された感じはあります。ただポチ太が今の姿になった理由や、パワーとの約束、地獄の悪魔たちなど、まだまだ気になる要素も多いですね。抱きしめられる側だったデンジが抱きしめる側に変わったことでの変化も気になります。

 

第2部「学校編」は少年ジャンプ+ (プラス)』にて連載とのこと。少年誌のギリギリを攻めた過激な描写が多かったので、よりのびのびと出来るネット媒体に移るのかなと思いました。『地獄楽』などエグイ描写はネットに集まっている印象がありますので、今まで以上に自由で先の読めない展開を進めてほしいです。アニメと2部が楽しみですね!!

 

藤本タツキ先生、第1部完結本当にお疲れ様でした!

 

 

ぼくたちは勉強ができない』 第185~187話 (最終話)

ぼくたちは勉強ができない 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

5つのルートは最後の「桐須真冬ルート」に突入。唯我成幸の真摯な気持ちに触れていくうち、自分の気持ちへ正直になっていく桐須先生。クリスマスに遊園地を訪れた二人はお互いに気づいていき……。そしてフィナーレは「ルート 6/5」へ。最後のルートで語られる総括とは……という展開。

 

それぞれのエンディングの後、全員のルートに繋がる可能性を残した最終回を迎えるというのが中々にオシャレでしたね。無事全員のルートを完遂してみせたのが凄かったです。それぞれのルートを見ることで初めて、主人公である唯我成幸とその父親の全体像が見えてくるのもギャルゲーっぽい構成で良かったです。

 

本作は「勉強」と「受験」という誰もが直面する問題を通して、様々な人間模様を展開してきました。これらの要素から、「弱さに立ち向かうこと」と「弱さを見せること」という一見すると矛盾した2つのことが大切だと示していたように感じます。誰もが夢を追って挫折してしまうことはある。それでも夢に向かって弱さを乗り越えるためには、自分の弱さを受け入れて前に進むのが大切なのだと思います。ただ、一人で弱さを受け入れてありのままでいることは難しい。だから、周りや大切な人と一緒にそれぞれの弱さを許容してくことが大切なんでしょうね。

 

主人公の唯我成幸が各ルートではしっかり主人公をしているというか、男を見せる展開がキッチリあったのも良かったです。 人の未来はいつだってわからない。信じた未来に人は進んでいくことが出来るというメッセージも本作らしくて凄く良かったです。

 

筒井大志先生、長い間本当にお疲れ様でした!

 

 

『アグラビティ・ボーイズ』 第47~50話 (最終話)

AGRAVITY BOYS 5 (ジャンプコミックス)

 

クリスが男であると気づいてしまったグリスロウは、ショックのあまり「付いている」ということへの答えの出ぬ問いを続けます。すると、彼の意識はお○んちんのファンタジー世界へ。そこで見たのは「おち○ちん魔法」と呼ばれる第三の力。現実に戻ったグリスロウはこの力を行使しますが、突如現れた「星喰い (コスモイーター)」にこの力が通じることが判明。その戦いでババは……という展開。

 

こちらはジャンプGIGAで完結とのことで、とりあえず週刊連載はここで終了 (というか、打ち切り) という形のようです。割と唐突に終わってビックリしました。本誌連載の最後がおち○ちん魔法で消えたババを復活させる話で本当に良かったのか!? と突っ込みたくなる感じはありましたね。ジワジワ進行していたタイムマシンの話題は殆ど投げっぱなしジャーマンでしたが、そこら辺は完結編や単行本で拾われそうですね。

 

話によってかなり面白さが変動するので、そこが打ち切りはそこが大きかったのかなと思ったり。結構掲載順も最下位になりやすい印象がありました。一度使ったネタが大抵次回まで持ち越されるので、徐々に要素が増えて複雑化していったのも一読者としてはちょっと大変でした。でも、衝撃の1話で登場したアイテムがちゃんと有効活用されるなどの驚くような伏線回収や、絶妙な訳の分からなさがスケットダンスっぽくて好きでした。もう少し読みたかったなあ。

 

中村充志先生、本当にお疲れ様でした!

 

 

『森林王者モリキング』 第31~35話 (最終話)

森林王者モリキング 4 (ジャンプコミックス)

 

地球の王を決める王たちの戦いが続いています。仲間たちの協力を得つつ、次々と難敵を乗り越えていくモリキングたち。最終決戦のヘラクレスオオカブトには苦戦を強いられましたが、家庭の中で「心」を学んだモリキングが一歩先を行き勝利。一夏で姿を消す運命の王たちは森に帰ろうとしますが、森林王者となったモリキングが最後に望んだ願いとは……という展開。

 

最後の方で、バトル展開に行きそうでいかない感じは『ミタマセキュ霊ティ』と同様にギャグ漫画の矜持が見えました。最後のオチは結構気になっていましたが、理想的な終わらせ方でしたね。読んでいる側としても爽やかに完結して良かった。半一発ネタ感のある始まりだったのか展開の広げ方に苦戦している印象でしたが、細かく挟まる虫ネタが細かいながらも詳細に練られていて良かったです。

 

ただツッコミの展開がワンパターンで、ボボボーボ・ボーボボ』でいうところの「右端からビュティがツッコむ」感じばかりなのが勿体なく感じました。でも、虫の王者たちはみんな個性的でキャラが立ってて好き。そして今更ながら、青春兵器ナンバーワン『恋のキューピッド焼野原塵』の作者さんだったんですね。全然気づかなかった……。

 

長谷川智広先生、お疲れ様でした! 

 

 

 

今回は読み切りで宇佐崎しろ先生が作画の『炎眼のサイクロプスが掲載されていて嬉しかったです。相変わらず魅力的な絵を描くなぁ。あと同じく読み切りの『ダダダダーン』という作品が、言葉選びと絵的な表現に独自性を感じました。作画やストーリーの地力が付いたら凄く面白い作品を作りそうな作者さんですね。他にも約束のネバーランドの読み切りなどもあって豪華な年末年始でした。完結した連載が多かったので、次回はまた新連載ラッシュになるかも! 激動の2021年度に期待ですね。では、また次回。