ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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2020年度の終わり!! 暗殺と建築で宿命の敵との決着を目指す!!【そして時は動き出す⑱ (2020年48号~52号)】

更新がいつも以上に遅れてすみません!! まだまだ書こうと思っている記事がたくさんあるのですが、自分のペースを崩さないように頑張ります。最近はE3とかあって、圧倒的寝不足なのでまた体調を崩してしまわないように気をつけていきたいところ。歳を取ってくると段々無理が効かなくなるっていうのを体感してます。

 

 それでは今週分の感想です。前回までの流れは以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

 

今週は2020年48~52号までの5号分の感想です! (48、50~52号の表紙は感想のところにあります) 2020年度もいよいよ今回で終わりです。新年号に向けて新連載も2作登場!

 

週刊少年ジャンプ(49) 2020年 11/23 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクターストーン』 第172~176話

週刊少年ジャンプ(48) 2020年 11/16 号 [雑誌]

 

北米大陸での死闘は空母ペルセウスを乗っ取られて味方の一部を捕虜に取られるも、敵将のゼノの確保とコーンシティに必要な人材を残すという目標は達成しました。千空たちは空母ペルセウスで追跡するスタンリーから逃げつつ、石化光線の発生源である南米大陸を目指すことに。果たして、南米大陸に待ち受けるものとは? そして、スタンリーとの攻防は如何に! という展開です。

 

かなり強敵のスタンリーとも仲良くなるのかと思いきや、まさかの敵対したまま新たな目的地へ向かう流れになったのは驚きました。しかし、もう一人の天才科学者ゼノとは思想は合わないながらも共闘関係にあるという奇妙な繋がりに。新たな天才も仲間に加わってどんどんと突き進んでいきます。司以来の脅威といった感じですが、果たしてどうやって和解するのかが気になりますね。今の感じだとゼノ、スタンリーと千空たちの正義は相容れない感じがします。これから向かっている南米の石化光線発信源で何かを見つけて、一時共闘という流れになっていくのかな。

 

本作には前回の宰相のようなクズキャラもいましたが、それぞれが強い信念を持って生きているのが良いなぁと改めて思いました。それぞれが共闘していくのではなく、時としてその意志が衝突しつつも目指すところは同じなのが面白い。復興の道をひた走るストーンワールド、全人類が復活を果したときに世界はどうなっていくのか。期待です。

 

 

『ビルドキング』 第1~3話

週刊少年ジャンプ(50) 2020年 11/30 号 [雑誌]

 

世紀末リーダー伝たけし!『トリコ』でお馴染み「しまぶー」こと島袋先生の新連載です。『トリコ』では「食」がテーマだったことからか、今作は「住」がテーマみたいです。恐らく「衣」に関してはキルラキルなどの作品で既にテーマとなっていたので、「住」なのかなと思ったり。主人公は二人の兄弟。彼らは「師匠」に助けられたことで、太古から建築されてきた建造物たち「ビルドキング」を創り出す存在になることを目指す物語です。

 

人の安全を護るものは家などの住宅である。だからこそ平和を「建てる」ことを目指すという発想はかなり好きなのですが、肝心の展開や技が『トリコ』のマイナーチェンジ感が拭えないのが勿体なく感じました。一応家の姿をした魔物たちも出てくるのですが、今のところはそのまま過ぎる感じがします。これバリエーション増やしていけるのかな……。

 

1話で「3匹の子豚」を元にしたコミカルな導入などは、流石は島袋先生といったセンスを感じました。あと、弟が建てて、兄が壊すことを得意としているのは凄く良いなと思いました。ただ現状だと、兄のハンマー1つで破壊と修繕のどちらもこなせてしまえるんですよね。ここも何か噛み合わなさを感じたり。今後に住宅の敵がどのような個性を見せるのか期待です。

 

 

『サカモトデイズ』 第1~2話

週刊少年ジャンプ(51) 2020年 12/7 号 [雑誌]

 

結婚を期に姿を消した伝説の殺し屋「サカモト」。彼は夫婦で小さな商店を経営する小太りのおじさんとなっていましたが、その実力は実は衰えておらず……という新連載です。ソリッドコメディアクションという名の通り、スタイリッシュでかっこいいのに面白い、そんな感じがありますね。

 

主人公の「サカモト」が『スラムダンク』の安西先生に見えてしまうのですが、まあそれは置いておいて。『ザ・ファブル暗殺教室などのような、殺し屋が上手く日常に溶け込もうとするけど、ちょこちょこ本来の能力が見えちゃう系の作品ってすごく好きなんですよね。今作の主人公は無口でひっそりしてますが、想像上では暗殺のシュミレートをしているなどちょっと変わったキャラクターとなっています。

 

強いことを鼻にかけたりしませんが、本気を出すとあっという間に場を制圧できる。そんな見た目とのギャップがカッコいい主人公は、思わず「こういうのがいいんだよ こういうので」と心の中の井之頭五郎が呟いてしまうような元殺し屋モノになっていました。あと、拳銃のデザインが細部まで再現されていたり、メタルギアソリッドを彷彿とさせる「ノーアラート・ノーキル」など作者さんのこだわりを感じられて面白いです。

 

 

『呪術廻戦』 第128~131話

週刊少年ジャンプ(52) 2020年 12/14 号 [雑誌]

 

ついに覚醒した真人との決戦が続いています。東堂と虎杖は真人の猛攻をくぐり抜けながら戦闘を続けます。追い詰められた真人は宿儺に触れずに領域展開を発動させるため、五条悟と同様の「0.2秒の領域展開」を行います。ぎりぎり持ちこたえた虎杖、東堂に対して真人の黒閃が炸裂。更に自らの本質を理解した彼は新たな姿に変貌を遂げました。VS真人も佳境に入ってきて……という展開。あと、しれっと番外編が挟まって笑いました。シリアスとギャグの温度差で風邪引くわ!!

 

今回はメカ丸と京都校組のやり取りでちょっと泣いてしまいました。どんな形であれ、彼は彼なりに愛した者を守り抜こうとしたんだなぁ。ここでも託された「愛」という名の呪い。どうか三輪ちゃんは彼の願い通り、幸せになって欲しいです。ただこの感じだと、京都校組が参戦するまでの間に大概の問題は片が付きそう。あとは偽夏油がどんな行動をしでかすのか気になるところですね。

 

かなり長く続いてきた「渋谷事変」もそろそろ終わりが近そうな雰囲気ですが、多数の犠牲を伴った後はどうなるのか。封印された五条悟を開放することは果たして出来るのか。謎が段々と解けていくかと思いきや、むしろ増えた感じまでしますのでまだまだ続いていきそうです。あと真人と東堂の戦いにて、東堂が落とした写真に真人が一瞬意識を取られたのってただの戦闘演出だったんですかね。東堂が好きなアイドルに真人も面識があるのかどうかが気になりました。

 

 

チェンソーマン』 第91~95話

チェンソーマン 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ポチ太の力で復活したパワーはマキマの元から逃走を試みますが、その命を賭してデンジを復活させました。彼女は「血の悪魔を見つけにいけ」と託して消滅。師匠に助けられたデンジは自分にファンがいると気づき、マキマを殺してでも生き残りたいという気持ちを持ちます。そして、再びデンジと相見えるマキマたち。彼とマキマ、武器人間たちとの熾烈な戦いの中でデンジは……という展開。

 

本作は悪魔たちに恐れられた「チェンソーマン」ではなく、素朴で原初的で普通の欲求を叶えたいデンジという「チェンソーマン」のオリジンを描いた作品なのかもしれないと思いました。「普通」になりたかったデンジはいつしかその願いを叶えており、普通の人が思うような「ヒーローになってチヤホヤされたい」という承認欲求に気づきます。不純に見える動機でも、デンジがしていることはヒーローそのものだと思います。

 

パワーの散り際も良かったです。悪魔は死んでも地獄で蘇る、だから再びパワーを探しに行くというのが今後の中心になるのかな。パワーが渡した血が再会のキーになりそう。ただ現状でのマキマ戦で既に勝機が見えていないのがどうするのか。今までも危機的状況を打破してきたデンジですが、今回に関しては勝てる気がしない……。本当に何度も書いていますが、今後どんな展開になるのかがずっと読めませんね。

 

 

『アンデッドアンラック』 第39~42話

アンデッドアンラック 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

「君に伝われ」の作者である安野雲先生は何らかの能力者でした。未来や様々な情報を知る彼が情報提供する条件は、「UMA オータムを倒す」こと。オータムを倒すことでもっと己を知ることが出来て強くなれるという彼の真意とは。彼は二人が強くなるために、風子をアンディの記憶の中へ送ります。彼女はアンディと共に数多の出会いと別れを繰り返し、ついにアンディが生まれた日を特定し……という展開です。

 

安野雲先生が腕を切り落とした時は「あー、能力で戻せるんだろうな」と思っていたら、そんなことは無くて頭のネジが飛んでるなと思いました。岸辺露伴先生といい、どうしてジャンプ作品の漫画家異能キャラは一人残らずぶっ飛んでるのか。UMA「オータム」の「人を本に変える能力」というのも彼のスタンドである「ヘブンズ・ドアー」に似た能力ですよね。

 

今回はアンディの能力的に覚悟はしていましたが、結構容赦なく周りとの別れがやってくるのが辛かったです。あと「忘れなければ人は死なない」という言葉は、『ワンピース』なんかでも言及された内容ですが好きなんですよね。誰かの記憶に残ることで人は生きていける。自分の生きた証を残していきたいなと思えますし、死=存在の消滅ではないと思うとちょっとだけ怖さが軽減されるように感じます。

 

 

 

ということで、今回は2作品の新連載が追加! ぼくたちは勉強ができないも完結にかなり近づいている感じもしますので、また新連載が追加される日も近いかも。そして、次回から2021年度に突入! 新しい時代の流れを楽しく感じていきたいですね。ではまた次回。