ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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【ネタバレ有り】スマブラSPにおける「全員参戦」の本当の意味を考える

※注意

 

当記事には、スマブラSPのゲームモード「灯火の星」に関する一部ネタバレを含みます。クリア前の方や未プレイの方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スマブラSPが発売して5週間以上が経ちました。

 

販売本数は世界で1000万本という恐るべき数字を叩き出してます。マジですげえな。

 

また、最近では「パックンフラワー」が新ファイターとして追加されましたね。いやあ、触ってみると思ったよりもクセが無くて使いやすいというか、リーチが長い分、戦い方が自由に選べて面白いっすね!

 

topics.nintendo.co.jp

 

 

DLCファイターで、『ペルソナ5』からの参戦である「ジョーカー」や、今後続く第2弾にも期待してしまいます。しっかりとファイターパスも買いました!! DLCファイターも全員揃った、全員参戦イラストが非常に楽しみな今日この頃です。

 

【Switch用追加コンテンツ】大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL ファイターパス|オンラインコード版

 

 さて、『大乱闘スマッシュブラザーズ』というゲームには、第2作目の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降、「アドベンチャー」というモードが収録されています (for 3DSでは「フィールドスマッシュ」、for Wii Uでは「ワールドスマッシュ」と呼ばれるシティトライアルに近いモードのみでしたが)

 

シリーズ毎にスタイルが変わりながら続いてきた「アドベンチャー」は、最新作においては「灯火の星」というタイトルで収録されています。

 

 

今回の内容

 

 

 

「灯火の星」という長編アドベンチャー

 

最新作の『スマブラSP』においては、「灯火の星」という大規模なアドベンチャーモードが追加され、話題を呼びました。

 

灯火の星」とは?
マップを進みながら、固有のルールが設けられた敵と戦って「スピリット」と呼ばれる固有の能力を持ったキャラクターたちを解放していくソロモード。使用キャラクターなどの解放をして戦力を補充しつつ、最終的には、大ボスを倒すことが目標となっている。

 

一応クリアしたんですが、ボリュームがすごくてびっくりです。想像していた倍以上の大ボリュームで展開されて最高すぎました。

 

 

 

まさか、2つ目以降のマップがあるとは思いもしなかった……。

 

Twitterでも書きましたが、原作再現されたキャラクターやマップでの謎解きなど、原作ゲームを知っていると思わずニヤリとしてしまう場所が多くありました。

 

再現度がいちいち完璧なんですよね。

 

ストリートファイターマップでは、飛行機で飛んで行く。 (ピューン インディア!)

ドンキーコングマップでは、最初のステージが再現されている。

カービィマップでは、グルメレース形式で進んでいく。

 

等々、枚挙にいとまがないです。

 

ゼルダの伝説マップでは、謎解きがわからなさすぎて詰みかけましたが。でも楽しかったなあ。

 

(ちなみに、鈍足スーパーアーマーを装備したクッパでゴリ押すとサクサク進めます)

 

まだ「灯火の星」内での全キャラ解放は出来ていないので、順次やっていきたいですね。

 

あと、ボス戦!!

 

めちゃくちゃ楽しかった!!特にラストのボスラッシュはテンポ良く進むし、多数の作品からの参戦で彩られた、様々な世界観が絶妙でずっとやっていたかったくらい。

 

正直、スマブラXの「ボスバトル」のようなモードを追加して欲しいくらい楽しかったです!!

 

ボス戦では、個人的な持ちキャラである「パックマン」を必ず使用して倒すという謎の制約をかけてプレイしてました。

 

スマブラSPのサプライズとスマブラDXでのバグ技

 

「灯火の星」でのエンディング分岐はいくつかあるのですが、真のエンディングに続く最終盤においてのみ、とあるキャラクターのプレイアブル化が解禁されます。

 

しかも、1回だけ。

 

(もっと使いたい……!!) 

 

それは、初代からずっと存在していたにも関わらず、一度たりとも参戦してこなかった「あのキャラ」なんですが、正直めちゃくちゃ感動しました。

 

 

制作者である桜井さんは、あのサプライズを含めて「全員参戦」というキャッチコピーをつけていたのでは無いかと考えてしまいます。

 

というのも、「あのキャラ」をスマブラDXでも使用することが出来るんですよね。あくまでバグ技になってしまいますが。私も実機で再現したことがあるのですが、操作感が今作と同じような感じなんですよね。

 

ここから、元々はスマブラDXで「あのキャラ」の参戦が計画されていたのかもしれない、と考えてしまいます。

 

偶然のバグ技で使用できるとしたら、スマブラDXの段階でA攻撃やB必殺技に技が振られているのも謎です。バグ技を使用した動画では、ポケモンステージにて、モニターにキャラクターの名前がしっかりと載っているなど元々参戦予定だったのかもしれません。

 

もしかすると、スマブラDXのアドベンチャーモードにおいて、同様の展開が考えられていたが何らかの都合で無かったこととなり、「全員参戦」のキャッチコピーを掲げている今作でリブートされた可能性が考えられます。

 

そうだとすると、スマブラSPは『大乱闘スマッシュブラザーズ』の真の集大成であり、本当の意味での「全員参戦」であると言えます。

 

積み上げられた20年の『スマブラ』という歴史

 

『初代スマブラ』のような初期使用可能キャラクター

スマブラDX』のような多数のモードと「あのキャラ」の参戦

スマブラX』のようなストーリー性

スマブラfor』のようなホンキ度や8人対戦などの基本システム

 

これらは主要なものしか書いていませんが、こうした様々なシステムや調整が積み重ねられた結果、『スマブラSP』が完成しているんだと感じます。各作品で提示された評価点や不満点を一つひとつ精査し、バランスを整えてあるということなんでしょうね。

 

もちろん、今作においても不満点は存在します。

 

「灯火の星」では、鬼のように強いスピリッツが一部存在したり (ギガマックだけは本当に許さない。あいつの鬼耐久は本当に苦痛だった……)、一つひとつの再現度が高いが段々と作業的になってしまう部分があったり。あとは大ボリューム故に、スピリッツの全回収がキツいとか。

 

それでも、私は原作再現に感嘆したり、展開にワクワクしたり、対戦でワーワー言いながらやるのがとっても楽しいし、ゲームを「やる楽しさ」というものをとても感じられました。

 

その中で、『スマブラ』という長い歴史を感じたのです。

 

例え、初代が至高と言われようと、スマブラDXの方がゲーム性が完成されていたと言われようと、スマブラXのストーリーの方がクロスオーバー感があったと言われようと、スマブラforのオンライン形式の方が良かったと言われようとも、

 

声を大にして言いたいんだ。

 

今作は『スマブラ』シリーズの集大成であり、最高傑作であると。

 

 

もちろん、こんなものは主観ですし、皆さんの中での思い入れの深い作品もあると思います。また、今後のアプデで評価なんて幾らでも変化していくとも思います。私個人の感想であり、云々というやつです。

 

そうであっても、私は「全員参戦」という、ある意味では大仰な、シリーズの完成形とも取れるハードルの高いキャッチコピーに恥じない内容であることに、最大の賛辞と感謝を送らせて頂きます。

 

今後、こんなに沢山のゲーム会社が集まることは無いかもしれない。また、あったとして、ここまで各ゲームへの愛が込められたものにはならないかもしれません。

 

そのくらい、本当にゲームへの愛を感じる作りでした (繰り返しになりますが、スピリッツの原作再現が特に)。

 

最後に、「未プレイだけど、この記事見ちゃった」というゲーム好きの方がいましたら、今からでも遅くないので是非『スマブラSP』の「灯火の星」をやってみて下さい。

 

何の話かわからなくなってきたので、この辺で。

いやー、面白かった!