ヤンヤンつけボーの粉は残りがち

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年号が変わっている!! 連載陣も令和の大改革で次々と入れ替わる激動の幕開け!!【そして時は動き出す⑤ (2019年24号~29号)】

今日はホワイトデー。バレンタインデーのお返しは皆さんされましたか? 私はそもそもチョコを貰っていないので、返す宛が一つもありませんでした。そういう年もあるよねきっと!

 

ということで、今週も元気に「そして時は動き出す」を進めていきましょう。時代は遂に「令和」に突入! ここに来て新連載と連載終了・他誌移籍が猛烈に増えてきてビックリしています。中にはあの大ヒット漫画も……!

 

前回の記事は以下からどうぞ。

yanyantukeboono.hatenablog.com

 

 

今週は2019年24号~29号までの6号分の感想です! (25~27号の表紙は感想のところにあります) 前回同様、今回もコンスタントに読み進めてますよ!

 

週刊少年ジャンプ(24) 2019年 5/27 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(28) 2019年 6/24 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(29) 2019年 7/1 号 [雑誌]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新連載陣

今回は新連載が4作もあったので。一つひとつは短めに今の所の感想もまとめていきたいと思います。

 

『サムライ8 八丸伝』 第1~6話

サムライ8 八丸伝 1 (ジャンプコミックス)

 

NARUTOの作者でお馴染み岸本先生原作の新連載です。NARUTOのときよりも小難しそうな設定だったので少し不安でしたが、1話に関しては流石の完成度。外に出られなかった少年が、「侍」に覚醒して自由を得ていくというカタルシスが素晴らしかったです。6話まで進みましたが、今の所安定して面白い感じがします。1話完結の形式で毎話見どころがあるので、見ていて飽きにくいのかもしれません。気になるところをあえて挙げるなら、「侍」のシステム説明がややこしいことですかね。

 

まだ外の世界に旅立っていませんが、出て行った先でどんな感じになるんでしょうかね。あと、引きこもりをしていたあの人の伏線が回収されるまでは何とか連載されていて欲しい。果たして残り6つの鍵は何処にあるのか。今後に期待です。

 

『ふたりの太星』 第1~5話

週刊少年ジャンプ(25) 2019年 6/3 号 [雑誌]

 

昼と夜で姿が変わる「太」と「星」二人で一人の少年が紡ぐ将棋の物語。将棋の天才と「太」と、やりたいことが見つからない「星」の二重人格という設定が面白いです。でも、早々に片方だけになってしまうのはどうなんだろうか。あと負けたはずの星が打った手を相手選手がこぞって褒めるのですが、どう凄いのかが気になりました。多分凄い先を見据えているということは分かるんですが……。描写がやや不足気味なのか、ただ私の理解力が悪いだけなのか。後者の可能性が高い。

 

あと、メイン以外のキャラクターがするクセ強めの反応も気になります。『デビリーマン』のときには世界観に合ってたんですが、今作だと違和感が。ただ、1話の内容はめちゃくちゃ面白く感じました。将棋と向き合うタイミングがなく、向かい合うことを避けてきた「星」が将棋との再会を偶然果たすのがすごく良かったです。あと、今後は太星がそれぞれ入れ代わっていく展開に戻りそうで楽しみです。こういった作品では、双方の入れ替わりが魅力だと思っているので。

 

『ビーストチルドレン』 第1~4話

週刊少年ジャンプ(26) 2019年 6/10 号 [雑誌]

 

幼い頃に見たラグビー選手に憧れて、ラグビーを始めた少年の物語。個人的には一番好きな作品なのですが、雰囲気が打ち切り漫画のそれなので早めに終わりそうな雰囲気も。メインキャラは結構魅力的なのですが、今の所サブキャラがやや弱い感じがします。ただ、今まで一人で練習してきた少年が、ラグビーの仲間に出会っていく展開は凄くグッと来てしまいました。丁度この頃って、ラグビーW杯などで盛り上がっていた時期だったんですかね。今はまだ練習段階ですが、試合が始まってからどう転んでいくかが楽しみです。盛り上がっていくと良いなぁ……。

 

『トーキョー忍スクワット』 第1~3話

週刊少年ジャンプ(27) 2019年 6/17 号 [雑誌]

 

無法地帯と化した近未来日本で暗躍する忍の物語。表紙だけ見ると、2代目NARUTOかと思いましたが、内容は全然別作品でしたね。第1話の感想としては、「漫画の作中に出てくる架空漫画を読んでいる」みたいな気分でした。主人公が凄い人であることなど色々説明されるけど、主人公がどう凄くてどんな信条なのかがイマイチ見えず……。忍術要素いる? とか考えていましたが、科学忍者隊ガッチャマン』の科学忍法も何が忍法かよくわからなかったけど許されているので良いか。……良いのか? ただ、絵はすごく綺麗で良いです。あと技の理論はよくわからんが、めちゃくちゃカッコいい。波動砲はロマン。仲間たちも個性的なので、今後のミッションがどうなるかですね。

 

 

鬼滅の刃』 第157~162話

鬼滅の刃 19 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

猗窩座戦が終わり、カナヲと「童磨」の戦いに移行。途中から伊之助も乱入して、更にはその伊之助の出生に関しても語られるなど波乱の展開になりました。因縁が大混線している。そして、やはり仕込まれていた胡蝶しのぶ最期の毒。目を犠牲に、終の型で畳み掛けるカナヲと、相変わらず本能で奇想天外なことをする伊之助が決死の攻撃を仕掛ける。

 

童磨、偶然の閃きで投げつけられた伊之助の刀が、偶然首元の刀と噛み合って頸が飛ぶなんてギャグみたいなやられ方を……。散々自分は神に愛されていると思ってたのに、最期は神に見放されて死ぬってすごい皮肉だな。因果応報でもあるけど。とはいえ、猗窩座のときのように死んだかと思ったら別の何かに変わる可能性も否定できないですね。

 

『呪術廻戦』 第58~63話

呪術廻戦 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

1年生組が大激闘する回が続きました。伏黒と釘崎が活躍してましたね。伏黒は領域展開を遂に発動。まだまだ未完成の様子ですが、最早ナナミンですら到達できなかった領域まで……。徐々に宿儺が求めているような力を得てきている様子です。そして、釘崎も自らの術式をフル活用してました。今回の釘崎の活躍、めちゃくちゃ気持ちよかったですね。可愛いヒロインの立ち回りではなく、ガンギマリ過ぎている邪悪な目をしながら躊躇なくヤバい攻撃択を選んでるのがカッコいい。

 

友のために死ぬと分かって宿儺を抑えた虎杖悠二、最悪死んでも良いと考えてそうな伏黒恵、どうせ死ぬならと「共鳴り」を仕掛ける釘崎野薔薇と、1年生組は全員頭のネジが飛んでいるのでは……。そこが良いところなんですけども。

 

あと、〈彼は黒い花火に愛されている〉辺りのモノローグには、HUNTER×HUNTERBLEACHのハイブリットな感じがありましたね。当時は色々いわれてましたが、久保帯人先生がよく使っていた小洒落た表現ってセンスあって好きなんですよね。あと描写繋がりで、呪霊の撃破後に虎杖と釘崎が歩きながら話しているように見せるコマ振りがすごく良かったです。1ページ毎に双方の視点を表すやり方は感心してしまいました。

 

チェンソーマン』 第21~26話

チェンソーマン 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

銃による急襲で容赦なく死んでいくデビルハンターたち。直前まで好感度を挙げておいて、あっさりと殺しに来た。この落差のために飲み会諸々の日常場面を描写したのか……。あまりにえげつない。「銃の悪魔」が力を得ている理由が凄く分かりやすく見せつけられた感じでした。やっぱり銃はヤバい。この作品は本当にずっとピンチが続きますね。これアニメ化されたら、初見の視聴者の心臓持つのだろうか。

 

そういえば以前に、チェンソーマン』『呪術廻戦』の死の扱いの違いに関して書いた記事タイトルを見かけました。内容はネタバレ防止のため読めていないので、あれこれ語れないのですが。

 

個人的にチェンソーマン』の現状までのキャラの死なせ方はテラフォーマーズ進撃の巨人の初期でも見られたような、戦いの残酷さを示す死に感じます。いうなれば、「世界観を示すための死」といった感じ。一方で、『呪術廻戦』の死は、まさしく「呪い」のように尾を引くような死なせ方のように感じます。こちらは「メッセージ性の強い死」とでもいうべきでしょうか。

 

これに関しては、作品的な表現の違いなので良し悪しはつけられないですね。それこそ、先程例に出した進撃の巨人では、全体を通して残酷さを示す死が多発していますが、中盤では「メッセージ性の強い死」も多く出ていますよね。寄生獣』なんかでも、意図的にこの2つを使い分けている印象がありました。

 

 

ハイキュー!!』 第348~353話

ハイキュー!! 40 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

烏野 VS 鴎台が盛り上がりを見せています。今までと違い、相手選手全体が統一されていて越えられない壁となっているのが面白いです。正確無比なブロックに対し、中々スパイクを通せない東峰先輩。3年生でエースという重圧を負い続けてきた旭先輩が、それを乗り越えてキッチリと一本を決めるのがもう! しかも、敢えてのゆるい球っていうのが!! ここまでずっと進んでいるようで停滞していたものが、ようやく一歩ずつ進んできた感じが凄く良い。

 

スポーツをしていると、この「1本目も通らない」って凄い焦りに繋がるんですよ。ここを超えないと勝てない、でも超えられないっていうのは本当に辛くて。今回の試合中でも、旭先輩がずっと苦しそうで。それでも通した1点目の後に、驕らずに「”1点” 獲ろう」と言えるこの落ち着いたエース。カッコ良すぎるよ旭先輩。

 

食戟のソーマ』 第310~315話 (最終話)

食戟のソーマ 36 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ついに食戟のソーマが6年半の歴史に幕を閉じました。「ノワール編」以降は目に見えて失速していたので、やむ無しかと。結局「神の舌」への解決策などは「いつの日にか」で投げっぱなしになっちゃいましたね。あの決着の仕方をさせるなら、母親の話題か「BLUE」のトーナメントのどちらかに絞った方が良かった気が……。ちょっと駆け足でごちゃついた感じがしました。

 

ただ、最後の締め方は実にソーマらしくて良かったですね。というか、ソーマのえりなに美味いと言わせるために料理を作り続けるって実質的なプロポーズでは? えりなとソーマの関係を変にはっきりさせず、「ライバルであり仲間であり、互いを意識し続ける関係」という独特な形のままにしたのはすごく良かったです。

 

多分もう少し尺があれば、ソーマの料理でインスピレーションを受けたえりなが母親に料理を振る舞う展開もあったんだろうな。後日談はお馴染みの「ジャンプGIGA」とのこと。斉木楠雄のサイ難銀魂のときもそうでしたが、最近このパターン多いですね。掲載媒体がバラけると非常に追いにくいのであんまり好きじゃないんですよね、この形式。でもまあ、単行本最終巻にまとめて収録されると信じましょう。

 

 

他にも、『思春期ルネサンスダビデ君』、『獄丁ヒグマ』が終了。『ジモトがジャパン』は「最強ジャンプ」へ、BORUTOは「Vジャンプ」へと移籍しましたね。これが令和の大改革か……。獄丁ヒグマ……光る要素は沢山あったんだけど、展開の遅さは確かに気になってしまった。でも敵のキャラデザだったり、全体的なキャラ付けはすごく良かったので、次作以降に期待したい!

 

ダビデ君も随所に取り入れられた名画ネタがタメになったし、絵が綺麗で好きでした。ジャンプでギャグ漫画を長く続けるって、かなり難しいですよね。ボボボーボ・ボーボボピューと吹く!ジャガー並に振り切れているか、こち亀くらい安定して日常ギャグを貫けるかをしないとやはり厳しいのかもしれません。

 

直近の学園ギャグだと斉木楠雄のサイ難はキャラの魅力とクスリとくる笑いが絶妙でしたね。ラブコメなども含めると、ギャグはかなりの激戦区。同様に学園ギャグだった『ジモトがジャパン』も移籍しました。ジャパンに関しては、連載当初からジャンプ作品というかコロコロコミックっぽいノリだったので、「最強ジャンプ」の方がノビノビ出来る気がします。

 

そして、『神緒ゆいは髪を結い』も打ち切りが近そうです。途中から露骨にエロ要素が増えた感じがして嫌な予感がしてましたが、やはりか……。エロラブコメをしたいのか、アクション要素を入れたいのか、どのキャラに注目してほしいのかが見えてこなくて曖昧な感じがありましたね。最初の入れ替わりラブコメ路線は結構好きだったんだけどなぁ。あと法師様が出てきたのですが、これってぬらりひょんの孫に登場した陰陽師のお兄ちゃんですかね? 顔や格好が同じ気が。

 

あとは、『最後の西遊記も次期打ち切られ筆頭か……。設定などは結構好きなんですが、こちらも展開がゆっくりでしたね。主人公の龍之介が如意棒に覚醒し始めた辺りから盛り上がってきてたのですが、流石に初動までが遅かったのかな。『サムライ8 八丸伝』と比較すると、各話毎の盛り上がりが薄かったのもあるのかもしれません。

 

 

 

というわけで、今回は連載陣がどんどん入れ替わる怒涛の回でした! 次回くらいまではこの流れが続くのかな。ひとまず新連載の展開に期待です! では、また次回。