ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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期待の新作が続々登場!! 激闘に次ぐ激闘は何処へ向かう!!【そして時は動き出す⑪ (2020年8号~13号)】

もう4月も終わり頃です。今月まだ漫画しか読んでなかった気がするぞ! 早すぎる!! 新企画なども始めたので、バタついた感じがあるのかな。今年のゴールデンウィークは外出も出来なさそうなので、新しく漫画を読み始めるのもありかもしれませんね。

 

それでは今週分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2020年号8~13号までの6号分の感想です! (8~11号の表紙は感想のところにあります) 今回は期待の新連載が満載でした。今後の展開に期待が高まります

週刊少年ジャンプ(12) 2020年 3/2 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(13) 2020年 3/9 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『アンデッドアンラック』 第1~6話

週刊少年ジャンプ(8) 2020年 2/3 号 [雑誌]

 

以前読み切りで連載された作品が新連載としてスタート。読み切りでは面白かったのですが、連載になったらどう話を転がしていくのかが気になる点もありました。1話は読み切り版のリメイクでアンディの能力紹介と、主人公の「不運」の能力で状況を打開するといった感じで「否定者」関連の話題以外はほぼ同じでした。それ以降は、「否定者」という能力者たちや「否定者」同士の能力者バトルに発展していくといった感じです。

 

1話時点では読み切りと同様だったので、ちょっと今後の展開に不安感がありました。ところが続く2話では、能力の解説や「組織 (ユニオン)」の紹介があって、方向性が「異能者バトルもの」になるんだなと方向性が把握できてよかったです。あと、読み切りでの個人的な懸念点だった「セッ○ス」を目標とするのは少年誌的にどうなのか問題は、無事「好感度を高める=ホレさせる」にシフトしたのも一安心でした。続く3話目でも、アンディがちゃんとした倫理観というか、貞操観念を持ってる大人だと示したのも良かったです。

 

能力に関しても、「不運」という能力から、この世の理を否定する能力である「否定者」という設定を作ったのは純粋に面白いです。運勢操作と不死の組み合わせはある種のチートめいた部分があるですが、敵の「否定者」もめちゃくちゃ強いので上手く成り立っているように感じました。戦いもかなり考えを巡らせていて、思った以上に面白いです。アンデッドの「アンディ」については、読み切り版でも過去に色々とあったように描かれていたので、そこが連載でどう明かされるかも期待ですね。

 

 

『マッシュル -MASHLE-』 第1~5話

週刊少年ジャンプ(9) 2020年 2/10 号 [雑誌]

 

パワーで何でも押し切る「マジカルマッスルファンタジーという何だか凄い新連載。こちらも『夜桜さんちの大作戦』と同様に、某無料漫画アプリの広告として出ていたので存在は認知していました。内容としては、パワーが取り柄での主人公が魔法原理主義の世界を変えていくというコメディファンタジーみたいです。個人的にはすごく好きな部類のギャグ漫画ですね。主人公は筋肉で何でも解決していく系キャラで、序盤から相当な強さを誇っています。ただ、校長先生も魔法には苦戦したりと完全無欠ってわけでは無さそう。

 

主人公がいきなり強いのですがギャグ的表現でありつつ、今までの鍛錬の様子や能力の限界が序盤で描かれていますので鼻につく感じはしないです。あと主人公が素直で、大事な場面はきっちり決めてくれるのも好感が持てます。今作同様に強いギャグキャラといえばワンパンマンの「サイタマ」や、斉木楠雄のΨ難の「斉木楠雄」などもこれにあたりますね。こちらも、能力ゆえの苦労やコントロール方法がコミカルに描かれていました。またギャグ寄りな表現と、主人公が力を無闇に振り回さずに「イキらない」ところが好かれている要因なのかな。

 

ギャグのノリは良い意味で週刊少年ジャンプのバカさといった感じ。パッションと勢いと天丼で笑わせてくるような作風で、こういったノリが大好きなので凄く面白いです。正直、この企画が始まってからの新連載陣の中で一番期待しています。普通にゲラゲラ笑ってしまった。気になった点としては、顔などの作画がやや不安定な部分くらいですかね。これに関しては、連載していく中で落ち着くと思いますのであまり心配はしていないです。2話での魔法描写などはかなり綺麗に描かれていたので、そもそも心配するほどではなさそう。

 

 

『魔女の守人』 第1~4話

週刊少年ジャンプ(10) 2020年 2/17 号 [雑誌]

 

魔女と騎士の王道ダークファンタジーの新連載です。魔 (イビル) という魔物を倒す強大な力を持った魔女と、魔女を護る騎士でありイビルに家族を奪われた主人公の物語です。実は騎士の役割とは時が来たら魔女を切ることが役割だったのですが、その魔女と逃避行をして……という展開です。

 

まず、凄く綺麗な作画をされている印象が強いです。週刊連載でこの絵を維持できるのかと思うくらいのクオリティの高さ。読んでいて美しい絵だなと。ここ最近の新連載陣の中でも特に絵がキレイかもしれません。ただ、内容としては「読みやすいが、特筆すべきこともない」といった感じ。ストーリー面で印象に残ったことは、大変申し訳ないのですが「魔女が強いんだなー」くらいでした。あとルーティンの指かみなど、要所要所に進撃の巨人ぽさを感じます。ストーリーの作りは基本に忠実で、どことなくマガジン辺りに連載されてそうな物語です。

 

個人的には「魔女はイビルを宿している」とかは好きなんですけども。1話に関しては、単純に説明が多すぎて一番の盛り上がりどころでページを割けていない感じが。もう少し緊迫感のある展開でも良かったように感じました。敵が街を襲撃するくらいのインパクトは初めの方に欲しかったかも。とりあえず4話現在でも強い魔が出てきていないので、主人公の強さがちょっとわかりにくいです。あとは、前2つの新連載が危うさも感じながらも勢いと魅力がある主人公だった分、ちょっと置きにいったような主人公像・設定に感じてしまいます。今後主人公の個性が出てくれば変わってくるかも。

 

 

鬼滅の刃』 第190~195話

 週刊少年ジャンプ(11) 2020年 2/24 号 [雑誌]

 

VS鬼舞辻無惨が続いています。珠世の仕掛けた老化薬の効果を持ってしても、未だに猛威を振るい続ける鬼舞辻無惨。夜明けまではまだ40分以上必要な中、多くの仲間達が限界を超えて戦い続けています。炭治郎はヒノカミ神楽拾参の呼吸とは壱から拾弐の呼吸を繰り返し放ち続けることだと気づき、縁壱が鬼舞辻無惨を切り刻んだ傷は未だに彼の弱点として残り続けていることにも気づきました。熾烈化する戦い、遂に炭治郎を発見した禰豆子は戦況に何をもたらすのかというところです。

 

縁壱が付けた傷が未だに鬼舞辻無惨を焼き続けているって、あの人の呼吸強すぎでは?あと、炭治郎が父から代々受け継いできた演舞を繰り出し続けることこそが、ヒノカミ神楽第拾参の呼吸となっているのは面白かったですね。繰り返される円環こそが真理。あと、以前の感想で「縁壱と炭治郎の家系は関係あるのかな」みたいなことを書きましたが、普通に祖先と繋がりあったんですね。すっかり忘れてました。

 

しかしながら、依然夜明けが見えてこない絶望的な状況をどう打開するのか。思い返してみると、炭治郎の戦いは今回のようなギリギリ戦闘ばかりでしたね。絶望的な状況下でも、仲間の手を借りつつ何度も立ち上がってきた炭治郎。今回も粘り続けることで勝利をもぎ取ってほしいです。それと柱の面々がバタバタと倒れていっていますが、ほとんど全員死にそうな予感が……。最推しの悲鳴嶼さんも今回の様子だと命を燃やして散っていきそうです。悲し過ぎるよ……柱の人たちは幸せになってよ!!

 

 

『呪術廻戦』 91~96話

呪術廻戦 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

五条悟の封印から、世界の様相が変わらないための五条悟争奪戦が始まりました。五条悟を封印して宿儺を王にしたい漏瑚。宿儺を宿した虎杖を殺したい真人、脹相。獄門僵を守る偽夏油。かつてのように暴れたい呪詛師。五条悟を開放したい虎杖を始めとした呪術師たち、と物凄い数の思惑が渋谷に渦巻いています。虎杖と伏黒、猪野は呪詛師との戦いが始まりました。

 

五条悟、生まれただけで世界のバランスを変えるとか最早世界そのものじゃん……。そもそも相手を封印する獄門僵の内側から未だに干渉してくる五条先生マジで化け物。呪詛師との戦いの様子は、どことなくHUNTER×HUNTERを思い起こさせる構図や絵のタッチに感じました。そして、降霊術によって降ろされた天与呪縛の天才「禪院 (伏黒) 甚爾」は一体どんなことを引き起こすのか。あの人の魂がちゃんとコントロールされるものなのかもちょっと気になりますよね。勝手に動いて、「五条悟を殺す」とか言い出しそうで怖い。そして呪詛師の爺さんの術式も伏黒は見抜いた様子ですが、何なのか。

 

僕のヒーローアカデミア』 第257~261話

僕のヒーローアカデミア 26 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

話がデクくんたちサイドに戻り、デクくん、爆豪、焦凍がエンデヴァーとのインターンでより強くなりました。エンデヴァーも家族と少しだけ仲直り出来ましたが、今後も家族の命が狙われることを考えて距離を取ることを選択しました。また、黒霧の元となっている人物はイレイザーヘッドたちの同級生でした。イレイザーヘッドの必死の呼びかけでドクターたちが潜む場所が病院と判明。そして幕を開ける超常解放戦線との決戦。果たして、今後はどんな事が起きるのか。ドクターの元へ潜入した先でハイエンド脳無も登場し激戦必至です。

 

今回の中では、オールマイトが語っていたワンフォーオールの「2代目、3代目については情報がなかった」というのが気になりました。あと、初代の能力は「個性を受け継ぐ」個性だったのかな。では、2代目と3代目の個性は? そして、今後は「浮遊」の個性を習得するように支持されているデク君。いよいよもってドラゴンボールみたいになりそう。今回の戦闘は大規模なものになりそうなので、敵も味方も大損害を受けそうな予感。学生は大丈夫かもしれませんが、先生方には死人も出そうで怖いです。エンデヴァーやイレイザーヘッドが死んだら特に辛いな……。

 

 

約束のネバーランド』 第164~168話

約束のネバーランド 19 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 陛下が死んでいよいよ終わりかと思ったら、そうはいかないのがこの約束のネバーランドという作品。最後の敵は、人類側を裏切って鬼と共に「約束」を交わした「ラートリー家」の「ピーター・ラートリー」が最後の敵として立ちはだかります。邪血の少女こと「ムジカ」と、実は陛下の弟だった「ソンジュ」は五摂家への対抗策を講じましたが、ピーター・ラートリーの仕掛けた罠によって捕らえられるという危機的状況。結構絶望感の強い状況ですが、果たしてエマたちはどう打開するのか。

 

最後の戦場が始まりの地である「グレイスフィールド農園」なのが激アツですね。しかも、この最終局面で「ママ」こと「イザベラ」が再登場するのもめちゃくちゃアツい!! また、最後の敵が鬼ではなく人間である「ピーター・ラートリー」というのも皮肉です。かつて味方を裏切った「ラートリー」と、人の可能性を最期まで信じようとした人間たちと同じ髪色のエマが決戦するのも上手く出来ている。出し抜き出し抜かれの知略戦の中で、ノーマンを救うためにヴィンセントが死んでしまいました。どっかで死にそうだなぁとは思っていたけど、ここで死ぬのか……。出来れば生きてほしかった。最終回までに他にも死ぬ人が出そうで最後の最後までドキドキが続きそうです。

 

 

ハイキュー!!』 第380~384話

ハイキュー!! 44 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ついに日本へ帰還した日向! 早速プロとしての試合が始まります。 影山とは別のチームに入り、激戦を繰り広げることとなりました。ライバルたちが味方となり、味方がライバルとなったことで様々な因縁が絡み合う試合となっています。今までの選手たちに加え、世界のエース「ニコラス・ロメロ」などの強力な選手も加わって大激戦となっている様子!

 

日本に帰ってきた日向が初めにぶちかましてくれたシーンは、「日向だって凄い努力してきたんだぞ!」と友達を自慢するようなスカッとした気分になれました。日向の努力をブラジルでビーチをしていた人たちと読者が一番知っているという構図が良い。一方で、研鑽を重ねてきたのはライバルたちも皆同様。学生時代よりもそれぞれの強みがパワーアップしていて大迫力の試合です。必殺技とか無いのに、こんなにも熱くて格好良い。そして、日向が「ニンジャショーヨー」という名で世界の選手にも知られているのがなんか嬉しい。活躍している知り合いが褒められているような不思議な気持ち。読めば読むほど、色んな登場人物たちへの愛着が湧いてくるのがこの作品の凄いところですね。皆ちゃんと就職して頑張っている所にグッと来ました。

 

 

 

今回は新連載が3本も追加されて賑やかになりました! 一方で、『サムライ8』『ZIPMAN』が打ち切り路線に入った様子。『サムライ8』は話の小難しさや情報共有などの絵的なダサさが大きいようにも感じました。あと、展開がやや遅めでマンネリ気味なのがちょっと残念です。『ZIPMAN』は、ヒーロー物だと僕のヒーローアカデミアと被る部分があるのがキツかったか。ただ打ち切り漫画あるあるの「序盤で敵の勝ち抜き戦始めがち」をやってたのが気になりました。初めのうちはもうちょっと勢いよく活躍して欲しかったかも。2作共、これからちょっとでも盛り返しがあると良いなと思っています! ではまた次回。