ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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絶望に次ぐ絶望!! 託された者たちの反撃が始まる!! 【そして時は動き出す⑰ (2020年43号~47号)】

 何だか暑かったり寒かったりで体調が崩しやすい時期ですね。全然忙しくはない私も、ダラダラと新しい記事を考えているうちに徹夜してしまって体調を崩してしまいました。世の中の情勢もアレなので、体調にはより気をつけていかないといけないですね。

 

あと全く関係ありませんが『怪獣8号』の単行本を買ったので、ある程度この企画が落ち着いてきたら読んで感想をまとめようかなと思います。楽しみ!

 

 それでは今週分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

 

今週は2020年43~47号までの5号分の感想です! (43~45号の表紙は感想のところにあります) 前回長く書きすぎてしまったので、今回はやや短めの感想です! 絶望的な展開が続いていますよ!

 

週刊少年ジャンプ(46) 2020年 11/2 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(47) 2020年 11/9 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『呪術廻戦』 第123~127話

週刊少年ジャンプ(43) 2020年 10/12 号 [雑誌]

 

虎杖と真人、釘崎と真人分体の戦いが続いています。釘崎の「共鳴り」が真人本体にも痛打を与えるというファインプレーを見せます。しかし、真人の誘導によって釘崎が「無為転変」を食らってしまいました。目の前で絶望を目の当たりにする虎杖はメンタルが崩壊。そこに現れたのは東堂。彼との共闘の中で戦意喪失していた虎杖は……といった展開。

 

 ナナミンの死に引き続いて、釘崎の死 (未確定) の流れはあまりに虎杖と読者の心を折りに来すぎている。釘崎の「悪くなかった」のシーンは読んでいて血の気が引きました。まさかこんな形で一年組の退場者が出るとは。皆さんが地獄と呼ぶ「渋谷事変編」ですが、マジで収束の気配が見えなさすぎる。私や皆さんが推していた登場人物が全員死ぬとか全然ありそうで怖すぎる。本当に辛い。ここで真人との決着が着きそうなのですが、今後は宿儺勢が出陣を始めるのかな。

 

あと虎杖が「俺ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」と決意する1ページで、思わず涙腺が緩んでしまいました。虎杖は人から沢山託されすぎている……。抱えきれないほどの死を抱えて進む主人公ってすごく好きなんですけど、虎杖は今にも崩れそうなメンタリティをギリギリで保っているのが見ていて辛い。でも大好き。あといつもは面倒くさいウザテンションな東堂が、真面目な場面ではしっかりカッコいいのがズルい。

 

 

『アンデッドアンラック』 第33~37話

週刊少年ジャンプ(44) 2020年 10/19 号 [雑誌]

 

まさかのビリーがUMA「バーン」、不治たちを引き連れて円卓を強奪。ビリーは「アンダー」のリーダーということが判明。他の否定者たちの能力を行使するビリーに苦戦を強いられつつも、不死と不運、ユニオンたちの連携でクエスト開始に必要な「黙示録 (アポカリプス)」の奪還に成功。そして、ユニオンのリーダーであるジュイスから「この世界はループしている」という衝撃の事実が明かされました。

 

 個人的な最推しだったビリーの裏切りでビックリしました。汎ゆる否定者の能力をコピーしているということは、相手よりも強い状態を作り出して公平性を否定する「不公平 (アンフェア)」とかだったりするのかな。それだと安直すぎるかな。本作はテンプレ的な展開で進むことが少なくて、即接敵、即戦闘等展開がスムーズで良いんですよ。「えっ! もうこんなことまで触れるの!?」っていうくらいの早さで進むのが気持ち良い。

 

あと、ずっと気づいてなかったのですがユニオン第一席のジュイスって女性なんですかね。ずっと美人な男性だと思っていました。とりあえず今のところはアンディもとい「ヴィクトル」もループ前を経験していることを考えると、不運の能力がかなりイレギュラーな存在になりそう。黙示録 (アポカリプス) を作り出した「神」も何者かがわからなくて気になります。黙示録やアーク、円卓、ヴィクトル (戦神) などの要素から色んな神話がモチーフになってそうですね。

 

 

『MASHLE (マッシュル)』 第32~36話

週刊少年ジャンプ(45) 2020年 10/26 号 [雑誌]

 

激化する七魔牙 (マギア・ルプス) との戦いも佳境に迫ってきました。遂に七魔牙のトップであるアベルとの決戦が始まり、彼の操る人形魔法に苦戦を強いられるマッシュ。しかし、持ち前の機転と筋力を活かした立ち回りで見事彼を打ち破りました。勝利を喜ぶ彼らでしたが、そこには新たな敵が迫ってきていて……という展開でした。

 

本作は主人公がギャグ補正の理不尽な身体能力で魔法を攻略するんじゃなくて、主人公側の能力から逆算された攻略法が練られていて気持ちが良いです。普通なら不可能なことを「全然普通じゃない」主人公だからこそ出来る解決策 (物理) でなんとかするバランスが素晴らしいです。あと、時折挟まれるギャグでクスッとなるのも良い。ちゃんとギャグがベースにあるんだなって思えます。

 

それと、マッシュは友だちが傷つけられた時にブチ切れるのが熱くて好きです。そこからシリアスになるのではなく、ちょっと舐めたテンションでボケを挟んで飄々としているのも良いですよね。コロコロと色んな表情に変わるマッシュは見ていて飽きないですし、どうにも愛嬌があって好きになってしまいますね。

 

僕のヒーローアカデミア』 第285~288話

僕のヒーローアカデミア 29 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ヴィランたち率いる超常解放戦線とヒーロー連合の激戦が続いています。緑谷の「ワン・フォー・オール (以下、「OFA」と略す)」を狙う「オール・フォー・ワン (以下、「AFO」と略す)」を継承した死柄木の攻防の中、緑谷を庇って攻撃を受けてしまう爆豪。爆豪を嘲る死柄木に対して激昂した緑谷が猛撃を仕掛けますが、死柄木の手が彼に触れてしまいます。双方が意識世界で見たものとは……。一方その頃、麗日とトガの二人も接触して……という展開。

 

緑谷を身を持って守った爆豪にグッと来ました。爆豪がOFAが「呪われた力だったとしても」と考えた後の回想って、爆豪が緑谷をいじめてたことを思い出していたんでしょうか。それとも、なにか別の記憶? 実は彼の父親や祖先が第2~3代目の継承者だったりするんでしょうか。あと今の感じだと、いつの日にかAFOの個性が死柄木すらも飲み込んでしまいそうで怖い。もしかしたら、今までのAFOも自身の個性を取り込ませた人間を支配して転生し続けているんじゃないだろうか。だとすると、人の身体を介して若さを保っていた某蛇の人並に危険な存在っすね。

 

ヴィランたちにも感情移入してしまいますが、自分の目的のために犠牲を厭わないのは許せないですよね。現状のままだと決して許されないことを続けてきた彼らですが、 何らかの形でヴィランたちの心も救われて欲しいと思います。「ヒーローとは何か」、「ヴィランとは何か」を問い続けた本作が導き出す結末に期待ですね。

 

 

チェンソーマン』 第86~90話

チェンソーマン 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

マキマと恐怖の武器人間たち VS チェンソーマンが続いています。武器人間たちをスタイリッシュに蹴散らしていくチェンソーマン。ところが、マキマの作戦によってチェンソーマンは恐怖の力を失い弱体化してしまいます。マキマの凶刃に倒れるチェンソーマン。そこで立ち上がったのは、チェンソーマンの中にいるポチ太で……という展開。

 

本作は「悪魔はその名前を恐れられることで力を得る」という設定が凄く練られていたんだなと思わされる展開でした。主人公が正義然としておらず、既存のヒーローよりもダークヒーロー路線という感じでしたがそう来るかと。デンジが人を助けて行けば行くほど、彼自身の力は失われていくのが辛い。良い意味で、『僕のヒーローアカデミア』等で市民の声援が力になるの場面と真逆の展開になっている。でも、コベニちゃんを死ぬ気で護ろうとするチェンソーマンは、やっぱりヒーローなんだな。あと、チェンソーマンの戦う構図がスタイリッシュで絵的にもカッコ良かったなぁ。銃の悪魔が出現した時にも似たことを書きましたが、絵的な表現が凄く斬新且つカッコよくて痺れます。

 

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そして、ここに来てポチ太の再登場とパワーの復活もとてつもない展開でしたね。パワーがデンジに血を飲ませると駄々をこねた場面が、ここの伏線になっているとは。ところで、ポチ太がデンジを救おうとするのは一緒に生活したからなんでしょうかね。もし本来の「チェンソーの悪魔」だとしたら、もっとシビアな思考をしてそうなのでちょっと不思議な感じです。そこの謎も追々解けそうな感じもしますが。このままマキマ戦の決着が着きそうですが、今後の敵は地獄にいた悪魔たちになるんでしょうか。まだまだ展開が読めない本作、見所ばかりで忙しいですね!

 

 

 

ということで、今回は新連載や連載終了が久しぶりに無かったですね! ただ長期連載陣の怒涛の展開に目が離せず、夢中になって読んでしまいました。逆境からのカタルシスこそ物語の醍醐味! ということで、この苦しく絶望的な展開の先にある反撃の場面が今から楽しみです。では、また次回。