所謂『人狼系ゲーム』が巷では人気ですよね。最近では、「宇宙人狼」とも呼ばれる『Among Us』なんかも流行っています。この手のゲームって、6、7年前くらい前から徐々に増えてきた感じがありますよね。
ちなみに私は、『汝は人狼なりや?』を身内でプレイした際に、占い師騙り人狼で村人たちをめちゃくちゃにした結果、次のゲームからグレー処刑の対象になりました。メタ推理や前のゲームを引っ張り過ぎると、ゲームを楽しめない人も出てしまうので程々にね!!
ちなみに、アナログゲームに関しては以前にも『TRPG』のことをまとめた記事も書いてます。よろしければ、こちらも併せてどうぞ。
yanyantukeboono.hatenablog.com
『汝は人狼なりや?』とは、なんぞや?
そもそも『汝は人狼なりや?』 (以下、『人狼』と略す) とは、どんなゲームなのでしょうか。皆さんお馴染みWikipedia先生などの表記を見ていましょう。
汝は人狼なりや?(なんじはじんろうなりや、Are You a Werewolf?)は、アメリカのゲームメーカーLooney Labs.より2001年に発売された、会話と推理を中心にしたパーティーゲームである。このゲームのルールは、ドミトリー・ダビドフが1986年に制作した「 Мафия Mafia」が元になっているとされる。
同じルールのゲームは他のゲームメーカーから発売されたものや、ネット上での専用のソフトを用いて遊ばれることも多く、それらを総称してこのタイプのゲームは、「人狼(WerewolfまたはMafia)」又は「人狼ゲーム[1]」と呼ばれている。日本では、他社製ゲームについても「汝は人狼なりや?」と呼ばれることがある。
汝は人狼なりや? - Wikipedia より引用
【人狼ゲームとは?】
「人狼ゲーム」は、オオカミ男の言伝えである
「オオカミ男狩り(魔女狩り)」をモチーフに、
パーティーゲームとしてヨーロッパなどで古くから遊ばれてきた。
プレイヤーは「村人」と「村人に化けたオオカミ男」となり
「オオカミ男が誰なのか」を全員で相談・討論しながら、
村人チームはオオカミ男を探し出し、オオカミ男チームは 村人をダマして生き残るゲームです。
ワンナイト人狼 公式ページ on Strikingly より引用
Wikipediaは一番分かりやすそうだったので引用させて頂きました。ソースは不明。ざっくりいうと「いくつかの陣営に分かれて、推理をしながら自陣の勝利を目指すパーティーゲーム」ということですね。それらのマイナーチェンジ作品も大きくまとめて「人狼」と総称されています。
物語の概要は以下の通り。
ある片田舎の小さな村は人狼の脅威にさらされていた。毎夜毎夜、村人は人狼の毒牙にかかり、とうとう残すところあと数人となった。この数人の中から人狼を見つけ出し、村の平和を取り戻しましょう。
『ワンナイト人狼』説明書 「物語」より引用
プレイ人数は、5人以上は欲しいです。所要時間は大体1時間以上。ゲーム開始時には、それぞれ「人狼陣営」と「村人陣営」 (ルールによっては第三陣営の「妖狐」なども存在しますが今回は割愛) に分かれて対戦することになります。以下に、その他のルール説明をざっくりとまとめました。
各陣営とそれぞれの役職
村人陣営→村人、占い師、霊媒師 (霊能力者)、狩人 (騎士)、共有者 (恋人) など。
人狼陣営→人狼、狂人 (狂信者) など。
ゲームの進行
昼のターンと夜のターンを交互に繰り返す。
昼のターン→生き残っている人全員で議論を行い、多数決で一人処刑する (処刑することは「吊る」とも呼ばれる)。
夜のターン→人狼、占い師、霊媒師、狩人の特殊能力 (後述する) を使用できる。
各陣営の勝利条件
人狼陣営→全体の人数を自分たち以下または同数にすること。
村人陣営→「人狼」を全員処刑すること。
各役割の説明
村人→特に能力を持たない一般人。
人狼→毎夜1人ずつ殺害 (この殺害は「噛む」とも呼ばれる) することが出来る。ゲーム開始前に他の人狼を認識できる。毎夜相談出来るバージョンもある。
占い師→毎夜1人だけ人狼かどうか (人狼は「黒」、村人陣営は「白」と判定されることもある) を知ることが出来る。
霊媒師 (霊能力者)→毎夜処刑された人物が人狼かどうか (占い師と同様に判定が出る) を知ることが出来る。
狩人 (騎士)→一人だけ人狼の攻撃から護ることが出来る。自分は護れない。
狂人 (狂信者)→「村人陣営」である(判定も村人扱い) が、勝利条件が「人狼陣営の勝利」である。ただし、人狼と狂人は互いの役職を識別出来ない。
共有者 (恋人)→互いが「村人」であることを認識できる。
とまあ、必要な基礎情報をまとめたのですが……まあややこしいですね! 面白いゲームなのですが、この煩雑さや必要参加人数の多さ、所要時間の長さなどから敷居が高めではあると思います。
『ワンナイト人狼』の基本ルールと遊び方
以上の理由から、『人狼』はいきなり始めるには難しそうにみえるかと思います。それでも、「YouTuberなどがやっているように、皆で『人狼』をやりたい! でも難しそうだし、そこまで人を集められない!」という人狼ビギナーにオススメしたいのが『ワンナイト人狼』です。
『ワンナイト人狼』は、3~7人でプレイできる簡易人狼ゲームです。所用時間は約10分程度。かなりお手軽ですね。
基本ルールは『人狼』とほぼ同じですが、名前の通り一夜で決着が付きます。なので、村人陣営は人狼を吊れば勝ち。人狼陣営は人狼が処刑されなければ勝ちとなっています。
また、プレイヤーは人狼、村人、占い師、怪盗という4つの役職に振り分けられます。人狼や占い師の能力は『人狼』とほぼ同様ですが、人狼が夜時間に村人陣営を噛めないなどの変更点があります。
これだけ聞くと互いを認識できている人狼が有利に見えますが……。それをかき乱すのが「怪盗」という役職です。「怪盗」は、「夜のターンに他人の役職カードと交換できる」という能力があります。もしも怪盗が人狼とカードを交換した場合は、人狼として行動することが必要となります。
つまり、初めは人狼だったので上手く周りを誘導してたけど、蓋を開けてみたら怪盗にすり替えられていた。なーんてこともあったりするので、早々に判断を下すのは危険かも。
これにより、元人狼をカミングアウト (よく「CO」と略される) するという、通常の『人狼』では滅多に見られないことが起こることも。
色々説明しましたが、百聞は一見にしかず! 詳しくは、オススメのプレイ動画を以下に貼ったので参考にどうぞ。
騙すか、暴くか、協力するかの駈け引きと疑心暗鬼の緊張感
『人狼』系ゲームの魅力はなんといっても「疑心暗鬼」の部分にあると思います。どのようにして周りの信用を勝ち取って、相手を丸め込むか思考を張り巡らせるのが楽しいです。狙ったように議論全体を誘導できたときには、もう脳汁がドバドバですよ!
周囲との連携や反論、話をとりあえず合わせるなんかも大切で。協力や様子見などのやり取りも楽しいです。特にワンナイト人狼では制限時間が短いので、いかに端的に状況を把握して信用を得るかがキーです。
騙し騙されの化かし合いと、相手の正体を看破したときの爽快感が人狼ゲームの素晴らしいところ。是非少人数でも出来る『ワンナイト人狼』を気軽に遊んでもらいたいなと思います。そして『人狼』も楽しく遊んでもらいたいなと思います。
ちなみに、本来の『人狼』や『ワンナイト人狼』もオンライン上で遊ぶ方法もあるので是非遊んでみて下さい! 最後に、オンラインでのやり方が書いてあるサイトやアプリを載せておきます!レッツ人狼!