ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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ゲーム実況プレイ動画の魅力は「近所の兄ちゃん・姉ちゃん感」かもしれない

皆さんは毎日欠かさずしていることは何かありますか? 私の場合は、1日1回はYouTubeなどの動画サイトを開いてゲーム実況プレイ動画を観ています。初めてこうした動画を見始めたのが2008~2009年頃であったことを考えると、10年近くの趣味となってしまいました。

 

そこで、ふとこのような疑問を抱きました。

 

「ゲーム実況プレイ動画の魅力とはなんなのか」

 

ということを。よく考えてみれば、見ず知らずの動画投稿者さんがプレイするゲームを何故ここまで見続けてきているのか不思議に思います。しかし、現在は一般人のみならず芸能人もゲームの実況を行うなど、一大コンテンツとなっています。つまり、私が物好きな人間なだけということでもないのです。そこで、今回は個人的にゲーム実況プレイ動画の魅力について考えてみました。

 

あくまで、いち動画視聴者の体験に基づいた考えてということで読んで頂けると幸いです。

 

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そもそも、何故ゲーム実況プレイ動画は人気なのか

 

まずは、ゲーム実況プレイ動画及び配信 (以下、「ゲーム実況」と略す) はなぜここまでの人気を誇るのかについて触れていこうと思います。

 

ゲーム実況が人気の理由の一つは「手軽さ」ではないかと思います。動画コンテンツの強みは漫画やアニメを観たり、ゲームを実際に遊ぶよりも敷居が低いことが大きな特徴かと思います。また、エンターテイメントとしてプレイヤーのリアクションを楽しめることや、対戦格闘ゲームFPSなどでプレイの参考にするための解説を求めて観る人も多いです。ゲームというものは普段プレイしていない人からすると敷居が高い部分があるため、ゲーム実況という片手間でも観られる動画形式のコンテンツが重宝されていることが考えられます。

 

 私の場合は、元々ゲームが好きだったこともあり、色んなプレイヤーの様々な作品へのリアクションが楽しみで観ています。また、自分とは異なるプレイスタイルや珍しい遊び方を知ることが出来ることも好きな部分です。また、本ブログの記事作成中などの作業用に動画を視聴することも多いです。最近は『Dead by Dailight』や『AmongUs』、2Dアクションゲームなどのストーリーがない作品のゲーム実況をラジオのように流しています。

 

また、ゲーム実況プレイ動画投稿者及び配信者 (以下、「実況者」と略す) に対して、同じようにゲームを楽しむ人としての親近感が湧くことも人気の一つではないかと思います。これはYouTuberなどの動画投稿者や配信者全般に言えることかもしれませんが、芸能人と比較するとライブ配信等で直接的な関わりの場が持ちやすいということもあり、より親近感が湧きやすいのだと思います。

 

「一般人の中での有名人」という独特の距離感が実況者の魅力なのかもしれません。

 

ゲーム実況の中の人

ゲーム実況の中の人

  • 発売日: 2012/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
 

 

ゲーム実況における魅力は「近所の兄ちゃん、姉ちゃん感」なのではないか

 

ゲームを頻繁にプレイされている方の中には、「ゲームはプレイしないと面白さが分からない」ということを語られる方も少なくはないと思います。これも一理ある意見で、ゲームとは本来はプレイすることを前提として作られています。実際に、ゲーム実況を「ゲームを買う気は無いが内容だけは知りたい」という理由で見ている方も少なくはないと思います。これは正直、ゲーム実況の持つ負の要素であるとは思います。

 

では、ゲーム実況が好きな人間が皆ネタバレ目的で観ているのかというと、これは否であるとハッキリと伝えたいです。個人的には「ゲームを観ること」と「ゲームをプレイすること」には少し異なった性質があると思うのです。

 

ゲーム実況で「ゲームを観ること」とは、多くの場合「他人とゲーム体験を共有したい気持ち」が含まれていると思うのです。ゲームに対して感じたことを他の人の反応を通して共有したり、グループでワイワイとゲームを楽しむ雰囲気を感じたいという部分が、「ゲームをプレイすること」とは違う「ゲームを観ること」ならではの楽しさなのではないでしょうか。

 

こうした体験を実況者を通じて擬似的に体験できることがゲーム実況の魅力だと思います。ゲーム実況には「近所の兄ちゃん・姉ちゃんの遊ぶゲームを後ろで見ている」ようなアットホームな雰囲気があるんです。近所の兄ちゃん、姉ちゃんなどがゲームをやっているのを眺めているときの感覚あるいは、友人と一緒の空間でゲームを楽しんでいるときの感覚です。これこそがゲーム実況の最大の魅力だと思うのです。

 

これがYouTubeニコニコ動画を初めとした、手軽に使える動画プラットフォームと非常に親和性があるのだと思います。また、SNSの発展と同時に、孤独感を感じることが多くなった昨今で、共通の趣味を持った誰かの声を聴けて体験を共有出来るということは大変魅力的なことなのではないでしょうか。ニコニコ動画2chが、かつてのネット民にとっての「遊び場」だったように、現在はYouTubeなどが皆にとっての遊び場、人との関わりの場になっているのかもしれないです。

 

とはいっても、私の感覚は一昔前のゲーム実況への価値観の可能性もあります。実際に、現在は前述の通り、有名人がゲーム実況を始めていることや、 HIKAKINさんやMSSPさん、キヨレトルト牛沢ガッチマンさんのトップ4、ゲーム実況者わくわくバンドなどの実況者自体がオフラインライブなどの表舞台で活躍しているため、インフルエンサーとしての魅力に惹かれている人も多いかもしれません。もちろん、それぞれのクリエイティブさに惹かれている方も多いとも思います。

 

このため少し古い感性かもしれませんが、このような要素がゲーム実況の大きな魅力なのかもしれません。個人的には実況者の皆さんが、これからも「どこか遠くの近所の兄ちゃん・姉ちゃん」のような存在で有り続けて欲しいなと思います。 

 

デンシンタマシイ

デンシンタマシイ

  • ゲーム実況者わくわくバンド
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 ※関係ないですが、「ゲーム実況者わくわくバンド」のこの曲が滅茶苦茶良いので聴いてみて下さい!

 

 

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