小さい頃にした、何気ないことが記憶に残っていることってありますよね。私の場合は、もう無くなってしまいましたが少し大きめのゲーム屋さんに車で連れて行ってもらい、カードやゲームソフトを買ってもらっていたことを覚えています。
そんな子どもの頃からずっと大好きなゲームの一つが、『モンスターファーム』でした。毎日暇があれば攻略本を読んで、まだ育成できていないモンスターたちへのことを想像したり、親と一緒に町中のCD屋さんを回っていた記憶があります (当時は、相川七瀬さんの『Red』をずっと探してました)。
他にも当時の思い出といえば、Dクラスのグラニートを苦戦したり、Bクラス以上に上がれなかったりと中々苦戦したことですね。あと、Dクラスのトロカチン杯をクリアすると初期型のプレイステーション2だと不具合によってほぼ確実にフリーズするので初代プレイステーションでプレイしてました。
不具合については、ナムコさんに手紙を送ったらキチンと返事を返してくれたことを覚えています。結構前のゲームなのに解答してくれたことが凄く嬉しかったです。
この度、移植版が発売されて久しぶりにプレイしてたのですが、意外とあっさりゲルで名人になれてしまい驚きました。当時は攻略本を何冊読んでいてもクリア出来ていなかったのに……。こういった育成ゲームに関しては、昔よりもインターネットが発展したことによって最適な方法が分かりやすくなった感じがありますよね。『ポケモン』とかも、昔よりも厳選方法や育成方針が分かりやすくなりましたし。
生と死、そして命の尊さを学ぶことが出来る育成ゲーム
『モンスターファーム』シリーズの良いところは、モンスターたちにも「寿命」という概念があることだと思います。モンスターたちが円盤石から生まれてきて、一緒に苦楽を共にして、最後には眠りについていく。この過程が初見時には衝撃的でした。
当時はゲームと分かっていながらも、モンスターを死なせてしまうことが怖かったです。なので、出来るだけ早めに育成を切り上げるなどして、寿命が来ないような育て方をしていました。
ゲームの育成などには特に大きな意味は持ちませんが、モンスターたちの葬式も行うことが出来、今まで関わってくれた多くの人々が参列してくれることも凄いです。このゲームにおけるモンスターの死は、現実の動物たちと同じように非常に重たいものとして扱われているのです。ゲームでありながらも、こうした命の尊さを知ることが出来るのは結構斬新で、貴重な作品なのではないかと思います。
そういったお別れ苦手な方用にも「冬眠」というシステムで寿命を迎えないようにすることも出来ますので、無理に死に際を見なくても大丈夫な所も配慮されているなと思います。一部隠しモンスターの出現条件に寿命が関係してたりもしますが。
スマートフォン、Switchでより遊びやすくなった移植版
そんな名作が、今はスマートフォン版、Switch版で移植されているんですよ！！ というわけで、移植版の良いところ、気になったところを書いていきます。
私はスマホ版を比較的メインで触っていたのですが、個人的には画面横のパネルでの操作がやや押しづらさがあるかなと感じました。移植前をプレイされていた方には、Switch版の方をオススメしたいです。また、初期ではセーブデータが1つしか保存できないなどの問題もありましたが、今は諸々改善されていて良い感じです。また、どこでも遊べるという部分ではスマホ版は非常に便利だと思いました。良い時代になったなぁ……。
何よりも、移植前に存在していた「恐怖の役立たず」(潜在能力という隠しパラメーターが一定数値を超えると、育成のピーク時にトレーニングが必ず失敗してしまう、というもの。攻略本にも書かれていた) などの正常なゲーム進行を妨げるバグなどが解消されていたのが個人的に嬉しかったです。
ちなみに、『モンスターファーム2』もSwitchで発売しており、そちらも野良モンの追加など様々な要素が増えていて楽しいです。いずれ腰を据えてやろうと思って積んでおいてますが、早めにやらないとなー。
子どもの時から好きだった作品が、移植で改めて日の目を見るということは個人的に非常に嬉しいです。この調子で初代や2をベースとした新作も出てくれると嬉しいなー！！
