ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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終わる童話と果てなき武芸。新たに始まる少年と妖怪の戦いも見逃せない!!【そして時は動き出す㉗ (2021年号48~52号)】

どうも、更新のたびに更新予定日が後ろ倒しになっている男です。

 

元々ストックを蓄えているこのシリーズですが、細かい修正等を加える時間もあまり取れなかった結果、こんなに更新が遅くなってしまいました。今週は会社で不幸が重なったり、22時には眠くなる体質になってしまったりと何か噛み合わない週でした。

 

それはともかく、Twitter凍結が無事解除されました。よかったーーーーーー!!!!

 

とりあえず外部連携で自動ツイートする系のアプリは全部連携解除しました。また凍結されるようなことがあると嫌なので。……そもそも悪意のあるbotを放置して永久凍結してくるTwitter社が悪い気もするのですが。

 

まあそれはともかく、これからはまたTwitterでも更新通知が可能になりました。ひとまず安心っす。

 

ということで前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

今週は2021年48~52号までの5号分の感想です! (各号の表紙は感想のところにあります) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サカモトデイズ 第45~49話

週刊少年ジャンプ(48) 2021年 11/15 号 [雑誌]

死刑囚編は「ORDER」の噛ませになりそうだなぁと思っていたんですが、予想通りな展開になってきた感じですね。ついに「ORDER」の面々が活躍し始めて嬉しい。全員個性豊かな武器を利用していますが、みんな一癖ある戦い方だったのが良かった。特に篁さんが一閃でタワーの崩壊を止めるシーンが最高で…。やっぱり強いおじいちゃんが出てくる漫画は名作。

 

そしてシンの覚醒で能力者バトル感が強くなるかと心配してましたが、ちゃんと未来予知能力のそれっぽい理由付けがあって良かった。あと南雲の武器が六徳ナイフだったのも良かったですね。戦い方がHUNTER×HUNTERのカイトが使う念能力「気狂いピエロ」みたいなのも好き。前みたいなサカモトが痩せて強くなる展開も好きなんですが、あえて太ったままでも活躍できる展開になったのも意外と斬新でした。確かに、せっかくの肥満体型を作中で活かさないのはもったいないっすね。今後痩せ形態は切り札扱いになるのかな。

 

 

ワンピース 第1030~1033話

週刊少年ジャンプ(49) 2021年 11/22 号 [雑誌]

ビッグマムに対して、悪魔の実の「覚醒」を叩き込むキッドとロー。

 

えっ!?!?二人共覚醒してたんだっけ!?!?

 

久方ぶりに読んだのでビックリしました。じゃあ、ルフィの覚醒もこれからあるのかなぁ……。今後は悪魔の実の「覚醒」を使いこなせないと勝てない領域に入ってきたわけなんですね。こうなってくると、本当に終盤なんだなあとシミジミ感じます。ヒロアカも終章だし寂しいな。

 

そして、他のジェルマの兄弟みたいに肉体が変わっていくサンジ。ただ、「サンジが女性を殴った」というのには何か裏がありそうですね。流石にミスリードじゃないのかな。介錯担当がゾロなのも、なんだかんだ二人が信頼しあってる証で良かったです。あと散々匂わせていたゾロと刀の関係がやっと明らかに。まさか霜月の人間が当時のゾロと会っていたとは……流石にびっくりしました。ゾロ自身も「リョーマの子孫」っぽい描写があったので、ワノ国編で拾われるのか今度に続くのか……。

 

 

アヤシモン 第1~3話

週刊少年ジャンプ(50) 2021年 11/29 号 [雑誌]

『地獄楽』の作者さんの新作。私は『地獄楽』本編は読めておらず、本誌出張版だけしか見てませんでしたが面白かった印象です。とりあえず一話の感想としては「良くも悪くも普通」といった感じ。うーん、なんか爽快感に欠ける感じでした。主人公の強さに外連味? が足りないというか。

 

今作の主人公は魅力があんまり無くて。ヤンキーキャラだと幽遊白書浦飯幽助SLAM DUNK桜木花道は、男らしさや優しさがわかるような描写が初めから多くて好きになれたんですが……。3話までだと、展開のテンポはいまいち良くないのに、戦闘は主人公がそんなに苦戦せずワンパンで敵を沈めちゃうのが残念でした。橋姫戦以外は敵妖怪との戦力差も分かりにくかったので、もっと読者にタメがあってからの勝利を読みたかった。あと必殺技の下りがちょっとくどい。

 

ただ、『地獄楽』作者さんだけあって、しれっと鍋に紛れる腕などの裏社会でのエグイ描写や妖怪の世界観描写は天下一品でした。この怖エグ描写を本編中の極道妖怪たちにもしてあげて……。個人的には橋姫さんが推しです。今後イケおじ幹部妖怪も沢山出てきてほしいなあ。主人公の魅力は3話でジワジワ出てきたので、4話以降に期待です。

 

 

守れ!しゅごまる 第1~2話

週刊少年ジャンプ(51) 2021年 12/6 号 [雑誌]

こちらも「ジャンプ+」にて、『恋するワンピース』を連載していた作者さんの新作ですね。1話の印象としては、想像以上に面白かったです。ヒロイン兼主人公のさなぎちゃんのキレキレのツッコミが良かったし、しゅごまるもウザいだけではなくて可愛さとカッコ良さのあるキャラクターだったのが好印象です。これは中々良い感じの おねショタ コンビでのギャグになっていきそうですね。

 

個人的には序盤の感電→漏電の下りを後半で天丼したのが予想外で笑っちゃいました。全体的に理不尽ギャグですが、細かく前フリがある感じが丁寧ですね。2話も理不尽日常ギャグの延長といった感じで、まずまずでした。でも、この作者さん独特の表現が結構好きなので今後どうなっていくか気になりますね。安易にバトル展開にはなってほしくないかも。やや人物の絵が独特な点は少し気になりますが、今のところ見づらいほどでは無いので大丈夫かな。

 

ドロンドロロン 第1話

少年ジャンプ(52) 2021年 12/13 号 [雑誌]

ひとまずは1話まで。とりあえずこちらも「よくある1話」って感じですね。全体的に悪くはないんですが良くもない小さく纏まってしまった1話だったようにも感じます。少年誌的には王道なのですが、こちらも主人公のピンチが地味でドキドキする要素が少なかったのが残念。同じジャンプ作品なら『地獄先生ぬ~べ~』の「鬼の手」や、チェンソーマン』のチェンソーマンになるシーンのような「キタコレ!!」って目を引くシーンが山場にあるんですが、今作の1話はそこがあまり目立ってなかったからかなあ。あとヒロイン?のキャラデザが目立つアイコンが無くてモブっぽく感じてしまいました。

 

ただ主人公が母親が喜んだことから「侍」を目指すというプロットは良い意味で王道って感じが好きです。あと荒削り感はありましたが、戦闘描写の勢いは激しくてカッコよかったですね。主人公とそのバディに不快感は無くて、シンプルに良い奴って感じだったのも良かったです。良いよね、優しい主人公。

 

ところで、『ドロンドロロン』『アヤシモン』『呪術廻戦』『あやかしトライアングル』と妖怪漫画が同雑誌内で4作もありますが大丈夫なんですかね?

 

呪術廻戦 第164~166話

呪術廻戦 19 (ジャンプコミックスDIGITAL)

やっぱり日車は領域で裁判をはじめましたね。「必殺」ではない「領域展開」も存在するのが面白かったですが、雰囲気的に彼は「法や正義の執行人」ってだけでクズではなさそうな感じ。虎杖の大量虐殺に対しても異議を示すところとかもあって職業通りの冷静な人物なのかも。虎杖の「人を自らの手で殺めたことがある」っていうのは、呪胎九相図の壊相と血塗のことや渋谷の虐殺のことですかね。後出しで知ったとはいえ、自らの兄弟だったかもしれない人物だし胸に残ってるんだろうな。宿儺の虐殺と兄弟の殺害、これらの心の傷を癒やすきっかけに今回の出会いはなるんでしょうかね……。

 

にしても、日車さん好きだわぁ。どんな形であれ、強い信念を持った (フィクションの) キャラって凄く好きなんですけど日車さんもそのタイプで。出来れば生きて欲しいけど、雰囲気的に虎杖との戦いが終わったら殺されそう…。

 

 

僕のヒーローアカデミア 第331~335話

僕のヒーローアカデミア 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「新秩序 (ニューオーダー)」のスターズアンドストライプスこと、キャスリーン・ベイトとオール・フォー・ワンと同化しつつある死柄木弔の激闘が続いています。予想はしていたけど、やっぱりここで散るかキャスリーン。ポっと出ではあるけど、アメリカ合衆国 No.1の実力は本物だったし散り様もカッコイイヒーローでした。オールマイトと同じくらいに。

 

スターズアンドストライプス、外伝作品とかで過去の活躍を読みたいくらい良いキャラでしたね。勇ましくて、カッコよくて、強い。でもキュートさも捨ててない最高のヒーロー。空軍との連携も最高だったし、個人的には性別をも超越した理想ともいうべきカッコよくて美しい「戦う女性」だ。最高。色んなことに対して、「ポリコレ」的思想が叫ばれる現代ですが、これが俺の考えるジェンダーや国籍、人種の壁を超えた「活躍する女性像」「カッコイイ人間像」だ!!という堀越先生の声が聞こえてくるような気がする。考えすぎかもしれません。私はすごく良いと思います。

 

 

レッドフード 第17~18話 (最終話)

レッドフード 3 (ジャンプコミックス)

内容は結構好きでしたが、まあ打ち切りはわかる。理由としては、「テンポが悪かった」が全てですかね。一つだけ言いたいのは、マジで狩人試験が長すぎた。結果として、ベローの活躍シーンが最初だけだったのが悲しい。

 

試験は仲間の能力紹介+ベローの能力チラ見せ程度で、数話で「灰の魔女 (シンデレラ)」あたりが乱入してよかったのになあ。狩人試験編は最後まで読んで考えると、ベローの「台風の目になる才能」「物語 (運命) を無力化する能力」の伏線を示したかったようですが流石に長過ぎる……。序盤は主人公のヒロイックな活躍や衝撃な展開が連続しないと読者が付いてこないのかもしれません。

 

結局はベローが物語の破壊者とでもいうべき存在で、この作品を読む読者ともリンクするような半メタ的な作品だったみたいですね。この内容自体は、確かに長編じゃないとできないので面白い発想だったのになぁ。ただ、キャラクター造形は性格や見た目含め、本当に上手な作家さんでした。好き。大体みんな魅力的なキャラだったので、狩人試験は素早く終えて実践でみんなが活躍している姿を見たかったです。

 

川口勇貴先生、本当にお疲れ様でした!!

 

 

NERU -武芸道行- 第16~18話 (最終話)

NERU―武芸道行― 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

本作も結構好きでしたが打ち切りに。こちらも展開が遅かった印象がありますね。武芸の作品なのに、なかなか実具を使った試合を見られなくて勿体なかった。個人的には、「武芸ってなんぞ?」 っていうことがわかりにくかったのも大きかった気がします。あとキャラデザや主人公以外の登場人物の魅力がイマイチ薄くて、似たようなキャラばかりでやや覚えづらいように感じました。

 

ただ、竜禅先輩はキャラの魅力があったし、先輩との共闘以降は戦闘の迫力もあって面白かっただけに残念です。新連載はやっぱり序盤の展開が大事。今は大人気の『呪術廻戦』も、5話の「内1名 死亡」という衝撃的な引きまでは打ち切りギリギリだったらしいので。2話~3話で入学試験と竜禅先輩との出会いまで終わらせて、4話で正試合開幕くらいテンポ良くやって欲しかったなぁ。「堕ちた龍」の引きとかは本当にカッコ良かったので、もっと早くから活躍が見たかった……。主人公のネルはかなり好きだったので、彼の成長をもっとゆっくり見たかったです。

 

比良賀みん也先生、本当にお疲れ様でした!!

 

 

 

今回は金未来杯が開催されており、読み切り作品が沢山でしたね! 個人的に『人造人間100』『初恋ビギニング』が良かったですが、全体のまとまりと少年誌っぽさ、内容のわかり易さ的に『人造人間100』が一番好きでした。緩急がキチンとついているのが良かったです。私が読み切り版『仄見える少年』とか、ムヒョとロージーの魔法律相談事務所みたいなダークファンタジー路線を好んでいるだけかもしれないけど。他の作品も絵が書き込まれてたり、特殊能力に頼らないカッコ良さがあったりと面白かったですね。結果はどうだったんだろうか。

 

今回は連載終了と新連載が多くて記事が長くなりましたね。次回はなるべく短くまとめて、火曜日周辺に照準を合わせて更新していきたいと思います。

 

では、また次回。